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きのこ面白情報

かわいいきのこグッズや、不思議で楽しいきのこカルチャーをご紹介!

【きのこ面白情報】とよ田キノ子さんコラムVol.18

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きのこ年の、終わりと始まりに

こんにちは。
とよ田キノ子です。

2012年は、“きのこブーム”なんて言葉もチラホラ聞いた年でした。
テレビやラジオ、新聞などでも特集が組まれたり、
きのこ関係の書籍やイベント、展覧会も多かったように感じます。
そうそう、きのこ組をはじめとしたきのこキャラクターたちの人気も衰えず、でしたね。
この「きのこらぼ」も2012年4月にスタートし、様々なきのこ情報をご紹介していますが、
皆さまからの反応もいただけるので、ますますきのこの輪が広がっているのを感じます。
私個人的にも新聞・雑誌やラジオ、イベントなどでお話させていだく機会が多くあり、
胞子活動としてはとても充実した年になりました。皆さまに感謝です。

“きのこブーム”と言われますが、きのこはこれまでも各地で楽しまれてきました。
ここ数年はインターネットを介してのコミュニケーション(TwitterやFacebookなどのSNS等)によって個々が繋がり、視覚化された各地の情報が得やすくなったことも
“きのこブーム”という現象になった要因のひとつじゃないかなあと思っています。
きのこに例えれば、普段は地中で見えなかったきのこの本体(菌糸)が更に広がって、
至るところで目に見える“きのこ”という形になったことで、
たくさんの人の目に止まるようになったというかんじでしょうか。
つまり、“きのこブーム”を言い換えれば、きのこカルチャーが大豊作だったということ。
ブームは流行り廃りがありますが、きのこ的には豊作・不作という表現がしっくりきます。
(きのこファンとしては来年も豊作であることを願ってやみませんが!)

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そんな2012年を振り返りつつ、
今回ご紹介するのは、金森三千雄さん・著『きいろい不思議なキノコ』です。
300年に1度、満月の夜に現れる きいろい不思議なキノコ。
話かけてくれる森の動物達とも仲良しでしたが、キノコには声を出せない理由がありました。
お話は静かに流れ、じんわりと心に染み渡っていきます。
そして、きいろい不思議なキノコの300年に1度の生を通して、
誰のために、どのように生きるかということを、私達に教えてくれるのです。
1年の終わりにこれを読んで、改めて今年を振り返ってみるといろいろと考えさせられました。
ますます豊かな人生を送るためにはどうすればいいか、
きのこを通して気付かされること・教えられることは少なくありません。
2013年もまた、きのこ達と共に楽しく充実した時間を過ごしていきたいですね。
皆さまも、すてきな1年になりますように。

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とよ田キノ子
アートディレクター、グラフィック&ウェブデザイナー、きのこグッズコレクター。
2007年に“キノコ病”を発症し、以後「とよ田キノ子」名義で活動を開始。
キノコグッズコレクションの展示や、キノコをモチーフにしたイラスト作品展、
キノコイベント等を開催。
2011年9月、グラフィック社より出版された『きのこ(乙女の玉手箱シリーズ)』を監修。
日々、キノコの魅力を伝える“胞子活動”を行っています。
信州きのこの会会員。

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