楽しまなきゃ始まらない!大人女子的あたたかファッション
10月のピンクリボン月間に合わせ、現代を生きる女性のライフスタイルを紹介している今月のトレンドコラム。今週は、女性の楽しみの一つであり暮らしに欠かせない「ファッション」をテーマにお届け、読者モデルとして活躍される井本悦代さんにお話を伺いました。いくつになってもおしゃれを楽しむためのポイントや、今年の秋冬ファッションのトレンドとは?さらに、秋冬ファッションを楽しみながらできる「冷え対策」もレクチャー。女性に多い「骨粗しょう症」対策をお伝えしている今週のきのこで菌活。コラムとあわせてお楽しみください。
—————— 教えてくれたひと ——————
井本悦代 (Etsuyo Imoto)
読者モデル・コスメコンシェルジュ。20代から読者モデルとして活動をスタートし、現在に至るまで、『JJ』『VERY』『STORY』『美ST』などの雑誌や、広告、インフォマーシャルなどで活躍。また、これまでの経験を生かし、美のために続けてきた“美人生活”をブログで発信中。日本グルーデコ協会認定講師、ユリシスドンネデコ認定講師、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、日本化粧品検定一級取得・コスメコンシェルジュなど、多彩な顔をもつ。【ブログはコチラ】
ファッションは、現代の女性に自信とゆとりを与えてくれる
ファッションやヘアメイク、美容やコスメなど、女性にとっての「おしゃれ」は、毎日の生活を彩ってくれる大切なファクターのひとつ。今回お話を伺った井本さんは現在40代、ファッション雑誌で読者モデルを務めるかたわら、美肌ビューティモデル・コスメコンシェルジュとして、美容情報を発信しています。そんな井本さんが最初にファッションやメイクに目覚めたのは20代、読者モデルとして活動を始めた頃のこと。
「ファッションは男女問わず楽しめるものですが、特に女性は、洋服にヘアアレンジを合わせたり、メイクを変えたりと、自分の印象までも様々にアレンジして楽しむことができるのが魅力の一つだと思います。私の場合は読者モデルとして活動しているので、一般の方よりはたくさんの服を着てきました。ときには、1時間のうちに何種類ものコーディネートを着用することもあるんです。その中で気づいたのは、ファッションやメイクには、気持ちまで変えてくれる力があるということ。シックな服を着れば落ち着いた気持ちになりますし、スポーティなファッションでは活動的になります。それに、不思議と、服が変わると仕草まで変わってくるんですよ」
20代では『JJ』の読者モデルとして、30代では『VERY』の読者モデルとして10年間活躍、40代を迎えた現在は、『美ST』『STORY』の読者モデル。そんな井本さんにとってのファッションは「自信を与えてくれるもの」。
「現在、私は『美肌ビューティーモデル』として、ブログで情報発信をしています。この肩書きは、以前、『素肌力コンテスト』でファイナリストとなったときからのもの。化粧品は何を使ってるのか? 何を食べているのか? など質問を受けることが多かったことと、友人のすすめもあって、1年半前からスタートしました。美容法をメインに、ファッションやメイク、コスメのこと、また趣味のワインのことまで(笑)、日々の暮らしをつづっています。私がお伝えしたいのは、女性の美しさは、毎日の積み重ねで維持できるということ。そしてその積み重ねが自信につながるということなんです」
ただし、家事や子育てに忙しい主婦の方や、毎日の仕事に追われているビジネスパーソンなど、現代の女性は、ファッションを楽しむゆとりをもちづらいのも事実です。最低限のマナーとしてのナチュラルメイクやオフィスカジュアルで精一杯という人も多いでしょうし、思うようにおしゃれに時間を割くことができない人も多い中、井本さんからはこんなアドバイスをいただきました。
「たしかに、現代の女性はやること・やりたいことが以前より増えていて、昔ほどメイクやファッションを楽しみにくくなっているのかもしれません。でも、時間がない中でも、ほんの少しポイントメイクをするだけで、気分がぐっと明るくなったりするんです。服も同じで、最先端のトレンドを追う必要はありませんが、自分の肌色に合う色を選んだり、顔映りのいいものを知っていると、コーディネートがもっと楽しくなるはず。特にメイクは、いわば女性の特権。楽しまないのは損ですし、女性にとってファッションやメイクは、気持ちを切り替えてゆとりをもたらし、自信をもって前向きに生きていくことにつながると思うんです」
今年の秋冬は、冷え対策も取り入れながら自由にコーディネートを楽しむ!
ファッションとは、気持ちを変え、仕草を変え、自信を与えてくれるもの。そうであれば、いつも同じ服を着るのではなく、季節ごとに、そしてそのときどきのトレンドを取り入れていくことは、日々の暮らしによりいっそうの彩りと活力を与えてくれるはずです。
2016年秋冬のトレンドとして注目されているのは、「自発的」という意味の言葉で、既成概念にとらわれずに自由にコーディネートを楽しむ「スポンテニアス(spontaneous)」というワード。そのほか、70〜80年代を感じさせるレトロなコーディネートなどさまざまな傾向がある中、井本さんが注目しているのが 「アニマル柄」 です。
「アニマル柄は多くのブランドがプッシュしていますが、いつもの着こなしにプラスして靴やバッグに取り入れるだけで、今年っぽい表情をつけることができますし、大人っぽいアレンジにも似合うんです。そのほか、ノスタルジックなワイドパンツは引き続き人気がありますし、膝丈プリーツスカートやしっかり素材のタイトスカート、ロングカーディガンなどのアイテムも今年の気分を感じさせてくれます」
【井本さんおすすめコーディネート 1】
ウィークデイの通勤やカジュアルレストランでのランチ
久しぶりに合う友人とのティータイムなどに
シューズにアニマル柄を取り入れ、おしゃれな雰囲気に
◆ 女性らしくまとめたいときにオススメのタイトスカート
◆ 足元にアニマル柄を取り入れ今年らしさをプラス
◆ 光沢のあるブラウスに、しっかり素材のタイトスカートを合わせて、秋冬感をアップ。☆ しっかり素材のスカートなら、上からコートなどを羽織っても、コーディネートのバランスが良くピシッと決まる
☆ 小物でゴージャスにもカジュアルにも。
「ベージュって意外と、自分の肌に合う色を見つけづらい色なんですが、このブラウスは、私の肌色と馴染んで気に入っています。流行のアニマル柄もヒールのあるパンプスなら、子供っぽくもオバサンぽくもならずにキレイに着こなせますよ」
そして、休日には、もう少しラフなニットスタイルがオススメと話す、井本さん。2つめのコーディネートは、肌の見え感がポイントの着こなしです。シーズンごとに登場するトレンドアイテムをすべて取り入れることはできないけれど、自分の体型やライフスタイルに合うものを取捨選択してコーディネートしていくことがおすすめ、と井本さんは言います。間もなくやってくる本格的な冬の「冷え対策」も意識しなから、流行を取り入れたコーディネートを紹介してくれました。
【井本さんおすすめコーディネート 2】
休日のショッピングや家族とのお出かけに
「首元を暖かくするだけで、身体は意外と冷えないですよ。」 ◇ 肩を見せるタイプのニットで女性らしさを演出
◇ 首元をしっかりと保温し、外を歩くときには外に一枚羽織れば、秋冬のお出かけもOK!
◇ 黒のテーパードパンツに流行のシューティ(足の甲の切込みが深いパンプス)で、あか抜け感アップ!トレンチコートならカジュアルにもシックにも似合う
☆ 首元が詰まっている分、足元の肌見せで、バランスをとることがポイント ☆
「女性にとって、『冷え』は大敵。身体が冷えれば婦人病の原因にもなりかねませんし、代謝が悪くなり、身体全体の不調へとつながることもあります。食べ物や生活習慣で冷えを防ぐことに加えて、ファッション面でも対策していきたいですね。服に響かないよう、薄手でも保温効果のある下着を着たり、タイツで足元はしっかり温かくしたり。首元もマフラーやファーなどをうまく取り入れて、おしゃれに見せながら防寒したいものです」
美を保つために、ファッションやメイクはもちろん、美肌のために食生活にも気を使っているという井本さん。最近ではエゴマ油や発酵食品を毎日の食事に取り入れるなど、日々、工夫を楽しんでいます。きのこも大好きで、サラダや炊き込みごはんをよく作っているそう。ファッションを楽しむことで、もっと輝く女性へ。井本さんのライフスタイルやファッションへのこだわりからは、そんなメッセージが伝わってきました。
【次週は、メンタルコーチで作家の鈴木真奈美さんが登場。現代を生きる女性の大切なファクターである「毎日の暮らし」や「仕事」の観点から2週にわたって「自分らしく生きる」魅力とヒントをお届けします。次週もどうぞお楽しみに!】
今おすすめのきのこレシピ
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きのこ入りだし巻き卵
本格的な秋が始まる10月は、寒暖差から風邪などの不調を引き起こしやすい時期。きのこに豊富な食物繊維は、免疫細胞の約7割が集まる「腸」を整えたり、免疫維持に役立つ腸の「短鎖脂肪酸」を増やしたりすることで、季節の変わり目の体調管理をサポートします。また、卵に豊富なタンパク質も免疫維持を後押しします。うま味たっぷりの一品で、秋を元気に楽しみましょう!
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