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きのこで菌活。

いよいよツライ花粉症は、きのこにお任せ!

菌活4

 

くしゃみ、鼻水、目のかゆみ……花粉症の症状が出ている人はもちろん、ゴーグルをかけてマスクをしている人を見るだけで、いたわってあげたくなるほど辛い花粉症。実は、誰もがその“花粉症予備軍”だってご存知でしたか。今週のトレンドコラムでは、“いい生活”のための心理学をお伝えしていますが、より良い暮らしのためにも体の健康は大切。そのためにも、きのこで菌活で効果的な花粉症対策を知っておきましょう。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

藤原朋未

藤原朋未(管理栄養士・幼児食アドバイザー)

実践女子大学食生活化学科管理栄養士専攻卒業。卒業後は保育園栄養士として勤務し、給食管理、栄養相談などに携わる。現在は(株)エミッシュに所属。『健康』『美容』『栄養価』などの切り口で管理栄養士ならではのレシピ提案・コラムの執筆を行う。
ブログ: http://ameblo.jp/bikokukomachi/

 

花粉症は、免疫機能が乱れている状態

—— 編集部:もうすぐ3月、いよいよ花粉症が辛いという方も多いと思います。そんな症状を“いたわる”方法を教えていただけますか。

—— 藤 原:では、最初に花粉症のしくみからご説明いたします。今月は、細菌やウイルスなどからカラダを守る免疫力についてお伝えしてきましたが、実は花粉症は免疫が過剰に反応することで起こるのです。つまり、本来はカラダに害のない花粉を異物とみなして排除しようと、免疫機能がくしゃみなどアレルギー反応を起こしてしまうんですね。

—— 編集部:ということは、免疫力が強くなると症状がひどくなるのではありませんか?

—— 藤 原:いいえ、花粉症の場合は「免疫バランスが乱れている」状態なんです。これまでお伝えしてきた「免疫力をアップ」させるということも、言い方を変えれば「免疫バランスをいい状態に整える」ということになりますね。

—— 編集部:なるほど。では、体の免疫を整えれば花粉症は治るのでしょうか?

—— 藤 原:花粉症の原因は、環境や生活習慣、食生活のほか、もって生まれた体質も原因のひとつとされています。完全に治すのは難しいですが、免疫力が落ちているときに花粉症が発症したり、症状がひどくなったりしますから、やはり免疫力をアップさせる、つまり免疫機能を整えることが大切です。

 

花粉症は食べて治す! その3つの対策

 
マイタケ 
—— 藤 原:花粉症には、大きく分けて3つの対策があります。ひとつめの対策は「免疫機能を整える」ことです。腸内の悪玉菌が増えると免疫細胞が過敏になり、少しの刺激でも過剰に反応して、花粉症の症状が出やすくなってしまいます。これまでお伝えしてきた免疫力アップのポイントは覚えていらっしゃいますか。

—— 編集部:きのこの「食物繊維」や「ビタミンD」が免疫機能を整えてくれるんですよね。

—— 藤 原:そのとおりです。毎日少しずつでもそれらの栄養素を摂取することがポイントなので、継続的な「きのこで菌活」が解決の近道になります。

—— 編集部:症状が辛いときはどうしたらいいですか?

—— 藤 原:「症状を和らげる」ためには、抗酸化作用のあるビタミンやポリフェノールを十分に摂りましょう。きのこに豊富なビタミンB群は粘膜を保護する働きがあるので、目のかゆみで受けたダメージを回復させてくれる効果もありますよ。これが2つめの対策になります。ビタミンなどの栄養素を摂取するためには、ほうれん草やにんじん、れんこん、カリフラワーなど、旬の野菜もおすすめです。

—— 編集部:ビタミンはきのこにも豊富でしたよね。免疫力アップにいいビタミンDのほかにも、ビタミンB群も豊富ですし。

—— 藤 原:はい、そのとおりです。そして花粉症対策の3つめ「アレルギー反応を抑える」ために抗アレルギー作用があるDHAが豊富な青魚を食べるといいでしょう。
今回ご紹介する「きのことサバ缶のクリーム煮」のように腸内環境を整えるきのことDHAがたっぷりの鯖、抗酸化作用のあるほうれん草を食べ合わせることで免疫力アップ効果が期待できますよ。ぜひバランスよく栄養を摂って、この時期を家族やパートナーと健康的に過ごしてほしいですね。

—— 編集部:美味しい旬の野菜と青魚、そしてきのこを一緒に摂れば花粉症対策もバッチリですね!
 
【花粉症対策について詳しくはこちら!】
 
 

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