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11月の特集テーマ
スッキリ暮らす、片付けのヒント

プチプラで実現! 大掃除にも活用したい片付けアイデア【片付け上級編】

2017.11.27

今年こそ、早めに取り掛かりたい大掃除。これまで3回に渡って、捨てることを中心としたモノの整理についてお伺いしてきました。今週の「きのこで菌活。」コラムでは、きのこのビタミンでターンオーバーを整えることで美肌をつくる方法を特集していますが、「トレンドコラム」でご紹介するのはアイデアで家をパパっと片付ける方法です。ポイントとして抑えておきたい収納の黄金ルールと、生活の中のデッドスペースを活かして、スッキリとした生活空間を実現する方法をご紹介します。

今年こそ、早めに取り掛かりたい大掃除。これまで3回に渡って、捨てることを中心としたモノの整理についてお伺いしてきました。今週の「きのこで菌活。」コラムでは、きのこのビタミンでターンオーバーを整えることで美肌をつくる方法を特集していますが、「トレンドコラム」でご紹介するのはアイデアで家をパパっと片付ける方法です。ポイントとして抑えておきたい収納の黄金ルールと、生活の中のデッドスペースを活かして、スッキリとした生活空間を実現する方法をご紹介します。

教えてくれたひと
すはらひろこ(Suhara Hiroko)片づくおうちプランナー
一級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー認定講師、華道草月流師範。暮らしの「もやもや整理」に365日取り組む、片づけ・収納・模様替えのエキスパート。建築とインテリアの資格と共働き経験から生まれた、無理なくできる効率の良いメソッドに定評がある。住宅の商品開発や収納用品の企画監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。新聞やWEBでの連載執筆をはじめ著書・監修書も多く、人気講師として各地でセミナーを多数開催。近著「シンプルに暮らす 無印良品で片づく部屋のつくり方」(エクスナレッジ)がある。
【おうち素敵ラボ】
http://ouchisuteki.com

片付けの3つの黄金ルール

「片づけの上級者は共通して、片付けの3つの黄金ルールをしっかりと実践できているものなんです。そのルールを守りつつ、デッドスペースを生かした、カンタンな収納テクニックを生かすことで、今年の年末大掃除をしてみませんか」

ルール1 使ったものは収納場所に戻す

整理をして、収納場所を決めたのだから、使ったら元々あった場所にスグ戻すことを徹底!
使いやすい場所を収納場所にするのもポイントです。

ルール2 使わないものを見つけたらスグ処分

賞味期限切れの食材はスグ捨てる、長年使っていないモノはリサイクルへ。

ルール3 使わないモノで場所をふさがない

床や通路に物を置かない。新しく買ってきたものは収納場所をスグに決める。

「もっとも使用頻度の高いものは、腰から頭までのラクに手が届く場所に。次に使用頻度の高いものは、手を伸ばせば届く高さや、腰をかがめれば届く高さに収納します。毎日使う調理器具は引き出しなどにしまわずに、すぐに手に届く位置につりさげ、ワンタッチでとれるようにするのが効果的です。よく着る服はハンガーにかけて干して、ハンガーのままクローゼットへ仕舞うのもOK。ハンガーから外して、畳まずに散らかしておくよりもよっぽどお部屋もすっきりしますよね」

 使用頻度 収納場所 動作
いつも使う 机の上の決まった位置に置いておく  (1)取る
たまに使う 引き出しから取り出す (1)開ける (2)取る(3)閉める
ほとんど使わない 高い戸棚から物を取り出す (1)台に上る (2)戸棚を開ける(3)取る
(4)戸棚を閉める (5)台から降りる



このように改めて考えてみると、モノを取り出すということだけでも動作に差がでるんです。大掃除や片付けの機会には、収納場所を改めて検討することで、生活の時短を叶えられそうです。

家の中がきれいに片付く、悩み解決アイデア

ちょっとした工夫で、家の中がキレイになり、生活もしやすくなることがわかってきました。収納場所は、各家庭にある家具や戸棚により異なりますが、ベストな場所が必ずあると話す、すはらさん。

「収納場所をじっくりと考えると『こんなところにも収納できる!』という発見があります。モノを処分しても収納スペースが不足しているという方は、デッドスペースを生かすのが得策。しかし、デッドスペースは家によって異なりますから、時にはDIYが必要になることも。簡単にできるアイデアをいくつかご紹介しますね」

1、 使っていないスーツケースに仕舞う

季節外れの洋服、普段使わないスキーウエアなどの収納場所にぴったり。出し入れしやすく便利です。

2、 キャスターを付けて、ソファやベッド下に収納

意外と見落としがちな脚つきソファの下は、急な来客のときにも役に立つデッドスペース。100円ショップで売っているカゴやすのこの下にキャスターを付ければ、狭い場所への出し入れがとても簡単に。

3、 扉裏に引っ掛ける

シンクや流し台の扉裏は、フック+かごや洗濯ネットで簡単な収納スペースに。洗濯ネットは安全ピンで好きな長さに調整すれば、ポケットまでできて、すごく便利!

4、 洗濯機の横につりさげる

洗濯機の横に吸盤フックを付ければ、ハンガーやお風呂の掃除用具などつり下げられ、狭いデッドスペースでも有効活用できます。

5、 100円ショップの突っ張り棒でカンタンラックづくり

収納のないトイレや玄関では、突っ張り棒を使って天井下に収納スペースを作ってしまいましょう。トイレットペーパーなどの軽いものなら、あっという間にすっきりします。

「デッドスペース活用のアイデアとは少し違うのですが、ベビー服や子供服をかたづけるときには、何歳何ヶ月という月齢の表示とともに、着ていた季節がわかるようにして、大きな袋やビニール袋などに入れて整理しておくと、とても便利です。子どもは成長が早いので、上のお子さんが夏に着ていた服を、下のお子さんがちょうどよく夏に着られるとは限りませんよね。『時期が合わないな』と思ったら、スグにリサイクルに出すなどがポイントです」

このように仕舞っておくと、人に譲るときにも、わかりやすくて便利。なかなか捨てられない子供服を整理する基準にもなります。

今週お伝えした片付けのポイント
◯ 100円ショップなどで手に入る小物でアイデア収納を実現
◯ 仕舞える場所は、どこでも活用。でも詰め込みすぎはNG

4回にわたってお送りしてきた、年末に向けた片付けの方法。きのこで菌活での身体の中からのデトックスにあわせて、お部屋のデトックスも毎日の習慣にすることで、心も身体もそしてお部屋も、いつでもキレイを叶える事ができそうですね。

【今週更新!きのこで菌活。】

年末に向けて、いまから片付けを始めれば、快適な年末年始を迎えられること間違いなしですが、冬本番に向けた食事も今から意識を。乾燥肌を予防するポイントは、冬のはじめの食事が重要です。

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

今おすすめのきのこレシピ

きのこたっぷり炊き込みご飯

寒暖差が大きくなり、自律神経が乱れやすくなるこの時期。きのこには、自律神経が多く集まる「腸」を整える食物繊維が豊富なので、自律神経の乱れやすいこの時期の健康な身体をサポートします。また、合わせるしょうがは身体を温める働きがあり、体調管理を後押しします。きのこに豊富なうま味で、だし要らずでもおいしく仕上がります♪

レシピを見る