人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】ハナホウキタケ
新年度がスタートしてはや1ヶ月。
温かい日も増え、徐々に初夏の気配も近づいてきていますね。
今回はそんな夏を先どりして、紅サンゴのようにとても美しいきのこ「ハナホウキタケ」をご紹介します。
ハナホウキタケは、夏から秋にかけて発生するきのこで、
学名が「Ramaria=枝」「formosa=美しい」であることからも、
多くの人に美しいきのことされていることがわかります。
しかし、意外にも、肉の部分は白色をしています。
そんなハナホウキタケは、以前ご紹介した「ホウキタケ」と近縁の関係にあります。
ホウキタケは全体が白く、先端が淡赤色の美しい“食用”きのこでしたが、
このハナホウキタケは美しさもさながら、有毒のきのこなんです。
直売所では、ホウキタケと間違えてハナホウキタケが売られている
こともあるそうなので、ホウキタケを食べる際には、少し注意が必要なのだそう。
ちなみに見分けるポイントとしては、ホウキタケは根元が塊状になっているのに対し、
ハナホウキタケは根元から枝分かれしているという特徴があります。

中毒の程度は個人差があるようですが、食後数十分から3時間程度で
嘔吐、下痢、腹痛などの胃腸系の症状がでてくるそうですので、専門家の方に判断頂くか、
確信が持てない場合には観賞用としてお楽しみ頂く方がよいかと思います。
話は変わりますが、ハナホウキタケを含むホウキタケ類のきのこは
日本国内で20種ほど報告されているそうですが、未だに不明種が多く、
名前のついていないものもたくさんあるのだとか。
もしかしたら、図鑑に載っていない、新種のホウキタケ類に出会えることがあるかも?!
自分がはじめて発見したら、どんな名前を付けようかな~と考えるのもなんだか楽しいですね♪
橙紅色の見た目からも、なんだか夏の暑さを先どりしているような
元気な気持ちになる、美しいきのこ ハナホウキタケ。
ハナホウキタケのビビットな色で憂鬱な気分を吹き飛ばして、皆様も、5月を元気にお過ごしください!
「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪きのこ発見!情報を送る
◆◇◆ハナホウキタケ◆◇◆
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