1月の特集テーマ
神社仏閣をめぐる旅。

感謝の気持ちとともに初詣へ

2018.01.01

新年を迎え、初詣に行かれた方も、これから行く予定という方もいらっしゃるかと思います。さて、初詣は神社に行きますか? お寺に行きますか? 今週の「きのこで菌活。」コラムでは、新年の新しい習慣としてきのこで菌活を始めるメリットをご紹介していますが、「トレンドコラム」では、神社仏閣を訪ね、お参りすることの魅力や初詣の由来、その作法をご紹介します。

新年を迎え、初詣に行かれた方も、これから行く予定という方もいらっしゃるかと思います。さて、初詣は神社に行きますか? お寺に行きますか? 今週の「きのこで菌活。」コラムでは、新年の新しい習慣としてきのこで菌活を始めるメリットをご紹介していますが、「トレンドコラム」では、神社仏閣を訪ね、お参りすることの魅力や初詣の由来、その作法をご紹介します。

教えてくれたひと
吉田さらさ(Yoshida Sarasa)
岐阜県生まれ、早稲田大学第一文学部美術史学科にて東洋美術史と西洋美術史を学ぶ。大学時代に仏像の美しさに惹かれ、寺を旅する魅力に気づく。寺と神社をめぐるうちに、日本の仏教や神道の奥深さに惹かれ、現在は寺と神社の旅の専門家として、寺、神社、仏像、宿坊に関する単行本と雑誌記事を数多く執筆している。

感謝の気持ちとともに初詣へ

毎年、新年を迎えると家族で「初詣」に出かける、という習慣を大切に継承してきた日本。初詣の辞書的な意味は、「年が明けてから初めての神社やお寺へのお参り」のことですが、その参拝には一体どのような意味が込められているのでしょうか。

「初詣は、地元の地域を守ってくれている神様に、新しい年になって初めてお参りし、旧年中の感謝を伝え、新年の祈願をするためのものです。最近では、遠くの有名な神社やお寺に行く方も増えていますが、本来は自分が住んでいるところの近くの神社に祀られた神様にもお参りしていただく方が良いですね」

先日のトレンドコラムでもご紹介したように、お正月は歳神様をお迎えする大切な行事。家にお迎えする歳神様と、地域を守ってくださる神様にそれぞれご挨拶をすることが、日本の良き文化なのです。

「初詣は神社とお寺のどちらに行ったらよいのですかとよく質問されますが、これに関しては、特別な決まりはありません。関西では、神社での初詣が主流のようですが、関東ではお寺も人気があります」

すでに初詣を済まされた方の中にも、「地元の神社やお寺に行っていない」という方は、ぜひ地元の寺社へ、あらためてご挨拶に訪れてみるのが良さそうですね。では、初詣で願い事はしてもいいのでしょうか。

参拝のときに忘れてはいけないのは、感謝の気持ちです。今日ここに来ることができたことや、一年幸せに過ごせたことなどへの御礼をはじめに伝えてから、願い事をするのが良いと考えています」

つまり、地元の神社やお寺に出向き、感謝の心で一年の幸せを祈願する、これが初詣の本来の意味。願い事に関しては、神社やお寺によっても考え方はさまざまなのだそうですが、神様・仏様に失礼の無いように参拝することは最低限のルールです。

絵馬を書くのも一つの良き日本文化。

間違っていませんか? 神社とお寺の参拝方法の違い

神社やお寺へのお参りの仕方に関し、知っているようで、実は自信がない…という方も多いのではありませんか。しっかりと神仏に敬意を表し、ていねいにお参りしたいですよね。

「意外と間違える方が多いのですが、神社とお寺では、お参りの方法が異なります。まだ初詣に行かれていない方は、ぜひ正しいお参りの仕方を身につけ、お出かけください」

最低限知っておきたい参拝の仕方は下記のとおり。ぜひ参考になさってください。

手水の仕方
神社にも、お寺にもある、御手洗。正しい作法は次のとおりです。

  1. 右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲んで左手にかけ左手を清めます。
  2. 次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます
  3. 再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受けて口をすすぎます。
  4. 口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手に流します。
  5. 最後に水の入った柄杓を立て、柄に水を流してから伏せて置きます。

(東京都神社庁による)

拝礼の仕方<神社>

  1. 深いお辞儀(礼)を二回繰り返します。[ 二礼 ]
  2. 次に両手を胸の高さで合わせ、右手を少し手前に引き、肩幅程度に両手を開いて拍手を二回打ちます。[ 二拍手 ]
  3. そのあとに両手をきちんと合わせながら心を込めて祈ります。
  4. 両手をおろし、最後にもう一度深いお辞儀(礼)をします。[ 一礼 ]

(東京都神社庁による)

参詣の仕方<お寺>

  1. 常香炉があれば、煙で身体を清めます。
  2. 本尊と相対し、賽銭を入れます。
  3. 静かに手を合わせ、そのまま深くお辞儀をします。
  4. 両手をおろし、最後にもう一度深いお辞儀をします。

神社やお寺にお参りする際の作法には、厳格な決まりがあるわけではないとされますが、一人ひとりが、神仏に敬意を表する気持ちを持って参拝することが大切です。例えば、服装は目上の方を訪ねるときをイメージし、ラフすぎるものは避けること。神社の鳥居は、一礼してからくぐり、参拝を終えて境内を出る際にも、社殿の方に向き直って一礼する。神社の参道の中央は、神様が通る道とされることから避けて通るなど、知っていることで、失礼のない立ち振る舞いをすることができ、またこのような作法を知れば知るほど、参拝の際に自分の気持ちもより引き締まるように感じますね。

「お寺にはご本尊となる仏像が必ずあり、秘仏などで直接目にすることができない場合も、その仏像に向かってお参りします。働きや性質によって、さまざまな姿の仏像があります。一方、神道では、神様は目に見えない存在とされています。本殿には、『ご神体』が祀られ、それに向かってお参りしますが、それは神様そのものではなく、神様が宿るとされる『何らかのもの』です。これは、古代に、岩や山などの自然物を『神が降りるところ』として拝んできたことに由来します」

この神社の主祭神(※1)はどんな神様なんだろう? この寺のご本尊はどんな仏様かな?など、いつもとは違う視点を持って寺社を訪ねると、より意義深いものになるのではないでしょうか。まずは、正しい参拝の方法を身に着けて、初詣に出かけましょう。
※1 主祭神とは、お寺で言えばご本尊に当たる、その神社に祀られる神様の中で、もっとも重要な神様のこと。

【1/8公開の次週は、神社仏閣を尋ねることの魅力をご紹介します。】

 
 

【今週更新!きのこで菌活。】

初詣では何をお願いされましたか? 新年を迎えて新たな目標を立てている方も多いと思いますが、目標達成のためには健康な身体が欠かせません。1年を健康に過ごすための秘訣「きのこで菌活」のポイントをお伝えします。

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

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