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4月の特集テーマ
自分の好きなことを、仕事に。ライフワークに。

「続けてきて、よかった。」愛する家族がいるからこそ叶った絵本作家の夢。

2017.04.07

育児と仕事にやりがいを感じながら、イキイキと過ごす毎日。不規則になりがちなクリエイティブな仕事を支えるのは、ご家族の愛情と健康的な食生活でした。

育児と仕事にやりがいを感じながら、イキイキと過ごす毎日。不規則になりがちなクリエイティブな仕事を支えるのは、ご家族の愛情と健康的な食生活でした。

山崎 由起子さん
教えてくれたひと
山崎由起子(Yukiko Yamazaki)
東京生まれ、横浜育ち。絵本の世界に魅せられ、絵本出版を機に絵仕事の道へ。主に絵本、絵画、企業広報・映像用イラストの制作を中心に活動中。2014年より「mannibear(マニベアー)」として立体作品の制作・販売をスタート、2016年からは「Find Happy Project」の一員としてオリジナル絵本の制作や絵本読み聞かせコンサートの活動も行う。『ダッくんお花ばたけへいく』(ポプラ社)、『ポコはゆうびんやさん』(学習研究社)、『教科書にでてくるおはなし366』(WAVE出版)がある。
http://weblog.yukinco.com/

今週は、絵本作家・イラストレーターとして活躍する山崎由起子さんにライフスタイルについてお伺いしました。夢を叶えてからの充実した毎日を支えているのは、やはり「健康」だと感じているのだそう。今週の「きのこで菌活。」コラムでは、美腸から栄養素を摂取できる身体を作り、健康的な身体、そして自分の自信やモチベーションアップにもつながるキレイな肌を叶える方法をお伝えしておりますが、トレンドコラムでは、多忙ながらも健康的で公私共に充実した日々を送っている山崎さんの子育てと仕事についてご紹介します。

「続けてきて、よかった。」愛する家族がいるからこそ叶った絵本作家の夢。

3冊のカット

子育てと絵の仕事を支えるのは、健康であること。

山崎さんは、今年の4月から小学生になったお嬢さんと映像関係の仕事をされているご主人との3人暮らし。育ち盛りの子どもを育てながら、どんな毎日を送っているのでしょうか?

「朝、幼稚園に娘を送ったあと、10時くらいから仕事を始めます。お昼を挟んで、娘を迎えに行く5時まで、集中力が続く限り、ずっと描いていますね。幼稚園から帰ったら、お風呂に入れたり、ごはんを食べさせたりして、9時に寝かしつけたら、あとは自由時間。体力があれば夜も仕事をすることがあります」

子どもを寝かしつけるときに一緒に寝てしまうこともあって、そんなときは早朝に起きて仕事をすることも。絵を描くことは、クオリティを求めれば求めるほど、それだけ時間が必要になる仕事です。以前は、まったく寝ずに仕事をし続けていたこともあり、睡眠時間を削って頑張った結果、体調を崩してしまうことも多かったのだそうです。

「睡眠不足になったり、無理をすると体力が落ちてしまって。集中力も落ちて、子どもと話をしながらウトウトしちゃうこともありました。やっぱり健康が大切だということにあらためて気づかされて…。今は生活のリズムがある程度決まってきて、うまく両立できるようになってきたと思います」

育児と仕事は、どちらも山崎さんにとってやりがいのあること。さまざまな人に支えられながら、今は楽しく両立していると山崎さんは言います。ご主人も「夜は区切りをつけてちゃんと寝たほうがいい」とアドバイスを送りながら、子どもを幼稚園に送ったり、土日に子どもの面倒を見たりと協力を惜しまないそう。そしてお嬢さんの反応は……。

娘さんの作品
娘さんの作品

「最初、娘には特に私の仕事のことを言っていなかったんです。でもあるとき、私の絵本を読み聞かせたり、イラストがテレビに映ったときに『これ、お母さんが書いた絵だよ』って主人が教えて。『絵、上手だね!』とか『お母さん絵が上手でいいな』と褒めてくれます(笑)」

その影響もあってか、お嬢さんも絵を描くことが大好きで、幼稚園でたくさんの作品をつくっては持ち帰ってくるそう。山崎さんが叶えた夢は、家族にもいい影響を与えているようです。

好きなことを続けるからこそ、たどり着ける場所がある

学生時代に描いた夢を実現し、現在は家庭をもちながらイキイキとした暮らしを送っている山崎さん。やりたいことがあっても妥協したり諦めてしまう人も多い中で、どうして夢を叶えることができたのでしょうか?

山崎さんの作業デスク

「今、感じているのは、どんなときでも好きな絵を続けてきてよかったということ。水墨画を習っていた学生時代は趣味だと思っていたり、やりはじめたときには絵を描くことを仕事にできるとは思っていなかったんです。でも、続けるからその先が見えてくることもあって。土を耕して種を蒔いていたからこそ、芽が出てきたんだなって、今になるとわかります」

さらに、好きなことを仕事にするための秘訣を聞いてみると――。

「どうしたら叶えられるかな? と現実的なことを考え込んだり思い悩む前に、まずアクションを起こしてみること。たとえば、英語が話せるようになりたいなら、洋楽を聴くとか洋画を観るとかでもいい。できることからちょっとずつ始めてみると、時間はかかるかもしれませんが、必ずどこかにたどり着けると思います」

山崎さん自身が叶えたのは、大好きな絵を描くことを仕事にして、家族とともに幸せに暮らす毎日。これからの目標は、無理をしがちな生活スタイルを改善して、より健やかに過ごすことだそうです。ちなみに、家族みんなきのこが好きで、良く食べているのだそう。

山崎さんの笑顔

「きのこは毎日必ず食卓に並びますよ。主人は『栄養が詰まってるから』って、きのこを丸ごと焼いたり、たっぷり料理に入れて食べるのが大好きで。食事面はもちろん大切ですし、この春からは運動も始めたいと思っています。職業柄、今まで少し無理もしてきましたが、心身ともに今まで以上に健康的に過ごすことで、次の絵本作品やイラストの仕事をもっと充実できると思うんです。小学生になる娘も落ち着いてきて応援してくれますし、私の仕事への反応も出てききました。『続けてきてよかった』っていう想いが積もって、毎日が楽しいんです」

【次週は、料理の分野で夢を叶えた、中山咲子さんに夢を叶えるまでのお話をお伺いします】

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