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トレンドコラム

知識や技術だけじゃない! 習いごとが叶える“いいこと”

お料理、音楽、フラワーアレンジメント、スポーツなど、習いごとには様々な種類があります。「やってみたいな・・・」と思っても、時間が合わなかったり、一人で行くのは緊張するな・・・などちょっとハードルが高いものですね。
でも、大丈夫!今月は、習いごとが気になっているすべての方のために、この春オススメの習いごとを特集します。一歩を踏み出すキッカケがきっと見つかるはずです。
最初にスクール情報誌『ケイコとマナブ』編集長の根岸さんにうかがったのは、「習いごとの効果」について。知識が増えたり技術が上達したりするのはもちろん、実は「習いごとをすること」そのものに、とてもすてきな効果があるのだそうです。そしてその効果、実は「きのこで菌活。」でも紹介している「新習慣」にもあてはまるのだとか! まずは根岸さんが教えてくれた、習いごとをすると起きる「いいこと」からご紹介します。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

根岸菜穂子

根岸菜穂子 (Nahoko Negishi)

1996年大学卒業後、出版社で雑誌編集に携わる。1997年株式会社リクルートフロムエーに入社、『フロム・エー』編集を担当。2000年より『ケイコとマナブ』編集部へ。デスク、副編集長を経て2008年『ニッポンの仕事777』『好きを仕事にする本』の編集長を担当。2009年4月より『ケイコとマナブ』編集長を務める。「ケイコとマナブ.net」 http://www.keikotomanabu.net

 

「素の自分」に返って ワクワクする気持ちを味わおう

「私自身もいろいろな習いごとを経験してきましたが、実感しているのが『素の自分でいられる』ことの心地よさなんです。大人になると、責任やしがらみもあって、本来の自分をさらけ出せる場が少なくなりますよね? でも『新しいこと』をはじめるわけですから、『先生、教えてください!』って、素直に言える立場を得られるんです。そうやって『ありのままの自分でいられる』場所があるのってとてもリフレッシュできると思いますね」

ケイコとマナブ

 

ヨガやバレエなど、自身もこれまで多くの習いごとを経験し、また、たくさんの現場を取材してきた根岸さんが、まず「習いごとの良さ」として挙げてくれたのが、この「素でいられること」でした。

根岸さんいわく、新しいことにチャレンジすることは、脳内物質のセロトニンの分泌にもつながっているのだそうです。セロトニンとは、心の安定や心の安らぎに関与する神経伝達物質で、「幸せホルモン」とも呼ばれています。新しいことを始めるワクワク感、自分が成長できているという実感が、前向きな気持ちを生み出してくれるのです。

「子どもの頃は、何をするにも初めてのことが多くて、楽しさや達成感を味わう機会が多かったと思います。でも、大人になると仕事でも家庭でも『これをしなければならない』という、義務感のほうが多くなるでしょう。そういう”縛り”から抜け出す瞬間が得られるところにも、習いごとの良さがあると感じています」

 

一歩を踏み出せば、新しい世界がどんどん広がる!

さらにもうひとつ、「自分の世界が広がる」というメリットも大きいと言います。根岸さんが編集長を務める習いごと情報誌『ケイコとマナブ』の読者へのアンケート調査では、始めたきっかけは「上達したい」という声が多く、やってみてよかったことは「人間関係の広がり」が多いという結果が出ています。これは、習いごとを通して、多くの人の世界が広がっていった人が多いという証拠ですね。

 

フラワーアレンジメント

 

「たとえば、フラワーアレンジメントに興味があるとしますよね。そこで教室に行ったとして、集まってくる人との共通点って、『花が好き』という一点なんです。『好きなこと』を軸に、年齢も仕事もまったく異なる人と出会うことができるというわけです。普通は、自分の知り合いの知り合い……というふうに、あくまで日常生活のつながりの中で人間関係が広がるものですが、そこを飛び越えた出会いが習いごとにはあるんですよ」

実際に、主婦と企業の社長が、対等な「生徒」として共に習いごとを楽しむ場面も多いのだそう。そして人間関係の広がりとともに、「好き」の世界もどんどん広がっていく、と根岸さんは話します。

「フラワーアレンジメントを体験して気づくこともきっと多いでしょう。そこで出会った人の影響で華道に興味をもつかもしれませんし、興味の範囲が広がってインテリアコーディネートをしてみたくなるかもしれません。このように最初の一歩を踏み出すと、世界はどんどん広がっていきますよ。仮にやってみたことで『本当はそんなに花が好きじゃないことがわかった』っていう結果になってもいいじゃないですか。そうじゃないとわかることも大きな収穫。迷っているよりずっといいでしょう?」

根岸さんによれば、新しいことを始めるのに躊躇する大きな理由は「続くかどうか不安」「本当にこの習いごとが合っているのかわからない」という2つ。でも、それを解消できるのは「実際にやってみる」ということだけ。習いごとだけでなく、「きのこで菌活」のように新しい習慣を取り入れるときも同じです。「やらないよりやってみたほうが得るものがある」とシンプルに考えて、一歩を踏み出してみることが得策です。

どんな習いごとがあるのかは、「ケイコとマナブ.net」のようなウェブサイトや、デパートのカルチャースクールなど、カンタンに調べられるので、気になるジャンルがあれば、すぐに調べてみてくださいね。

 

【次週は根岸さんおすすめの習いごと・スポーツ編をご紹介します。お楽しみに!】

 

 

【今週更新!きのこで菌活。】
新しいことにチャレンジする前向きな気持ちは、健康な身体から。その要となる腸内環境を整える「きのこで菌活」習慣をおさらいしましょう。

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

今おすすめのきのこレシピ

きのこペーストのやみつきナムル

季節の変わり目は寒暖差の影響で腸の動きも鈍くなりがちに。腸は「健康の要」とも呼ばれるため、食事で腸をケアして、春を楽しみましょう♪きのこに豊富な食物繊維は、腸に溜まった老廃物の排出を促したり、腸にいる善玉菌のエサとなり、腸の健康を保ちます。簡単にできるきのこをたくさん使った一品で健康を手に入れましょう!

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