人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】オオチャワンタケ
日中はまだまだ暑さの厳しい日が続いていますが、朝晩は少しずつ暑さが和らぎ、秋の到来を感じはじめますね。秋は野菜や果物、新米など様々な食べ物が旬を迎えはじめ、秋の味覚を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんな食欲の秋を象徴するような“茶碗”を名前に持つ、珍しい形のきのこ『オオチャワンタケ』をご紹介します。
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オオチャワンタケは、日本を含む北半球やオーストラリアなどの温帯地域で見られるきのこ。春から秋にかけて道端や草むらの上に顔を出します。
直径は約3~5cmで、高さも直径とほぼ同じ。時々8cmまで成長するものもあります。傘を持たないきのこで、発生してまもなくは球体のような形をしており、成長するとてっぺんから亀裂が入り、口を開くのが特徴です。
開くと不規則な円形や、縁に波状のくびれができたお椀型になります。
内側は黄褐色や褐色をしており、つるつると滑らかな質感をしています。
一方、外側は内側と同じ色かそれよりやや淡い黄褐色をしており、粉状でざらざらとしています。
また、オオチャワンタケは傘だけでなく柄も持たないため、きのこの底の部分が地面に触れており、まるで地面に“茶碗”が置いてあるようにも見えるんです♪
ちなみに、オオチャワンタケの名前は、チャワンタケ属の中で大きめのきのこであることと、“茶碗”の形をしていることが由来となっています。
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旬の食材やきのこも多く顔を出し始め、秋の訪れを感じはじめる時期。秋に向かうこの時期は、少しずつ寒暖差も大きくなるため、私たちも食事で身体を労わりつつ、秋を楽しんでいきましょう!
【出典】
・今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編(2011)「増補改訂新版 山渓カラー名鑑 日本のきのこ」株式会社 山と渓谷社,東京
・前川二太郎 編著 (2021)「スタンダード版 新分類 きのこ図鑑」株式会社 北隆館,東京
・奥沢康正 奥沢正紀 著(1998)「きのこの語源・方言辞典 」 株式会社 山と渓谷社,東京
・今関六也・本郷次雄 編(1989)「原色日本新菌類図鑑(Ⅰ・Ⅱ)」株式会社 保育社, 大阪
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