人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】アオイヌシメジ
今年は暖冬で冬を感じる機会も少なかったように感じますが、
道端の菜の花やタンポポなどから春の訪れを感じると、やはり日本の四季を感じるとともに新しい季節への期待感が高まりますね。
今回は、近づく春の風物詩「桜もち」の香りがすることで有名なきのこ「アオイヌシメジ」をご紹介します。
アオイヌシメジは傘の直径が3~6cmときのこの中では平均的な大きさで、秋、広葉樹林の腐葉土の上に群れになって発生します。
秋の森から“桜もち”の匂いがするというのは、なんだか面白いですよね♪
また、「桜もち」と聞くと「ピンク色」を連想するため、青色が美しい「アオイヌシメジ」から桜もちの匂いがするというのは意外に思われる方も多いのではないでしょうか。
「桜もち」と表現しているのは日本独特のもので、世界共通の例としては「アニス(スパイスの一つで、フェンネルと似た甘い香りを持ち、お菓子やお酒に使用されることも多い)」のようだと表現されることも多く、いずれにせよ甘く芳しい香りが特徴のきのことされています。
学名にある「odora」が「匂いのある」という意味であることからも、世界共通で香りが特徴的とされていることが伺えます。実際に、食用にできるきのことされていますが、甘い匂いが強いため、あまり食用には向かないといわれることもあるほどなのだとか。
また、漢字では「青犬占地」と書き、青色である点も特徴の一つであることが伺えます。
「犬」という漢字については、一説では“あまり価値のないものにつけられる”とされているそうですが、人と犬の歴史が長いことを考えると、もしかしたら“身近なきのこ”だったことからこのような名前で呼ばれるようになったのかもしれませんね。
******************
春になると、徐々に野生のきのこたちも顔を出し始めます!
野生のきのこには、食用きのこによく似た毒きのこもありますので、専門家の方の実物をみての確認がない限りは目で見て楽しむようにしていただければと思いますが、春の行楽などで山や公園を歩く際には、ぜひ足元にもご注目ください♪
≪参考文献≫
今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編(2011)増補改訂新版 山渓カラー名鑑 日本のきのこ.山と渓谷社,東京
「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪きのこ発見!情報を送る
◆◇◆アオイヌシメジ◆◇◆
以下よりご使用のパソコンの解像度を選択してダウンロードしてください。
・1280×1024
・1600×1200
・1920×1200
▼Windowsの場合
表示された画像の上でマウスの右ボタンをクリックし、
メニューから「デスクトップの壁紙として設定」を選択してください。
▼Macintoshの場合
表示された画像の上で、
「controlキー+クリック」→「画像をディスクにダウンロード」。
「Apple Menu」→「システム環境設定」 > 「デスクトップとスクリーンセーバー」を選択し
「デスクトップ」のタブを表示。
その上へダウンロードした画像をドロップしてください。
任意の画像の配置方法を選択し、「デスクトップに設定」ボタンをクリックしてください。
きのこの壁紙をGET!「きのこアルバム」アーカイブはコチラ
今おすすめのきのこレシピ
-
きのことほうれん草のキッシュ
寒さから筋肉が硬くなりやすいこの時期は、食事から、健康な筋肉・骨づくりを意識することが大切です。きのこに豊富なビタミンDは、丈夫な筋肉や骨づくりに欠かせない栄養素。筋肉の材料となるタンパク質や、骨の主成分となるカルシウムの豊富なチーズや牛乳と合わせることで効果がアップ!栄養バランスのよいメニューで、怪我をしにくい身体をつくりましょう!
レシピを見る