お酒が彩る夏の暮らし。食卓に華を添える「お酒」の魅力とは
2025.06.23
梅雨が明けるといよいよ夏本番ですね。暑気払いや行楽など、お酒を楽しむ機会が自然と増える季節です。「今日は何を飲もうかな」「どんなふうに楽しもうかな」そんな日々の選択が、毎日の気分をちょっと明るくしてくれることも。
一方で、お酒というと、身体への負担が気になる方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、お酒の種類や歴史、夏におすすめのお酒の楽しみ方、そして健康的にお酒と付き合うためのヒントを前編・後編に分けてお届けします。
前編となる今回は、「お酒の種類」や「選び方のヒント」、「お酒を楽しむ演出方法」とともに、アルコールケアにも役立つおつまみにぴったりなきのこレシピをご紹介します。
INDEX
お酒の種類とそれぞれの魅力

お酒と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?ビールや日本酒、ワイン。世界には、たくさんの種類があります。それぞれの個性を知ることで、お酒との出会いや楽しみ方が広がるかもしれません。
はじめに、定番と個性派のお酒、お酒の歴史、そして選び方のヒントをご紹介します。
知っておきたいお酒の種類と特徴
下記の表に「お酒の種類と特徴」をまとめましたので、お酒を選ぶ時の参考にしてみてくださいね。

このようにお酒と一口に言っても様々な種類があります。お酒は昔から「ハレの日」を彩る存在として親しまれており、中でも「日本酒」は、神事やお祭り、季節の節目などで飲まれ、家族や地域のつながりを深める役割も担ってきたと言われています。
お米作りとともに発展してきた日本酒は、日本人の食文化と深く結びつきながら生まれてきたもの。各地では個性豊かな「地酒」も生まれ、今も多くの人に愛されています。
このようにお酒には、「誰かと過ごす時間を、少し豊かにしてくれる力」があるのかもしれませんね。
あなたの好みは?お酒選びのヒント
お酒の選び方は、味や香り、アルコール度数や価格、ボトルのデザインなど、意外と幅広いポイントが関わってきます。
「お酒 ランキング 女性」「お酒 おすすめ」といった検索も多く、日々のちょっとした楽しみにぴったりな1本を探している方も多いようです。
飲みやすさを重視するなら、フルーツ系の酎ハイやスパークリングワインも人気。深い味わいをじっくり楽しみたい方には、日本酒や赤ワイン、ウイスキーなど、少しずつ嗜むスタイルもおすすめです。
食事がもっと楽しくなる!お酒と料理のおいしい関係

お酒と料理は、お互いの魅力を引き出し合います。ただ一緒に飲むだけではなく、料理との相性を意識することで、食卓がより豊かになり、感動するような味わいに出会うこともあるでしょう。
そこで次に、お酒と料理の「マリアージュ」の基本や家でのお酒時間をより楽しくする演出のヒントをご紹介します。
相乗効果を味わう「マリアージュ」の基本と自宅での応用術
お酒と料理の組み合わせで、どちらの味わいも引き立たせることを『マリアージュ』と呼びます。フランス語で「結婚」を意味するこの言葉。実はご家庭でも気軽に実践できます。
下記の表におすすめの「お酒と料理のマリアージュ」の組み合わせをまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

難しく考える必要はありませんが、お酒と料理の相性に少しだけ目を向けるだけで、お酒のさらなる奥深さや今までにない料理の味わいに出会えるかもしれません。
心地よい気分を高める!空間を彩るお酒の演出
お酒の時間をより特別にするために、空間や演出にも注目してみましょう。例えば、お酒の種類ごとにグラスを変えてみるのもおすすめです。
「ビール」なら泡立ちを楽しめるジョッキや細身のタンブラー。「ワイン」は、香りを引き出すワイングラス。「日本酒」には、冷酒用のガラス器や温かみのある陶器のぐい呑みなど、お酒の種類に合わせたグラスを使うことで楽しみが広がります。
また、照明を少し落としたり、ジャズやボサノバなど静かな音楽を流してみたりすると気分もゆったりして、日常とは違う雰囲気を楽しめそうです。
好きな香りの「アロマ」を焚いたり、お気に入りの器を使うなど、「五感」で楽しむ工夫を取り入れると、家にいながらも特別なひとときが楽しめます。
お酒をヘルシーに楽しみながら、元気もチャージ!きのこ料理のススメ

夏に向けてお酒を飲む機会が増える一方で、身体をケアしながら健康的にお酒を楽しみたいですよね。年齢に関係なく、体調に合わせたお酒の楽しみ方が大切な場面もあるかもしれません。
そんな時は、身体の内側からケアしてくれる「きのこ」を、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
しじみにも含まれることで知られている「オルニチン」は、きのこにも豊富に含まれており、その量はしじみの約5~7倍といわれています。オルニチンはアルコール代謝を行う肝臓の働きをサポートすることで、アルコールケアや二日酔い対策に役立ちます。
また、きのこには、アルコールの分解を助ける「ビタミンB1」も豊富に含まれています。さらに、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きもあり、疲労回復やだるさ軽減に効果的なため季節の変わり目の体調管理にも役立ちます。
お酒を飲む機会が増えるこれからの季節、お酒を健康的に楽しむためにも「きのこ」はとても心強い味方になってくれるはずです。きのこはアルコールケアだけでなく、だるさケアや体調管理にも役立つため、お酒を飲む日も、そうでない日も、きのこを積極的に食事に取り入れて、美味しく健康管理をしていきましょう。
後編では、夏におすすめのお酒の楽しみ方や、お酒を楽しむための「適量の目安」や「飲んだ後のケア」「休肝日の工夫」など、心と身体にやさしい飲み方をご紹介します。さらに、飲めない日も楽しめるノンアルコールや、夏の夜を彩る演出のヒントもあわせてご紹介します。暮らしの中で、お酒との心地よい関係を育むヒントをお届けしますので、ぜひご覧ください。