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きのこで菌活。

食事で、つらい「ストレス」を緩和しよう!

少し疲れたなと感じたら、リラックス効果(ストレス抑制効果)のある成分を取り入れてみませんか。
例えば、きのこには「GABA(ギャバ)」という成分が豊富に含まれています。
 

トマト、アスパラガス少し前から話題になっている「GABA」は、きのこをはじめ、発芽玄米でやトマト、アスパラガスなどの野菜にも豊富に含まれているのは有名な話。
また、人工的にGABAを添加したチョコレートや飴などの食品が開発、販売されるようになったので、名前だけは知っているという方も多いはずです。

アロママッサージできる限りこのようなストレスを緩和してくれる成分も毎日の食事から取り入れ、イキイキ生活を楽しみたいもの。
今週のトレンドコラムでは、マッサージ等の「アーユルヴェーダ」によるリラックス方法をご紹介していますが、「きのこで菌活。」では、毎日の食事で体の中からリラックスさせるストレスケアをご紹介します。
管理栄養士の三城円先生に、GABAの効果について伺いました。

三城円さん■ ■ 監 修 ■ ■
三城円(さんじょうまどか)
管理栄養士、San-CuBic代表

容姿コンプレックス・ダイエット・摂食障害等さまざまな経験から、食べる恐怖や罪悪感を持ち、ひとりで苦しんでいる人が多いことを知り、“食事の相談できる人や場所が必要だ!”と感じ、パーソナル管理栄養士として食生活相談をスタート。
“理想の自分”を手に入れるために、食という手段を用いて、おひとりおひとりに寄り添えるパーソナル管理栄養士として、あなただけの“食の軸”を見つけてい。く活動を行っている

 

ストレスを緩和してくれる「GABA(ギャバ)」

ストレス緩和適度な緊張感があったほうが生き生き過ごせるように、「ストレス」は人が生きるうえで欠かせないものですが、過度に受けてしまったストレスはできるだけ和らげてあげることが大切なことは言うまでもありません。
そのための方法はさまざまですが、実は食事面でもストレスを緩和する方法があります。そのカギを握るのが「GABA(ギャバ)」と呼ばれる物質です。

GABAとは、γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)のことで、近年、抗ストレス作用をもつことで注目されている神経伝達物質のこと。実はこの物質、私たちの体内にも存在するアミノ酸の一種で、ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑えてリラックス状態をもたらしてくれるというものなのです。

 

きのこのGABAでストレスを撃退!

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このGABAは、私たちの体内だけでなく、いくつかの食べ物にも含まれていることがわかっています。
その代表ともいえるのが、きのこです。特にブナピーやブナシメジには多く含まれています。その量は、ブナピーで乾燥100gあたり0.58mg、ブナシメジで0.34g。きのこにはさまざまな栄養素が豊富に含まれているだけでなく、このGABAもたっぷりなのです。
GABAの作用はさまざまですが、神経のたかぶりを抑えて心をリラックスさせてくれる、寝付きがよくなり深い睡眠をとれる、免疫力の低下を防いでくれるなど、ストレスの悪影響を和らげてくれるものばかりです。

例えば、きのこの漬け置きサラダなど常備菜として食べるようにすれば、ストレスによる悪影響を日常的に防いでくれます。ストレスを感じたら、きのこ料理でカバーしてみてはいかがですか?

 

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作り置きもできて、便利。ヘルシーで食べやすいところも魅力です。