close
きのこアルバム

人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。

【きのこアルバム】ナメコ

ナメコ

 

秋も深まり、冬の足音がすぐそこまで迫っています。
山でのきのこ狩りシーズンも、終盤に近づいてきました。
 

今回は、きのこ狩りでもおなじみですが、食卓でもおなじみ。
誰もが知っている「ナメコ」をご紹介します。
 

現在、ナメコの学名は「Pholiota microspora」ですが、実は数年前まで、
日本人が1933年に発見した際に命名した、「Pholiota nameko」という学名が使用されていました。
1933年より前の、1850年の報告が見つかったため、学名が修正されたのです。
 

何十年も使われていた学名が変更されるのも驚きですが、
150年以上も昔の人々が同じきのこに関心を持ち、未だその名前を巡って論じているなんて、
きのこへの情熱と、きのこがつなぐタイムマシンのようなロマンを感じてしまいます。
 
 

食用としては皆さんもご存じのとおり、「ぬめり気」が大きな特徴です。
ご紹介している写真はちょうど雨上がりに撮られたということもあり、
半透明のぬめりがツヤツヤ輝いて、本当に綺麗ですよね!
 

以前ご紹介したヌメリスギタケと同じスギタケ属のきのこで、
柄は5cm前後、傘は3~8cmで、ブナなどの広葉樹の倒木や切り株に発生します。
 

市販されているものは小ぶりのものが多く、写真①程度のものですが、
生長すると次第に②、③のようになります。

 

ナメコ ナメコ ナメコ

 

落ち葉と比較してもわかるように、天然のナメコはこんなに大きくなるんです!
しかも、大きくても風味は全く損なわれず、ぬめり気も変わらないのだそうです。
大粒ナメコは「炒め物」にもぴったりとのことなので、大きなナメコに出会えたら、
是非試してみてください!
 

ナメコを語らずしてきのこ狩りは語れないと、わが研究所のキノコ採り名人も申しておりますので、
紅葉狩りの際には、ちょっと足元も気にしてみてはいかがでしょうか?
 

ただ、天然のナメコは毒性のあるきのこと見間違いやすいので、食べる際はしっかりと確認をしてくださいね。

 
 

「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪  きのこ発見!情報を送る

 

◆◇◆ナメコ◆◇◆

ナメコ 壁紙

以下よりご使用のパソコンの解像度を選択してダウンロード下さい。

1280×1024
1600×1200
1920×1200

▼Windowsの場合

表示された画像の上でマウスの右ボタンをクリックし、
メニューから「デスクトップの壁紙として設定」を選択してください。

▼Macintoshの場合

表示された画像の上で、
「controlキー+クリック」→「画像をディスクにダウンロード」。
「Apple Menu」→「システム環境設定」 > 「デスクトップとスクリーンセーバー」を選択し
「デスクトップ」のタブを表示。
その上へダウンロードした画像をドロップして下さい。
任意の画像の配置方法を選択し、「デスクトップに設定」ボタンをクリックしてください。

きのこの壁紙をGET!
「きのこアルバム」アーカイブはコチラ

今おすすめのきのこレシピ

生どんこの淡雪あんかけ

季節の変わり目は寒暖差から体調を崩しやすくなったり、不安定な気候から自律神経が乱れて気分が落ち込みやすい時期。生どんこには、自律神経が多く集まる「腸」を整える食物繊維が豊富なため、腸を整えることで気持ちを整えるのに役立ちます。卵を使ったふわふわで上品な餡と、生どんこのうま味が口の中で溶けあう贅沢な一品です。

レシピを見る