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きのこで菌活。

夏準備!今年の美肌は“菌”で勝つ!

菌活とは菌の力を利用した食品を食べることで、健康やキレイを目指し、もっとイキイキとした生活を送ろう!というものです。
チーズ、ヨーグルト、味噌、きのこなどの食品はビタミンや豊富な栄養を含むことから、整腸作用や美肌効果、老化防止などが期待できる女性の味方です。

その中でも、きのこに注目してみてください。

「菌」という字の訓読みは、なんと「きのこ」。実は、きのこは菌をそのまま食べることができる唯一の食材なのです。きのこは低カロリーなのはもちろん、腸内の善玉菌のエサになる食物繊維が豊富で、腸内環境の改善に役立つ優れものです。さらに、様々な美容・健康機能の研究も進んでいます。さらに旨みもたっぷりで、どんな料理にも相性がよく、いつもの食事にきのこを入れるだけで簡単に、手軽に「菌活」ができるのです。毎日の美容と健康は、食事から。さぁ、毎日きのこで菌活続けましょう!

菌活についてもっと詳しく知る!

今月のきのこで菌活
vol.2夏準備!今年の美肌は“菌”で勝つ!

5月になり暖かく過ごしやすい気候になると、いよいよ行楽シーズンの始まりです。GWもあり、旅行など楽しみな事も多い時期ですが、間もなくやってくる“夏”に向けて「美肌の下地づくりを行う重要な時期」でもあります。そこで今回は、菌活を活用してカラダの内側から輝くインナービューティケアを取り入れて“猛暑に負けない美肌づくり”を目指すコツをご紹介します。

ビタミンB2で体の内側からUVケア

5月になると、紫外線の強さもだんだん気になってきますよね。紫外線はお肌の老化を促進し、女性の代表的なお肌の悩みであるシミ・しわ・たるみの原因となるので、日焼け止めクリームを塗って外側からの対策をするとともに、今年は“カラダの内側から出来るUVケア”も実践してみてはどうでしょう。

きのこに含まれるビタミンB2は健康的な肌を作るために重要なビタミンで、皮脂分泌を調整し、ニキビ予防にも効果的。また、このビタミンB2はシミの大きな要因である「肌サビ」を防ぐことでも知られています。「肌サビ」は各器官を構成する分子を酸化させ、老化の原因とも言われる活性酸素が体内の鉄分などの細胞を酸化(サビ)させるために起こります。ビタミンB2は体内の活性酸素を取り除く“抗酸化”の性質が有るので、紫外線や加齢によるお肌の老化防止(アンチエイジング)にもおススメなのです。

その他の抗酸化ビタミンである、A、C、Eと組み合わせるとより効果的なので、ビタミンA、Eを多く含む緑黄色野菜やCを多く含む淡色野菜ときのこを組み合わせる食生活でインナービューティーケアを実践し、カラダの内側から輝く美肌作りをしてみましょう。

美腸づくりで美肌づくり

内側からの美肌づくりについて、補足しておきます。

カラダの内側の状態がお肌に与える影響は決して少なくありません。

特に気にしたいのが腸の状態で、腸の状態が悪いと便秘、肌荒れ、免疫力の減退などが起こってしまいます。そこでまずはインナービューティケアの基本として腸をキレイに保つことを心がけましょう。食物繊維を豊富に含むエリンギなどをしっかり摂ることで腸内環境を整え、その上で様々なビタミンなどの栄養素を取り入れていくことが大切です。

腸がキレイでないとビタミンなどの吸収も悪くなり、せっかく栄養を摂っても効率良く摂取することができなくなってしまうという事もしっかり覚えておきましょう。

ココロのケアも美肌への近道

また、美肌づくりの為に重要なポイントとして“ストレスと上手に付き合うこと“がありますが、美肌づくりにはカラダのケアに加えてココロのケアもとても重要なのです。連休が空けて「何だかダルい」「疲れやすい」といった“五月病”を発症してしまう前に、食べ物からもストレスケアをしていきましょう。

その中でも、おススメなのが特にブナシメジ・ブナピーに多く含まれる成分GABAです。GABAはリラックス効果が期待出来るので、「ほっと一息つきたい」そんな時に、取り入れてみましょう。また、きのこ全般に含まれるビタミンB1は中枢神経を正常に保つので、集中力を高めたいときや、疲労回復したい時にもおススメです。

ビタミンB1はニンニクやネギなどに含まれる成分であるアリシンと組み合わせると吸収がアップするので、ニンニクときのこを一緒に炒めたり、カレーに入れたりして効率的に食べてみましょう。

また、マイタケにはストレスによる肌荒れの予防・改善が期待出来る効果がある事を覚えておきましょう。

“涼食スタイル”+“美女弁”で上手に菌活。

さて、そんなインナービューティケアを手助けする、これからの時期にぴったりな食事についてご紹介しましょう。

キーワードは『涼食』と『美女弁』です。

5月は段々気温も上がり、食欲が落ちて、あっさりとしたものが食べたくなる頃。そんなときは「冷製風パスタ」や「サラダ」にきのこを加えた“涼食スタイル”にしてみては如何でしょうか。きのこを和風だしで煮込んだ「きのこソース」を冷蔵庫で冷やしておき、茹でた麺と絡めると簡単に“きのこ涼食メニュー“に。また、お好みのサラダに茹でたきのこを加えると、しっかり食べられて、美肌ケアまでできてしまい、まさに一石二鳥です。この時期の定番メニューに加えてみてはいかがでしょうか。

また、お昼にお弁当を食べる際にも一工夫してみましょう。

毎日食べるお弁当や行楽の際に持っていくお弁当にインナービューティケアに繋がる食材を取り入れるのが「美女弁」です。おかずにきのこ類を一品でも取り入れるようにすれば、自然と美肌ケアができてしまうんです。

今年は『菌活』インナービューティケアで夏準備をしっかりとして、猛暑の中でも涼しく輝くcool&beautyを目指しましょう。

【監修】管理栄養士 川村郁子先生

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