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きのこアルバム

人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。

【きのこアルバム】マスタケ

マスタケ

 
新年度のスタートから、早いもので1ヶ月が経とうとしています。
気温もぐっと上がり、非常に過ごしやすい日々が続いていますね。
 
ぽかぽか陽気に誘われ、きのこも次々と顔を出し始めているそうで、
研究員は、つい最近、大量のトガリアミガサタケを発見したのだとか!
 
そこで今回ご紹介するのは、
様々なきのこが顔を出し始める春から、秋までの長期間みることができる「マスタケ」です。
 
マスタケは、漢字で書くと「鱒茸」。
写真からもわかる、鮮やかな“サーモンピンク色”が名前の由来だそうです。
 
上の写真は研究員もオススメする、色が綺麗なマスタケで、
鮮やかな色に加えフリルのように見える形も素敵な一枚です。
 
ミズナラなどの広葉樹に発生し、
実際、遠目からでも非常にわかりやすいきのこなのだとか。
 

マスタケ

 
ですがこのマスタケ、実は類似種がとても多く存在するのだそう。
 
例えば、現在、同じLaetiporus属のきのこで別種として扱われているものに、
食べるには適さない「ミヤママスタケ」、「アイカワタケ」というきのこがあります。
 
今はそれぞれ別種として扱われておりますが、
姿が非常に似ているため、今後はもしかしたら同属として扱われる可能性もあるのだとか。
 
似ていても、あるものは仲間で、あるものは別種で…
やっぱりきのこの世界は奥が深くて面白いですね!
 
ところでこのマスタケ、気になるのはやはり「味」です。
その味を表した、マスタケの驚くような英語名は、なんと「chiken of the wood」。
 
日本語に訳すと…「森の鶏肉」!
その名のとおり、鶏肉に似た食感を楽しむことができ、食べごたえがあるといいます。
 
ですが一方で、「風味は魚のようである」との感想も見られ、
独特な味わいを持つきのこであることがうかがえます。
 

マスタケ

なお、食用として適するのは若い時の柔らかいきのこで、
もともと多孔菌(マンネンタケなどの硬いきのこ)の一種であるマスタケは、
時間が経ち生長するにつれ、肉質が硬くなってしまうそうです。
 
食用とする際には、目で見て、触って確かめてから採取するのが良いとのことです。
 
因みに、前述のとおり非常に似たきのこが多いため、
マスタケを探し当てるには判別が難しいのだとか。
 
中には食べられないきのこもあるため、
きのこ選びにあまり自信がない方は、
“見て楽しむ”きのこ狩りがおすすめです。
 
いよいよきのこシーズンも到来しましたので、
安全には十分注意をして、きのこ狩りを楽しんでみてくださいね!
 

「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪
 
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◆◇マスタケ◆◇◆

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