きのこで菌活。

女性全員に関わる病気「骨粗しょう症」を防ごう


 
ついつい後回しにしがちなのが「骨」のケア。でも、何も対策をしないでいると、骨がもろくなる「骨粗しょう症」になってしまうことも……。ピンクリボン月間の今月は、骨など普段気にしていない部分の健康にも目を向けてみませんか。骨粗しょう症を予防するための方法は2つ。ひとつは、今週のトレンドコラムでもお伝えしているように、骨に負荷をかけて“鍛える”こと。もうひとつは、骨の素となるカルシウムを補給すること。今週は、管理栄養士・料理家の磯村優貴恵さんが、効率よくカルシウムを補給するコツを教えてくれました。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

磯村優貴恵(管理栄養士・料理家)

関東学院大学人間環境学部健康栄養学科卒。大手ダイエットサロンに勤務中、食事指導で具体的なメニューや調理法を伝える必要性を感じ、退職後、3年間の料理経験を積む。現在は、子どもから大人まで家族みんながおいしく食べられるレシピや栄養情報を、誌面やウェブで発信。商品開発なども手掛ける。

 

20歳からどんどん減っていく「骨量」

—— 編集部:今回は「骨」について教えていただけるそうですが、女性のカラダの悩みにどんな関係があるんでしょうか。

—— 磯 村:これまでお伝えしてきた「肥満」や「肌荒れ」については、多くの人が気を使っていると思います。でも、同じくらい大切なのに、「骨」のことは見落とされがちなんです。骨に蓄えるカルシウムの量、いわゆる「骨量」は、20歳頃にピークを迎え、加齢とともに減少してしまうんです。
特に女性は、妊娠や出産、授乳や閉経など、ホルモンバランスが大きく変化を迎える時期に、骨に含まれるカルシウムがどんどん失われます。すると、骨がスカスカな状態、いわゆる「骨粗しょう症」になりやすくなるんです。

—— 編集部:「骨粗しょう症」はよく聞きますが、自分に関係があると思っている人は少なそうですね。

—— 磯 村:骨粗しょう症は、女性なら誰もがかかりうる病気です。でも、自覚症状がほとんどないため、意識することが少ないといわれています。骨粗しょう症になると、骨が変形したり、ささいな負荷で骨折したりと、健康上の影響は計り知れません。もちろん美容面でも、骨の強度が低下して正しい姿勢を保てなくなり、スタイルや筋肉のつき方にも悪影響が出てしまうんです。

 

きのこのビタミンDで骨量の低下を抑えましょう!

—— 編集部:「骨をケア」するには、具体的にどのようにしたらいいのでしょうか。

—— 磯 村:骨にとっていちばん大切な栄養素がカルシウムであることは、ご存知ですよね。ところが、骨量キープのためには、カルシウムだけを摂ればよいというものではないんです。カルシウムをスムーズに吸収するためには、ビタミンDの働きが欠かせません。
このビタミンD、紫外線を浴びることで体内で合成されるのですが、最近は皆さんどのシーズンも日焼け止めを塗っていますよね。室内でも、UVカット機能も発達していますから、紫外線を浴びる機会がぐっと減ってしまっています。

—— 編集部:日光に当たらないとビタミンDが不足してしまうということですか?

—— 磯 村:そうです。ですから、骨をケアするためには、食物からビタミンDを摂ることを意識してください。特にきのこにはビタミンDが豊富に含まれています。たとえば、ブナシメジは100gあたり2.2μg、成人が1日に摂る目安量のおよそ40%です。
カルシウムを多く含む食材、たとえば桜えびや小松菜などをきのこを組み合わせることで、骨粗しょう症対策になります。意識的にしっかりケアすれば、骨量の低下をゆるやかに抑えることができますよ。

 

おすすめレシピ

運動会、遠足等のイベントのお弁当にもぴったり! 忙しい朝にもオススメです。

 

【次週は10月のコラムの最終回。やはり気になる「肥満」や「生活習慣病」を予防するための方法をレクチャーします。ここでもきのこは大活躍、どうぞお楽しみに。】