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菌活コラム

初秋のケアがカギ!夏の疲れ肌・髪ダメージを整えて秋のキレイを叶える菌活術

2026.09.14
初秋のケアがカギ!夏の疲れ肌・髪ダメージを整えて秋のキレイを叶える菌活術

9月も中旬となり、少しずつ過ごしやすい日が増えてきましたね。一方で、「肌のくすみが気になる」「シミが目立つ」「髪がパサつく」「抜け毛が増えた気がする」など、美容に関する悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
初秋となる今の時期は、夏の間に浴びた紫外線や、夏の間の汗・皮脂、エアコンによる乾燥など、様々な要因によって蓄積した肌・頭皮のダメージが表面化し、肌や髪の悩みを抱えやすくなります。秋以降も美肌と美髪を維持するためには、季節の変わり目となるこの時期を「リセットの季節」として、集中的にケアすることが大切です。

そこで今回は、季節の変わり目に肌や髪に関する悩みが増える理由や、食事と生活習慣でできる美容ケアのポイントをご紹介します。

INDEX

季節の変わり目に肌や髪の悩みが増える理由とは?

この時期の肌や髪のトラブルの大きな原因の一つに、夏の間に浴びた紫外線ダメージがあります。紫外線は肌のシミ、シワ、たるみなどの光老化(通常の老化とは異なり、紫外線の当たる場所に強く現れる特定の老化現象)の大きな原因となるうえ、頭皮が紫外線にさらされることで、髪のツヤやハリに影響することも報告されています。

季節の変わり目に肌や髪の悩みが増える理由とは?

また、夏は紫外線の量も強さもピークとなっており、紫外線が肌や髪の奥にまで届き炎症を起こすため、夏を越えた今の時期は、肌や髪のハリや基盤に関わる“コラーゲン”・“エラスチン”が減少している状態になります。一方、今の時期は気温と日差しが少し落ち着くことで紫外線対策を怠りがちになりますが、9月は依然として真夏と同様に紫外線量が多いため、更なるダメージや悪化を防ぐためにも、引き続きしっかりと紫外線対策を行うことが大切です。

加えて、夏はその暑さから汗や皮脂が多く分泌されるため「うるおっている」と錯覚しやすい一方で、実際には細胞の水分量が低下していることが少なくありません。そのため、細胞の保水量が少ないまま秋になり、気温や湿度が下がることで一気に乾燥が現れ、肌のくすみや髪のパサつきを感じやすくなると言われています。

美容ケアのために意識して摂りたい栄養素

夏の間に蓄積した肌や髪のダメージをケアしてうるおいを保つためには、化粧品による外的なケアと合わせて、食事で身体の内側から肌のターンオーバーの周期を整え、乾燥させないことが大切です。
中でも肌や髪の材料となる脂質の代謝に関わる「ビタミンB2」は、美容ケアに欠かせません。ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持に欠かせない栄養素で、肌などの細胞の生まれ変わりを助ける働きがあります。また、紫外線ダメージを受けた肌の回復にも役立つことから別名「美容ビタミン」とも呼ばれています。

美容ケアのために意識して摂りたい栄養素

また、近年注目されているのが、強力な抗酸化物質である「エルゴチオネイン」です。エルゴチオネインとは人の体内では作り出せないアミノ酸の一種で、肌荒れや抜け毛の原因ともなる活性酸素から細胞を守る働きがあるとされています。加えて、エルゴチオネインには肌のうるおいを保つ働きもあるため、夏場から蓄積した肌や髪のダメージケアに効果的です。

秋本番に向け、肌と髪を整える「きのこ」の効果

前章でもご紹介したように、紫外線ダメージや秋の乾燥から肌や髪を守るためには、化粧品や日焼け止めなどを使った外的なケアに加えて、食事で内側からケアすることが大切です。中でも美容に役立つビタミンB2やエルゴチオネインといった栄養素を積極的に摂ることが、秋の美肌と美髪を守ることにつながりますが、これらの栄養素が豊富に含まれているのが「きのこ」です。

秋本番に向け、肌と髪を整える「きのこ」の効果

きのこには、肌や髪の生まれ変わりを助けるビタミンB2や、抜け毛対策、うるおいケアに役立つエルゴチオネインが豊富に含まれているうえ、肌荒れの原因となる「腸」の老廃物の排出を促す食物繊維や、肌や髪の材料となるタンパク質の代謝に関わるビタミンB6も豊富に含まれています。

夏のダメージを解消し、秋を健康で美しく楽しむためにも、美容ケアに役立つ「きのこ」を取り入れたバランスの良い食事を心がけましょう。

秋の「キレイ」を保つ生活習慣のポイント

食事に加えて、生活習慣の中で見直したいのが「睡眠」です。睡眠中には成長ホルモンが分泌されるのですが、この成長ホルモンは肌や髪の補修に働きかけるため、睡眠不足になることでくすみや乾燥、小じわなどの原因となるうえ、髪の成長にも悪影響を及ぼします。秋は気温が下がり、良い睡眠を得るには最適な季節です。就寝前のスマートフォンの使用を控えたり、ぬるめのお風呂で身体を温めたりするなど、睡眠に良い生活も意識していきましょう。

秋の「キレイ」を保つ生活習慣のポイント

さらに、「洗顔後はすぐに保湿する」、「適度なストレッチやウォーキングで血流を改善する」など、今日からできる毎日のケアも心がけていきましょう。秋に向けた美容ケアは「夏のダメージをリセットする」が何より大切です。日々の生活習慣や食事の内容を工夫することで、健やかな肌と髪を維持していきましょう。

年代別!秋の美容ケアのポイント

最後に食事や生活習慣に加えて、年代別に気を付けたい美容ケアのポイントと対策法をご紹介します。

【子ども】

子どもの皮膚は大人より薄く、紫外線の影響を受けやすいとされています。夏の間に溜まったダメージを今以上に増やさないためにも、秋でも外遊びでは帽子を着用し、専用の化粧水やクリームなどで保湿を続けることが大切です。また、好き嫌いが多い時期でも、きのこや野菜を細かく刻んでハンバーグやカレーに入れるなど工夫することで、肌や髪のケアに必要なビタミンB2やエルゴチオネインを自然にとり入れることができます。水分もジュースばかりにならないよう、水や麦茶を日ごろから摂るようにしましょう。

【若年層】

若年層はホルモンバランスの影響により皮脂分泌が比較的多い一方で、水分をこまめに摂らなくても皮膚自身の能力で水分量を見かけ上調整出来てしまうことから、インナードライ(肌内部の乾燥)が起こりやすくなります。仕事や作業に集中している時でも、水や麦茶といったカフェインレスの飲み物をこまめに摂ることを心がけましょう。また、洗浄力の強い洗顔料やシャンプーで洗い過ぎず、肌質や髪質に合った化粧水や乳液、ヘアミルクなどでしっかり保湿することも大切です。

【中年層】

中年層では女性ホルモンや男性ホルモンの変化により、肌のハリや髪のボリュームが低下しやすくなります。さらに、加齢とともに細胞の機能が低下しやすいため、肌と髪の紫外線対策は夏だけで終わらせず、秋以降も継続することが大切です。また、紫外線を予防するためには抗酸化作用を持つきのこなどに加えて肉や魚といったタンパク質を意識して摂ることが、肌や髪の健康維持につながります。肌ケアや髪のケアも年代に合った成分をとり入れることで、より効果的にケアしてきましょう。

【高年層】

加齢とともに皮脂分泌や水分保持力が低下するため、乾燥対策が大切になります。肌、髪ともに保湿成分の入った化粧品を活用しつつ、肌や髪の生まれ変わりに欠かせないタンパク質やビタミン類を積極的に摂取しましょう。のどの渇きも次第に感じにくくなる年代のため、乾燥を予防するためにも「のどが渇いた」と感じる前にこまめに水分補給を行うことが大切です。

夏の終わりから秋にかけては「美容の分かれ道」と言われるほど、この時期の美容ケアが1年の肌や髪の状態を左右します。毎日のスキンケアと合わせて、きのこを取り入れた栄養バランスの良い食事や、良い眠りといった生活習慣を見直すことで、肌や髪の本来の健康な状態を維持することが大切です。身体の内側と外側の両面からケアを行うことで、美しく健やかな秋を心地よく楽しんでいきましょう。

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池田 正典
医療法人雨宮病院 副院長 / 群馬大学医学部 卒業

志摩 龍之介
雨宮病院リハビリテーション部 / 理学療法士