きのこで菌活。

知っていますか? 健康的に「食べる」ストレスケア


 
クリスマスも近づき、楽しいこと多くなる時期ですが、知らず知らずの内にストレスをため込んでしまっていませんか。
今週のトレンドコラムでは、楽しいホームパーティーを演出するための方法を特集していますが、忙しさや焦りでストレスが溜まっていてはせっかくの楽しいイベントも台無しです。
「きのこで菌活。」では、特にこの時期にたまりやすいストレスを、食べながらケアする方法を管理栄養士の尾上先生に教えていただきます。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

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尾上雅子(管理栄養士)

管理栄養士、フードスペシャリスト。
大学卒業後、食品メーカーにて、品質管理・商品企画・販促・広報などの業務に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として予防医療分野で活動中。

 

健康的な食事で、毎日の生活をスムーズに。

—— 編集部:この時期は、仕事が大詰めを迎えていたり、クリスマスや忘年会といったイベントが多かったり、一年の中でも特に「体調を崩してはいられない」と思うのですが、どのような部分に気をつけて、毎日の食事を考えたら良いのでしょうか。

—— 尾 上:そうですね、1週目の「きのこで菌活。」コラムでも少しご紹介させて頂きましたが、この時期に気をつけたいのは、やはり日々の疲れやストレスからくる体調不良です。1週目は腸の働きについてご紹介しましたが、今回は抗ストレス効果のある食事についてご紹介しようと思います。みなさんは、慢性的な下痢や腹痛、頭痛やめまいなどを抱えてはいませんか?それはストレスが溜まっている合図かもしれません。

—— 編集部:慢性的な不調…実は私もお腹が痛くなることは多いんです。確かに仕事がバタバタしている時などに多いかもしれません。食事でケアしていけるのであれば、ぜひ実践したいと思うのですが、抗ストレス効果のある成分というと、どんなものがあるのでしょうか。

—— 尾 上:例えば、近年注目されているものには「GABA」があります。アミノ酸のひとつで、γ-アミノ酪酸( Gamma Amino Butyric Acid)を略してGABA(ギャバ)と呼ばれています。脳内で神経伝達物質として働くGABAは、体内ではグルタミン酸から合成され、イライラや神経の高ぶりを抑え、リラックスさせる効果が期待できることがわかっているんですよ。

 

GABAのちからを実感してみませんか。

—— 編集部:GABAは、スーパーなどでもよく目にしますよね。具体的にはどんな食材に多く含まれているのですか。

—— 尾 上:最近では、チョコレートや飴、コーヒーなど、人工的にGABAを添加した食品が販売されているので、名前はよく知っているという方も多いのではないでしょうか。食材では、トマトやナスなどの野菜、発芽玄米、発酵食品などに多いことが知られています。特に最近の研究では、きのこにも多く含まれていることがわかっています。(※1)主食・主菜・副菜、和洋を問わず、さまざまな料理に合うきのこは、毎日の食事に取り入れやすいので積極的に使いましょう。

—— 編集部:きのこで菌活を実践するのが、ストレスケアにも良いということですね。どのような料理がオススメですか。

—— 尾 上:例えばブナピーの“プルン”とした歯応えを楽しむことができるような簡単な和え物はいかがでしょうか。ブナピーは甘みがあり、きのこ特有の苦味が少ないので食べやすいですよね。ストレスケアのためには、ただ栄養素を摂ればいいというのではなく、自分が美味しいと感じるものを食べ、心も満たすことも大切なんですよ。

—— 編集部:おいしく食べて栄養もとれるというのは良いですね。

—— 尾 上:そうですね、さらにイライラを鎮める働きのあるカルシウムを豊富に含むヨーグルトを使った和え物なら、よりストレス対策にもなりますね。他にも、サラダやお味噌汁、炒め物、カレーなどレパートリーは無限大です!この冬は普段のお食事にきのこをプラスして、手軽にGABAでストレスケアをしましょう。
(※1) 日本きのこ学会 第16年回大会

 

おすすめレシピ

ヨーグルトに含まれるカルシウムときのこのGABAでストレスケアに♪

 

【次週は、「疲れた時の栄養チャージにオススメの食材は?」をお届けします。お楽しみに!】