close
きのこで菌活。

“きのこで菌活”ダイエットで、健康的にキレイになろう!


 
お正月気分も抜けてきた今日この頃。そろそろのんびりした気分を切り替えて、新しい1年間に向けてスタートを切りましょう! 夢を実現するための新生活のプランニングには、今週のトレンドコラムでご紹介中の「おさえておきたい、夢を実現するためのコツ」をぜひチェックしてみてください。そして、今年こそキレイと健康を実現したいと考えている方は、毎日の食事に取り入れられる“菌活ダイエット”にご注目。先週ご紹介した効果やポイントに引き続き、その具体的なポイントを、管理栄養士・料理家の磯村優貴恵先生が教えてくれました。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

磯村優貴恵

磯村優貴恵(管理栄養士・料理家)

関東学院大学人間環境学部健康栄養学科卒。大手ダイエットサロンに勤務中、食事指導で具体的なメニューや調理法を伝える必要性を感じ、退職後、3年間の料理経験を積む。現在は、子どもから大人まで家族みんながおいしく食べられるレシピや栄養情報を、誌面やウェブで発信。商品開発なども手掛ける。

 

中性脂肪やコレステロールにも効く、きのこのチカラ

—— 磯 村:今回は“菌活ダイエット”の具体的な方法をご紹介したいと思います。

—— 編集部:先生、よろしくお願いします。さっそくですが、きのこで菌活ダイエットのメリットの一つにきのこが低カロリーであることが思いつくのですが、きのこはどれくらい低カロリーなんでしょうか?

—— 磯 村:きのこにはたくさんの種類がありますが、どれをとっても100gあたりのエネルギーは約20kcal程度。これは、同じ量のりんごと比べると、約1/3程度なんです。

—— 編集部:たしかに、それならたくさん食べてもいいし、かさ増しに料理に取り入れるなどダイエットにピッタリですね。

—— 磯 村:はい、さらにきのこのすごいところは、低カロリーなだけでなく、カラダに嬉しい効果効能がいっぱいあるところなんです。先週もお伝えしたように、エリンギには中性脂肪のの吸収を穏やかにするという研究結果が報告されていますよね。カラダに蓄積された内臓脂肪や皮下脂肪のほとんどは中性脂肪でできているので、エリンギを毎日の食事に取り入れれば、ダイエットの強い味方になります。新年会などでお酒や美味しい料理を食べ過ぎてしまいがちな方には、特にエリンギがおすすめできますね。

—— 編集部:やっぱり、お酒や美味しい宴会料理は太るきっかけになるんですよね。

—— 磯 村:はい。中性脂肪は揚げ物など脂肪の多い食事で増えるだけでなく、肝臓でも合成されるのですが、その量はアルコールの量に比例するといわれています。お酒好きの方は注意が必要ですね。さらに、アルコールをたくさん飲むとつい脂っこいおつまみなどをたくさん食べてしまいがちですが、動脈硬化につながるコレステロール値上昇の原因となります。きのこには血中コレステロール値を正常にする効果がある「β-グルカン」も豊富。さらに腸を整える食物繊維、代謝を促すビタミンB群などなど、ダイエットにいい栄養素がきのこにはたくさん含まれているんです。
参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット アルコールと高脂血症

 

“菌活ダイエット”のポイントは、きのこを毎日食べること

—— 編集部:“菌活ダイエット”、新年をきっかけに私もぜひ始めてみようと思うのですが、実践するときに気をつけることはありますか?

—— 磯 村:きのこがカラダにいいからといって、そのときだけたくさん食べてもそれほど効果はありません。 “菌活ダイエット”の一番のポイントは「続ける」ことでキレイに痩せるということです。私たちのカラダは日々細胞が生まれ変わることで健康を維持しています。一時的なものではなく、カラダの内側から改善していくためには、細胞の生まれ変わり、すなわち新陳代謝をスムーズにするビタミンB群や腸内環境を整える食物繊維といった栄養を含むきのこを毎日継続的に摂り入れることが大切です。

—— 編集部:きのこはいろんな種類がありますし、レシピの種類も豊富なので楽しく続けられそうなところも魅力のひとつですね。

—— 磯 村:きのこは、一種類を味わってもいいし、いくつかの種類を組み合わせることによってうま味がアップしたり、風味や食感の違いなどを楽しむこともできます。ヘルシーな胸肉などを一緒に食べれば、脂肪分は抑えつつ、カラダの土台づくりや代謝に必要なアミノ酸もしっかりと摂れるので、おすすめです。

—— 編集部:なるほど。つまりダイエットをする際のポイントは、きのこなどのダイエットに効果的な食材を効果的に取り入れてしっかり食べて、キレイで健康的に痩せるということですよね。

—— 磯 村:食べ過ぎや過剰なカロリー摂取はもちろんNGなのですが、しっかり食べることを私はおすすめしています。だからこそ、“菌活ダイエット”がいいんです。遅い時間に食べることが多い人には、満腹感も得られて胃腸にも優しい、雑炊やおかゆもおすすめです。カラダを内側からあたためてあげると腸の働きもぐっとよくなりますから、あたたかい食べ物もダイエット成功のカギとなります。ぜひ工夫して、“菌活ダイエット”を楽しみながら、キレイを手に入れてください!

 

おすすめレシピ

低カロリーなのに高い満足感でダイエットの味方!

 

【「ダイエット」に続いて、次週お伝えするのは「美肌をかなえる方法」。美容にも健康にもいい菌活で、1月からスタートダッシュを!】