スポーツをする理想の身体づくりPowered by 医療法人 雨宮病院2019.09.01
食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋。秋は気候も落ち着き過ごしやすくなるのでスポーツにも勉強にも適しています。また、冬に向けて蓄える本能が働くために食欲が強くなると言われており、様々な理由から○○の秋という言葉が使われるようになったようです。みなさんはどんな秋を過ごしますか?
この時期は走るのにも適しておりマラソン大会も多く開催されます。今回はランニングをテーマにカラダとココロに効果的なランニングの方法を紹介します。
ランニングやマラソンのブームは2007年の東京マラソンをきっかけにはじまりました。健康に良く、お金もかけずにできることが背景にありましたが、現在ではランニングウェアやウェアラブルなどが充実し経済効果が生まれるほどになっています。
健康面からみたランニングはどのような効果があるのでしょう?ランニングは有酸素運動であり、脂肪燃焼・代謝改善の効果があり高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防・肥満改善などの効果があります。また、ランニングがつくるリズムの効果によって脳内のセロトニン分泌量が増え、気分の爽快感やストレスに対しても効果があります。
ただ、漫然と走るよりも効果の高まる方法をお伝えします。
以前のコラムでも紹介しましたが、セロトニンの分泌量を増やすには一定のリズムを10分以上繰り返すのが良いとされています。走る時には一定のペースを保つように心がけましょう。
こちらも以前紹介しましたが、脂肪燃焼や代謝の改善のためには心拍数を指標にします。普段あまり運動しないという方は7月のコラムにある式を参考にしてください。運動習慣がある方は、0.5、0.6のところを0.6、0.7に変えて計算し目標心拍数にしてください。
良い姿勢で走る事で身体への負担を減らし、体幹を鍛えることができます。背中が丸まらず、腰が反りすぎないように、肩の力は抜くことがポイントです。
姿勢を良くするためのエクササイズをご紹介しますので、ランニング前に行いましょう。
ランニングの時、肩の力が抜けて、片脚立位が安定しながら軸が回旋され、着地の衝撃を吸収しながらふくらはぎの力が抜けている状態が理想です。
回数:1周5秒とし、時計回り5周・反時計回り5周
※ももは地面と平行になるまで挙げましょう。 ※右脚と右手は一直線を維持しましょう。
回数:左右交互に20セット
※着地のときに音がならないように意識することがポイント ※片脚着地後は①に戻り反対の脚を行います
回数:左右交互に行い20セット