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9月の特集テーマ
スポーツの秋!新習慣でさらに健康に!キレイに!

ペダルを漕いで秋の街へ出よう!
楽しく爽快に走る、自転車の魅力。

2017.09.11

9月のトレンドコラムは、健康&キレイにうれしい「スポーツ」特集をお届けしています。今週の「きのこで菌活。」コラムでは、毎日の食習慣を見直し、秋冬に向けた健康的なお肌を叶える方法をお届けしていますが、「トレンドコラム」では、アクティブな印象ながら、気軽な運動として習慣化したい「自転車」を取り上げます。お話をうかがったのは、2004年アテネオリンピックのMTBクロスカントリー日本代表選手であり、現在はNHKの番組などでスポーツバイク・アドバイザーとして活躍している竹谷賢二さん。ご自身の食生活から、自転車に乗ることの健康・美容効果、そして自転車そのものの多岐にわたる楽しみまで、さまざまな視点から自転車の魅力を教えていただきました。

9月のトレンドコラムは、健康&キレイにうれしい「スポーツ」特集をお届けしています。今週の「きのこで菌活。」コラムでは、毎日の食習慣を見直し、秋冬に向けた健康的なお肌を叶える方法をお届けしていますが、「トレンドコラム」では、アクティブな印象ながら、気軽な運動として習慣化したい「自転車」を取り上げます。お話をうかがったのは、2004年アテネオリンピックのMTBクロスカントリー日本代表選手であり、現在はNHKの番組などでスポーツバイク・アドバイザーとして活躍している竹谷賢二さん。ご自身の食生活から、自転車に乗ることの健康・美容効果、そして自転車そのものの多岐にわたる楽しみまで、さまざまな視点から自転車の魅力を教えていただきました。

教えてくれたひと
竹谷賢二(Kenji Takeya)
スペシャライズド契約アドバイザー、日本マウンテンバイク協会公認インストラクター、日本体育協会公認スポーツ指導者自転車コーチ。プロライダーとして3度全日本選手権を制し、計4度の全日本チャンピオンに輝く。2004年、MTBクロスカントリー日本代表としてアテネオリンピックに出場、2002年には釜山アジア大会で金メダル獲得、2004年にはMTBアジア選手権大会で優勝。現役引退後はスポーツバイク・アドバイザーとして活動を開始。2012年より本格的にトライアスロンに参戦。現在、放送中の自転車情報番組「チャリダー★ 快汗! サイクルクリニック」(NHK BS1)にサイクルアドバイザーとして出演し、適切な乗り方をわかりやすく、楽しく伝えることにも奮闘中。
スペシャライズド【HP】

できることが増えていく。その過程が楽しい

竹谷賢二さんは、マウンテンバイクのプロライダーとして、オリンピックに出場したトップアスリート。40歳を節目に現役引退後はアドバイザーとして活動しながら、現在はトライアスロンの選手として各種レースに参戦しています。まずはレースの魅力をうかがったところ、こんな答えが返ってきました。

「私の場合は、わかりやすくいえば『自己実現』ということ。レースで勝ったか負けたかはそれほど重要ではないんです。それよりも、自分が思っていたように走れたかどうかが重要なんですね。トライアスロンはバイク・スイム・ランを行いますが、自転車はさすがに現役時代ほど走れないけど、水泳やマラソンは今でもやればやるほどできるようになっていく、その過程が楽しいんですよ」
 
この「できなかったことができるようになる楽しさ」は、日常生活においても同じだと竹谷さんは言います。どんな生活を送りたいのか、そのためにボトルネックになっているのは何か、それを解消するためにはどうしたらいいか……。
 
「今も週に5〜6日はトレーニングをしていますが、長時間自転車に乗ることもあれば、プールで1時間泳いだり、30分ジョギングするだけの日もあります。水泳はプールに行かないとできませんが、バイクとランは『よし、やろう』と思えばすぐできる。そうやって種類を変えてこまめにトレーニングできるようにしています」
 
こまめに無理なく続けるのは、食生活においても同じ。竹谷さんが日々の食生活で大切にしているのは、自分の現状をしっかり見て、常に考えるということです。

「だいたい、3日間分くらいの食事内容を思い出して、その日の食事を決めています。食べ過ぎだと感じたら2日間は食べる量を減らそう、野菜が足りてないなと思ったら野菜をしっかり摂って。要するに、過去に目をつぶらないでその都度、解消していくようにしています

運動の習慣も食生活も、竹谷さんにとっては目指す姿になるための手段。現状を把握して、段階的に改善していくというのがその基本です。それでいてストイックすぎず、ある程度アバウトにしていることが、続けるための大きなポイントなのかもしれません。

誰もが無理なく始められて、
健康&美容効果も大きいのが魅力。

竹谷さんは現在、トライアスロンに取り組むかたわら、さまざまなメディアでスポーツバイク・アドバイザーとして自転車競技の指導を行っています。今回は、読者の皆様向けにスポーツバイクの魅力について教えていただきました。まずは、その健康と美容の効果から。

 
「スポーツにおける総消費カロリーは、運動時間と強度のバランスで決まります。長時間、高強度の運動をすれば総消費カロリーは高まるわけですが、自転車は身体への負担が少なく、長時間できることが大きな特徴です。長時間に渡るランニングやウォーキングですと、足腰に体重がかかるため、比較的筋肉や関節にかかる負担が大きいのですが、自転車はギアが付いているので、自分に合わせた強度で長時間続けられる。結果的に総消費カロリーが高まりやすいんです」
 
そして、自転車を漕ぐことで負荷がかかるのは、脚ではなく「体幹」。ペダルを踏み込んで漕ぐイメージがありますが、正しい姿勢で自転車に乗ると、踏み込むのではなくペダルの位置を戻す動きをするようになり、結果として上半身が鍛えられるのだそうです。

「正しい姿勢で乗ることが前提ですが、前傾姿勢になるので腹筋や背筋が鍛えられます。またペダルを漕ぐことで脚の付け根や腸腰筋が鍛えられる。いわゆる『体幹』、“おいしいところ”に負荷がかかるんです。自転車という機械を使うので、乗ると誰でも同じように鍛えられるのもメリットではないでしょうか」
 
さらに、自転車はいつでも気軽に乗ることができます。病院などでリハビリの一環として取り入れられていたり、高齢者が運動のために始めることも多いと竹谷さん。
 
「30分間自転車で気の向くまま走るのであれば、簡単そうに感じませんか? 自転車は、実際にスポーツ経験がまったくない人が始めることも多いんです。自分に合わせてやれるということが一番の魅力なのかもしれませんね」

秋こそ自転車のベストシーズン。
始めるなら今!

自転車の魅力は、始めやすさや健康・美容効果だけではありません。竹谷さんが教えてくれたのは、趣味性の高さ。道具としての自転車そのものにもデザイン性やカスタム性といった魅力があります。竹谷さんのスタジオには、80年代のクラシックなマウンテンバイクから、100万円以上するカーボン製のスポーツバイクなど、さまざまな自転車がずらり。

「僕の場合は、自転車を格好良く見せるのも仕事です(笑)。新しいモデルの乗り方提案をすることもあるんですよ。自転車の楽しみ方は本当に人それぞれで、競技志向の人もいれば、ツーリング志向の人もいる。漕いでいても内臓が動かないので、食べながら走る『グルメライド』をしている人もいます。なにより、ロケーションを楽しめることが魅力だと思いますね」
 
竹谷さん自身、さまざまな自転車で走るイベントに呼ばれることがあるそうで、最近ではエイドステーションにその土地の食べ物が並ぶ、おいしいもの巡りを楽しむものもあるのだそう。そのほか、景色がいいコースを走ったり、自然の中で風を切って走ったり、爽快感が楽しめるのも自転車ならでは。
 
これから始めるなら、いわゆる“ママチャリ”よりも、スポーツバイクがおすすめです。実用車は便利さに重点を置いて設計されているので、運動効果がそれほど得られませんから。なによりスポーツバイクは軽快に気持ちいいスピード感で走ることができます。涼しくなってきた今は、始めるには最高のタイミングだと思いますよ」
 
ちなみに最初の1台は、気に入ったデザインのものでOK。服はファストファッションのスポーツカジュアルで十分。自転車に乗ってパン屋さんやカフェを巡ったりと、自転車を降りたあとも街なかで動けるファッション性も大きな魅力です。お出かけに最適なこの季節、まずは自転車に乗ってお出かけしてみてはいかがですか?

 
 
【次週は、今話題の「大人のラジオ体操」について特集します。どうぞお楽しみに♪】
 

【今週更新!きのこで菌活。】

バランスのとれた食習慣に自転車など気軽に始めやすい運動を組み合わせた健康的な生活習慣は健康&キレイを実現するのに役立ちますが、きのこを取り入れた食事でのインナーケアから、お肌のターンオーバーも意識してみませんか。

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

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