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きのこアルバム

人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。

【きのこアルバム】オオワライタケ

日差しも日に日に強さを増し、初夏に向かう時期となりました。
不安の多い中ではありますが、山を彩る様々なきのこのご紹介を通し、
ほんの少しだけでも、楽しい時間を共有させていただけましたら幸いです。

そんな思いで今回は、「笑」を名前に持ち、初夏の太陽を思わせる丸くオレンジ色のきのこ「オオワライタケ」をご紹介します。

オオワライタケは夏から秋、コナラ・シイなどの枯れ木に束になって発生するきのこ。
傘は発生した当時半球形をしていますが、成長とともに徐々に平らへと開いていき、直径15cmほどになる比較的大きな種類です。

オオワライタケは世界中に発生するきのこと言われており、もちろん日本各地でも発生が確認されています。そのため、様々な地方名を持つことでも有名。
例えば・・・山形県では「おとこまいたけ」、岩手県・青森県では「おどりたけ」、秋田県では「わらいもだし」など。
特に東北地方で例が多いことからも、東北地方のきのこ文化の深さがうかがえますね。

また、「オオワライタケ」は漢字ではズバリ「大笑茸」と書きます。
笑顔になるきのこだなんて素敵・・と思ってしまいますが、実はオオワライタは幻覚や幻聴などの症状を引き起こす有毒きのこ。その中毒症状から、日本ではこのように呼ばれるそうです。(諸説あります)

ただ、非常に強い苦味がある点も特徴と言われており、この苦味は湯でこぼすことで和らぐそうですが、笑う前に“しかめっ面”になってしまうようにも感じます。

ちなみに、オオワライタケは汗のような臭いが特徴といわれていますので、もし山で汗の臭いがしたら近くにオオワライタが生えているかもしれません。ただし、発見しても見て楽しむようにしてくださいね。

※今回ご紹介したオオワライタケは有毒きのこですが、野生のきのこを食べる際は、必ず、専門家の方の目視での確認を得たうえでお願いいたします。

「笑い」と明るい印象の名前をもちながら、有毒で汗の臭いがする、個性的なきのこ「オオワライタケ」。
きのこはそれぞれが本当に個性的な特徴をもっており、それらの多様性もまたきのこの魅力のひとつですので、皆さんもぜひ、そんなきのこの世界を楽しんでみてくださいね♪

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≪参考文献≫
○今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編(2011)増補改訂新版 山渓カラー名鑑 日本のきのこ.山と渓谷社,東京
○長沢栄史 監修 (2003) フィールドベスト図鑑14 日本の毒きのこ

 

「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪きのこ発見!情報を送る

 

◆◇◆オオワライタケ◆◇◆

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