忙しい朝も「美人」で出かける秘訣
シャワーを浴びたら、着替えてメイク、髪をつくって、日焼け止めも塗って……。何かと慌ただしい夏の朝、時間がいくらあっても足りませんね。時間をかければできるのは当たり前。この時期は、素早く楽にキレイをつくりたい!忙しさを言い訳にせず、いつでも美人でいられる簡単な方法があるんです。
今週の「きのこで菌活。」では、夏のイベントごとには欠かせない、「お酒を楽しく楽しむ」ための秘訣やきのこの効果をご紹介しています♪
朝の用意をパパッと済ませて、時短美人でイベントやBBQへでかけましょう!
■ ■ 執筆・監修 ■ ■
奥島美帆(美容研究家)
『美は、心・技・体。』を掲げる美容研究家。
早稲田大学大学院卒。運動生理学・臨床心理学を専門とし、メーカーにて疲労とストレスの研究に10年従事し。その後、教育業界に転職、独立。その経験を生かし、人間をトータルとして見た時に「健やかで美しく」あることを大切に考え、美容情報を収集・発信中。スキーでは国体出場経験ありの体育会系。二児のシングルマザー。
急がば回れ。メイクの時短は基本の「洗顔」から
朝の仕度をしているとき、化粧水、美容液、乳液、クリームと次々に使うと、一つひとつが肌の上でもたついて、すんなりと次に移れない、なんてことがありませんか?
「どうも肌に入りにくくなったな」と感じたら、まずは洗顔を見直してみましょう。「正しい洗顔」をすることが、結果として時短につながります。古い角質や汚れをしっかり取り除いておけば、コスメはスピーディに肌に浸透していきます。そして、肌が素早く整えば、ベースメイクの時間が短縮。時間をかけてでも正しく洗顔することが、全体としてメイクの時短に繋がるのです。
正しい洗顔方法
- 先にぬるま湯で洗う
軽い汚れを落として洗顔料のなじみを良くします。- 洗顔料はできるだけ細かく泡立てる。
細かい泡は肌の細部にまで行き渡るため、汚れを落とす力がアップします。- こすらず優しく洗う
よく泡立てた泡でふわふわと洗うことで、摩擦による肌の負担を軽減。ゴシゴシ洗うと角質層が乱れ、肌のバリア機能低下に繋がります。- すすぎは丁寧に
洗顔料が残っていると肌荒れを起こしたり、酸化してシミの原因となることもあります。
洗顔後は即スキンケア!
しっかりと洗顔をしたからといって、安心してはいけません。顔を洗ってバタバタとメイクの準備をしている間に、せっかく汚れを落とした肌は乾燥の一途をたどっています。実は、スキンケア製品がもっとも浸透しやすいのは、洗顔直後。そのタイミングを逃がさず、顔を洗ったら素早くスキンケアを済ませましょう。洗顔とスキンケアは、すべてひとくくりだと考えて!
そして、意外と手間取るのがボディケア。特にこの季節は、日焼け止めをしっかりと全身に塗っていると時間がかかりがちです。日焼け止めは、肌が乾燥していると伸ばしにくくなり、ムラにもなって効果も落ちてしまいます。そこで、顔に化粧水をつけるとき、ついでにデコルテや腕にもサッと化粧水を塗っておきましょう。これだけで、日焼け止めが格段に塗りやすくなりますよ。
ヘアスタイリングのコツ
手早くヘアスタイリングをするには、髪が「素直な状態」になっていることが一番です。寝癖がついてしまうと、それを直すのにも時間がかかり、スタイリングもしづらくなってしまいます。そこで、できる限り寝癖をつけない工夫をしてみましょう。
寝癖の主な原因は、髪の毛の「水素結合」。髪は、濡れている状態では結合が切れているため形を変えられますが、乾くと結合して固定されます。濡れた髪のまま寝てしまったり、睡眠中に頭に汗をかいたりすると、寝癖がつきやすくなるのはこのため。また、髪のダメージも寝癖の原因のひとつです。表面が荒れた髪はからまりやすくなり、ハネや広がりも起きやすくなります。さらに、内部まで乾燥した髪は簡単に折れてしまうため、ちょっとした圧でもひどい寝癖になりやすいのです。
寝癖をつけない方法
- ■ 髪をしっかり乾かす
特に根元を重点的に乾かします。また、最後に冷風を当てれば寝汗を防ぐ効果も。- ■ ヘアケアを十分にする
健康な髪をつくりましょう。乾かした後に洗い流さないトリートメントやオイルをつけると、髪の絡まりも防げます。- ■ 髪を固定する
髪が動かなければ寝癖はつきません。ゆるく結んだり、フードをかぶって寝るのもいいでしょう。
ゆるっと手軽な「くるりんぱ」
寝癖がついてしまったり、ブローをしている時間がないときには、結んでしまうのが簡単ですよね!ただし、単純にひっつめた地味なまとめ髪では、オシャレ度は半減。最近は抜け感のあるヘアアレンジがトレンドですから、ゆるふわなイメージにしておきたいですよね。そこで覚えておきたい技が、流行の「くるりんぱ」。おしゃれで、手の込んで見えるのに、1分でさっとできるアレンジです。
「くるりんぱ」のつくり方
- 1.髪を束ねてゴムでひとつに結ぶ
きっちりとまとめず、少しゆるめに結びましょう。- 2.結び目の上の髪を分けて穴を開ける
束ねた髪に下から指を入れ、結び目の上を左右に割って穴を開けます。- 3.穴に毛束を通す
穴を開けた指で毛束をつかみ、毛束を穴にくぐらせます。- 4.根元を締める
通した毛束を左右に軽く引っ張って、根元をきゅっと締めます。- 5.バランスを整える
結び目を手で押さえながら、トップの髪をつまんで引き出して、完成!
スキンケアやメイク、ヘアアレンジの時短テクニック、いかがでしたか?
夏バテで何もしたくないときでも、忙しくて時間がない日でも大丈夫。菌活で健康と美容をキープ、さらに短時間で仕度できるテクニックを駆使して、忙しい夏もキレイをキープしましょう♪
ヘルシーにお酒を楽しみたい方へ!
今おすすめのきのこレシピ
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霜降りひらたけとじゃがいものバター炒め
花粉や乾燥、紫外線により肌や髪へのダメージが増えるこの時期は、食事から美容に役立つ栄養素を摂りましょう♪霜降りひらたけには、別名「美容ビタミン」とも呼ばれるビタミンB2や、抗酸化成分であるエルゴチオネインが豊富に含まれています。またじゃがいもやピーマンにはビタミンCが豊富なので効果を後押し!材料を炒めるだけの手軽さもポイントです。
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