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9月の特集テーマ
秋冬準備!新習慣で叶える理想の自分

夏疲れのリセットで、この秋叶える“理想の自分”♪

2017.09.01

夏の疲れや身体の不調をいつまでも引きずってはいませんか?長引く体調不良やお肌の不調の原因は、もしかすると腸の働きが悪くなっていることが原因かもしれません。腸はすべての健康を司るといっても過言ではない器官。元気を取り戻すために、まずは食事の内容を見直して身体の内側から整えることが大切です。今週の「トレンドコラム」では、秋のキレイと健康のために新習慣として始めたい「ランニング」のポイントをお伝えしていますが、「きのこで菌活。」コラムでは、夏の疲れを早めにリセットし、秋・冬まで意識した健康的で美しい理想の身体を手に入れるためのインナービューティーケアについてご紹介します。

夏の疲れや身体の不調をいつまでも引きずってはいませんか?長引く体調不良やお肌の不調の原因は、もしかすると腸の働きが悪くなっていることが原因かもしれません。腸はすべての健康を司るといっても過言ではない器官。元気を取り戻すために、まずは食事の内容を見直して身体の内側から整えることが大切です。今週の「トレンドコラム」では、秋のキレイと健康のために新習慣として始めたい「ランニング」のポイントをお伝えしていますが、「きのこで菌活。」コラムでは、夏の疲れを早めにリセットし、秋・冬まで意識した健康的で美しい理想の身体を手に入れるためのインナービューティーケアについてご紹介します。

中川洋子さん
教えてくれたひと
中川洋子(管理栄養士、健康運動指導士、シナプソロジーインストラクター)
栄養と運動の両方の免許を持ち、栄養パーソナルサポートやトレーニングジムで運動指導を行い、ジュニア選手からシニアまで「食」と「運動」を合わせた体づくりの指導を行っている。

腸内環境の改善がポイント。お肌と身体の不調を一挙解決!

――夏の疲れがどっと出たのか、近ごろ、肌も身体も調子があまりよくありません。暑さで食欲のない日が続いていたので、今になってそのツケがまわってきたのでしょうか?

夏の間に蓄積された疲れが秋になって出る、それがいわゆる“夏バテ”の症状です。長い間食欲がなかったことで、栄養不足から腸内環境が乱れてしまっているのかもしれませんね。まずは食事の内容を見直して、腸内環境の改善を図っていきましょう。

――腸内環境が乱れている状態というのは、どういう状態をいいますか?健康や美容にどんな悪影響が引き起こされるのでしょうか?

老廃物の排出ができず、必要な栄養素の吸収ができない荒れた腸内環境のことをいいます。分かりすい症状が便秘ですよね。また、腸は、食べ物を体内に吸収する最初の関門なので、腸の環境が乱れると、身体にとって必要な栄養素を摂り込むことができず、栄養不足に陥ってしまうのです。皮膚や筋肉、内臓などを構成する細胞や血液などの主成分はタンパク質です。身体の機能を調節するホルモンもタンパク質が主となって代謝がおこなわれています。腸内環境が乱れ栄養素がしっかり吸収されないと、内臓の機能が低下し肌の新陳代謝へも影響し肌が荒れてしまうこともあります。また、腸内で身体の免疫細胞の7割近くがつくられるともいわれるため、腸内環境が乱れると免疫機能が低下し、風邪をひきやすい、疲れがとれない、身体がだるいといった日常の不調だけでなく、がんなどの大病の原因にもつながりかねません。そうならないためにも腸内環境を整えることが重要なのです。

――腸内の環境を改善するためには、どうしたらいいですか?

睡眠不足やストレス、運動不足など、腸内環境を悪化させる原因はさまざまありますが、こうした問題の解消と合わせて、最も力を入れたいのが食事内容の見直しです。腸内の細胞もすべて食べ物から摂取した栄養素からできているので、食事の見直しは不可欠。特にきのこに豊富に含まれる食物繊維は腸内環境の改善には欠かせない成分なので、日常的な摂取を意識してください。体調不良だけでなく、悩んでいたお肌のトラブルも解決していくかと思います。

美腸を叶える、食物繊維と善玉菌の相乗効果

ブナシメジ

――腸内の環境を整えるために、きのこの食物繊維がよいとされる理由を教えてください。

食物繊維には、老廃物を絡め取って排泄する水溶性の食物繊維と、便のカサ増しをして腸のぜん動運動を刺激し、排泄を促す不溶性の食物繊維の2種類があるのですが、きのこにはこの両方が含まれているため、効率よく腸内環境を整えることができます。また、食物繊維は腸内環境を良好に保つ善玉菌のえさにもなるので、相乗効果で美腸へと導く効果が期待できます。

――よく耳にする善玉菌、腸内では一体どんな働きをしているのでしょう?

人間の腸内には、善玉菌と悪玉菌、それから優勢な菌につく日和見菌と呼ばれる菌の3つの腸内菌が存在しています。腸内は体温よりも温度が高いこともあり、便秘の状態が続くと便の腐敗が始まってしまうのですが、善玉菌が増えることで腸内を酸性の良好な環境に保ち、腐敗の進行を遅らせてくれるといわれています。ほかにも、有害物質の排泄を促したり、ぜん動運動を活発化させたりと腸内環境の改善のために大いに働きかけてくれます。身体をつくる材料も、身体を動かすエネルギーも、すべては食べ物に含まれる栄養素。その吸収器官である腸は、すべての健康や美容を司るといっても過言ではないでしょう。腸を健康に保つことで、元気でキレイな身体が叶うのです。

――食物繊維がたっぷりとれる、秋におすすめのメニューを教えてください!

それならば、たっぷりのきのこと旬のさつまいもを使ったコロッケはいかがでしょうか?不溶性と水溶性の食物繊維がどちらもしっかり摂れるので、便秘の解消や腸内環境の改善に力を発揮してくれますよ。おいしく食べて、夏の疲れは早めにリセット!今年の秋は理想の身体を手に入れましょう。

おすすめレシピ

きのことさつまいものほくほくスコップコロッケ

ブナシメジやマイタケに含まれる水溶性食物繊維は便を柔らかくする効果があり、きのこやさつまいもに含まれる豊富な不溶性食物繊維は腸のぜん動運動を高めることから、便秘解消にWの効果! さつまいもには、抗酸化作用のあるビタミンC、βカロテン、ビタミンEが豊富で、健康的な肌づくりにも役立ちます。

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