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きのこ面白情報

かわいいきのこグッズや、不思議で楽しいきのこカルチャーをご紹介!

【きのこ面白情報】とよ田キノ子さんコラムVol.28 紅葉狩り的きのこ狩りのススメ

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こんにちは。
とよ田キノ子です。

9月に入り、秋らしくなってきました。
そして、きのこ好きにとっては、浮足立ってくる季節の到来です。
ネット上でも秋のきのこの報告を見かけることが増え、このコラムを書いている今も、
「そろそろあの場所に、あのきのこが出ているんじゃないかしら…」とソワソワしています(笑。
今年は夏が暑かったため、きのこの発生が増えるのではないかという記事も出ていましたので
これは期待せずにはいられません。
ただ、きのこの発生が増えるということは、毒きのこも含まれているわけで、
きのこ狩りへおでかけの際には十分にお気を付けくださいね。
「迷ったら食べない」これが鉄則です。
そうなると、きのこ初心者さんにはハードルが高くて気軽に楽しめないのでは…と思われるかもしれませんが
「狩り」といっても、食べられるきのこを採るだけが きのこ狩りの楽しみ方ではありません。
日本には「紅葉狩り」という自然を愛で、目で楽しむ素敵な文化があります。
きのこ狩りも紅葉狩りのように、きのこを眺め、観察し、
色の変化や形の面白さ、触感などを楽しんでみてはいかがでしょうか。
きのこと同じ高さに目線を落として見ると、きのこだけでなく、今まで見えなかったものも見えてくると思いますよ。

森でのきのこ狩りも良いですが、街でのきのこ狩りも。
この時期、お店のショーウィンドウやディスプレイ、ポスターなども秋らしい賑やかなものになりますよね。
そんなところに生えているきのこを見つけるのもまた楽しいものです。
そして、やはりきのこグッズが増えるのもこの季節。
今年はきのこグッズも豊作!コレクターとしてハンターの目が光ります。
そんな中から、最近の私のきのこ狩り成果をご紹介しようと思います(笑。
上の写真は、franche lippee(フランシュリッペ)のメガネケースです。
意外と気に入るものがなかったきのこ柄のメガネケース、やっと「これは!」というものに出会いました。
同柄のメガネ拭きが付いているのも嬉しいポイント。
オリジナルプリントの生地「きのことロバ」には、カラフルなきのことともに水辺でくつろぐロバたちが。
ロバが小さいのか、それともきのこが大きいのか?
なんだか不思議な組み合わせの絵柄も、想像を掻き立てられて楽しいです。
「きのことロバ」シリーズは他にもワンピースやチュニックもあって、これもかわいいのです。
思わずあれもこれも…となってしまいますが、
街のきのこ狩りで“菌”を得るためには“金”が必要ということで、厳選したものだけをそっとカゴへ…。
「迷ったら食べない」…ではなく「迷ったら買わない」という決断が必要になってくる場面もしばしば。
きのこ狩りは森でも街でも、やっていることは大差ありません。
誘惑の多い街のきのこ狩りこそ、紅葉狩り的きのこ狩りを楽しむというのがいいのかもしれませんね(笑。

【次回コラム予告】
菌友をつなぐコラム、5人目は アーティスト・鈴木安一郎さんです。
富士のきのこ写真を撮り綴った『きのこのほん』やフリーペーパー『きのこの友』を発行している鈴木さん、
アーティストにとって「きのこ」とはどういう存在なのでしょうか?
どうぞお楽しみに。

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とよ田キノ子
アートディレクター、グラフィック&ウェブデザイナー、きのこグッズコレクター。
2007年に“キノコ病”を発症し、以後「とよ田キノ子」名義で活動を開始。
キノコグッズコレクションの展示や、キノコをモチーフにしたイラスト作品展、
キノコイベント等を開催。
2011年9月、グラフィック社より出版された『きのこ(乙女の玉手箱シリーズ)』を監修。
日々、キノコの魅力を伝える“胞子活動”を行っています。
信州きのこの会会員。

とよ田キノ子さんウェブサイトはコチラ

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