【きのこアルバム】キヌガサタケ

とても優美な姿をしたきのこ「キヌガサタケ」。
レース状の網が特徴的で、その姿が美しいことから、「きのこの女王」とも呼ばれています。
キヌガサタケの名前の由来は、一番の特長である、頂部から伸びるレース状の網。「キヌガサ」とは絹を張った柄の長い傘のことで、昔の貴人は外出の際に「絹傘」を後ろからさしかけていました。
その姿に似ていることから、「キヌガサタケ」という名前がついたとされています。

主に竹林に６～８月に発生することが多く、５㎝くらいの卵のような物が地面に現れ、その後、頂部が割れて数時間できのこが生長します。（成長のスピードがかなり速いことで有名です！）まず柄の部分が成長し、その後レース状の網が頂部から垂れ下がるように成長します。
非常に美しいきのこですが、頂部の「グレバ」と呼ばれる部分には、かなり強い匂いがします。この「グレバ」には、胞子が作られており、匂いを放つことでハエなどの虫を呼び寄せて、胞子を遠くまで運んでもらうのです。（子孫を残すための知恵が備わっているのですね）
この頂部の「グレバ」を取り除いてキヌガサタケは食用として利用されています。中国では高級食材として愛されているきのこなんですよ。

◆◇◆キヌガサタケ◆◇◆

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