人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】カブラテングタケ
   
秋の深まりとともに、朝晩の空気が肌寒く感じられるようになりました。
色づく木々や澄んだ空に季節の移ろいを感じる時期となり、旬の食材を囲みながら食事を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、秋の旬食材である「カブラ」を名前にもつきのこ『カブラテングタケ』をご紹介します。
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カブラテングタケは、日本や中国、マレーシアで見られるきのこ。ブナ科やカバノキ科の木の下に発生します。
傘の直径は約12〜15cm。初めは丸い山形をしていますが、成長するにつれて平らに開き、中央が少しくぼむのが特徴です。
傘の表面は粘り気がなく、最初はクリーム色、のちに黄土色を帯びていきます。また、淡黄〜淡褐色の薄いつぼの破片が付着しており、縁には白いつばの名残が垂れ下がることもあります。
一方で、傘の裏は幅の広いひだ状で、橙黄色から黄土色に色づき、縁の部分は粉状になっているのも特徴の一つです。
また、柄は約9〜13cm。白色で上部には白いつばが見られますが、時間が経つと落ちやすい性質があります。
   
根元は丸く膨らみ、直径約4〜4.5cm。テングタケ属は日本において現在約50種類が知られていますが、このきのこはテングタケ属の中では珍しく「つぼ」がない点も大きな特徴です。
   
「カブラテングタケ」という名前は、根元がカブラのように丸く膨らむ姿から名づけられたそうです。
また、同じように“カブラ”を名前に持つきのこには、カブラマツタケやカブラアセタケなどがあります。
ただし、カブラテングタケは有毒のきのこです。
テングタケ属の中には、食用のタマゴタケのように食べられるきのこもありますが、カブラテングタケは毒を持つため、目で見てお楽しみいただければと思います。
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秋が一段と深まるこの季節。
きのこやカブラなどの旬の野菜で、身体を整えながら、心地よい秋のひとときを楽しんでいきましょう!
  【出典】
  ・今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編(2011)「増補改訂新版 山渓カラー名鑑 日本のきのこ」株式会社 山と渓谷社,東京
  ・前川二太郎 編著 (2021)「スタンダード版 新分類 きのこ図鑑」株式会社 北隆館,東京
  ・奥沢康正 奥沢正紀 著(1998)「きのこの語源・方言辞典 」 株式会社 山と渓谷社,東京
  ・今関六也・本郷次雄 編(1989)「原色日本新菌類図鑑(Ⅰ・Ⅱ)」株式会社 保育社, 大阪
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