夏をもっと豊かに!身体と心が喜ぶ、お酒との心地よい関係を育むヒント
2025.06.30
日中は気温がぐっと上がり、お仕事や家事の後に飲む冷たい一杯は、まさに格別の味わい!という時期になりましたね。前編では、お酒の種類や選び方のヒント、お酒を楽しむ演出方法をご紹介しました。
そこで今回は、さらにお酒を楽しむためのアイデアとして、夏におすすめのお酒や飲んだ後のケア、お酒を飲まない日も楽しめるノンアルコールについてご紹介します。今年の夏はもっとヘルシーに、楽しくお酒と向き合えるヒントが見つかるかもしれません。
記事の最後には、お酒を飲んだ後の身体をやさしく労わるきのこレシピもご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
- 夏を五感で楽しむ。おすすめのお酒と楽しみ方のヒント
- 無理なく楽しむ、お酒とのちょうどいい距離感
- 飲まない日も楽しく!ノンアルで叶えるリフレッシュ時間
- 「健康なカラダ」で夏のお酒を楽しもう!夏の体調管理に役立つきのこのパワー
夏を五感で楽しむ。おすすめのお酒と楽しみ方のヒント

お酒をさらに美味しくいただくために、ちょっとした工夫を凝らしてみませんか?五感で夏を感じる演出は、お酒の味わいを一層引き立ててくれることでしょう。
そこではじめに、お酒の種類別の、夏ならではの楽しみ方を表にまとめてご紹介します。

さらに、空間づくりを工夫するのもおすすめです。「花火ラベル」が美しいお酒を選んだり、浴衣を着て「家飲み」を楽しんだり。ベランダやお庭に、LEDライトやランタンを置いて幻想的な光の中で、過ごすのも素敵です。
そして、お酒に合うおつまみも忘れてはなりません。夏野菜を使ったさっぱりとした和え物や魚介類のマリネ、きのこのアヒージョなど、季節感を取り入れたおつまみは、お酒の風味を引き立てて、会話を弾ませてくれます。
彩り豊かな食材を使うことで華やかな食卓になり、夏のひとときを特別なものにしてくれるでしょう。
無理なく楽しむ、お酒とのちょうどいい距離感

お酒は私たちの暮らしを豊かにしてくれる存在ですが、健康的に楽しむためには、ご自身にとっての「適量」を見つけることが大切です。ここでは、無理なくお酒と付き合っていくためのヒントをご紹介します。
自分の「適量」を知る!心と身体をいたわる飲酒の目安
年齢を重ねるごとに、身体の変化を感じている方も多いかもしれません。アルコールの分解能力も、年齢とともに低下すると言われているため、若いころと同じペースで飲んでいると、身体に負担がかかってしまうことも。今の自分の身体と向き合って、無理のないお酒の「適量」を知っておくのも大切です。
厚生労働省は「節度ある適度な飲酒量」として、純アルコール量で1日に20g程度を推奨しています。これは、ビールなら中瓶1本(500ml)、日本酒なら1合(180ml)、ワインならグラス1杯半(約180ml)、焼酎なら0.5合(約100ml)に相当します。
ただし、これはあくまでも目安です。お酒に強い・弱いといった体質の違いはもちろん、その日の体調によってもアルコールの感じ方は大きく変わります。ご自身の身体に耳を傾けて、無理なく楽しめる量を見つけることが何より大切でしょう。
翌日に響かせない。飲んだ後まで考えた賢いお酒の楽しみ方
お酒を楽しんだ翌日も快適に過ごすためには、飲んだ後の身体のことも少しだけ気にかけてみましょう。飲酒のペースは「1時間に1杯」程度を目安に、ゆっくり味わいながら楽しむのがおすすめです。
また、空腹での飲酒は身体に負担がかかりやすいため、胃腸への負担が少ない高タンパク質や低脂質の食事、さらにきのこや野菜などアルコール分解を助ける栄養素や、食物繊維の豊富な食材と一緒に楽しむことで、アルコールの吸収を穏やかにできます。
さらに、アルコールと同量以上の水を飲む「チェイサー」を取り入れることで、気づかないうちに脱水症状になるのを防げます。そして、翌日にすっきりと目覚めるためには、良質な睡眠も欠かせません。寝る直前の飲酒は避けて、寝室の温度や湿度を快適に整えて、心身ともにリラックスできる環境を作ってみてくださいね。
心身をリセット!「休肝日」のススメとポジティブな効果
お酒を楽しむ日があるからこそ、身体を労わるための「休肝日」を取り入れることも大切です。例えば「毎週〇曜日は飲まない日」と決めたり、「忙しい日の前日はお酒を控える」など、自分に合ったルールを決めたりするのもおすすめです。
週に2回ほどの「休肝日」を作ることで、肝臓の負担をやわらげ、疲れが取れやすくなり、お肌や眠りの調子が整うといった嬉しい変化も期待できます。
お酒との良い関係を長く続けるために、「飲む日」と「休む日」のメリハリをつけてどちらも大切にしていきたいですね。
飲まない日も楽しく!ノンアルで叶えるリフレッシュ時間

お酒を飲まない日も、お酒の雰囲気を楽しむことはできます。最近はノンアルコール飲料の種類がとても豊富で、ビール風味やカクテル風味、そしてワインのような味わいまで楽しめるものが揃っています。
アルコールが苦手な方や「今日はアルコールはお休み」という日にも取り入れやすく、選ぶ楽しみが広がっています。「お酒=アルコール」という枠にとらわれずに、日々の中に取り入れやすいリフレッシュアイテムとして、ノンアルコール飲料を活用してみてはいかがでしょうか。
「健康なカラダ」で夏のお酒を楽しもう!夏の体調管理に役立つきのこのパワー

お酒を健康的に楽しむためには、日々の体調を整えておくことも大切です。特にお酒を飲む機会が増える夏は、暑さによる体調不良や食欲不振になりやすい時期でもあります。日頃から健康的な身体作りを意識することで、夏を元気に、そしてお酒をもっと楽しむことができるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、日々の食生活に「きのこ」を取り入れることです。きのこに豊富に含まれる食物繊維は免疫細胞の集まる腸を整えることで、免疫維持に役立ちます。
さらに、きのこに豊富なカリウムは汗で失われやすく、不足するとだるさや倦怠感を引き起こすため、夏バテ予防のためにも積極的に摂りたい栄養素です。
また、きのこには、うま味成分の「グアニル酸」と「グルタミン酸」も豊富に含まれています。うま味を活用することで少ない調味料でもお料理が美味しく仕上がり、減塩にもつながるため、健康的にお酒を楽しむことができます。
このように、おつまみや日々の食事にきのこを取り入れることで、よりヘルシーにお酒を楽しむことができるでしょう。適度なお酒とバランスの取れた食事で、夏本番も元気に過ごしていきましょう。