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きのこで菌活。

春から始める菌活で内側から美しく!

菌活とは菌の力を利用した食品を食べることで、健康やキレイを目指し、もっとイキイキとした生活を送ろう!というものです。
チーズ、ヨーグルト、味噌、きのこなどの食品はビタミンや豊富な栄養を含むことから、整腸作用や美肌効果、老化防止などが期待できる女性の味方です。

その中でも、きのこに注目してみてください。

「菌」という字の訓読みは、なんと「きのこ」。実は、きのこは菌をそのまま食べることができる唯一の食材なのです。きのこは低カロリーなのはもちろん、腸内の善玉菌のエサになる食物繊維が豊富で、腸内環境の改善に役立つ優れものです。さらに、様々な美容・健康機能の研究も進んでいます。さらに旨みもたっぷりで、どんな料理にも相性がよく、いつもの食事にきのこを入れるだけで簡単に、手軽に「菌活」ができるのです。毎日の美容と健康は、食事から。さぁ、毎日きのこで菌活続けましょう!

菌活についてもっと詳しく知る!

今月のきのこで菌活
vol.1春から始める菌活で内側から美しく!

4月は、入学式、入社式、歓迎会などの行事が目白押しで新しい出会いも多い季節です。そんな時何といっても大切なのが「第一印象」ではないでしょうか。しかし、メイクや髪型、洋服などの表面だけでなく、カラダの内側からの美しさも大切ですよね。そこで今回は「4月から始めるヘルスケアの新習慣」として、“菌活”を活用してカラダの内側から輝く『インナービューティーケア』についてご紹介していきたいと思います。新しい季節に心機一転、カラダの内側から「自分磨き」に挑戦してみませんか?

インナービューティーケアとは?

まず、美肌作りや健康づくりの為のお手入れ方法は大きく分けてスキンケアやメイクなどで外から補う「アウタービューティーケア」と食事・睡眠・運動などの生活習慣を整え、内側から働きかける「インナービューティーケア」の2つに分けることが出来ます。

健康的な美しさを手に入れる為には、2つのケアを両立させる事がポイントですが、その素となるカラダの新しい細胞を生み出す為には、「食事」で基礎力を高めるインナービューティーケアでしかできません。そしてその為の具体的な方法の一つが“菌活”なのです。

菌活とインナービューティーの関係

内臓の状態は肌に出やすいことは、皆さんにも実感があるかと思いますが、特に腸の状態は肌のコンディションに大きな影響を持っています。
菌活による一番の効果は、『菌を含む食品』ヨーグルト、納豆、きのこなどを食事に取り入れ腸内環境を整えることです。私たちの腸内には約100兆個の腸内細菌が住んでいると言われています。その腸内細菌には“善玉菌”と呼ばれるものと“悪玉菌”と呼ばれるものが常在しているのですが、ストレスや偏った食事により悪玉菌が優位になると、悪玉菌の毒素により便秘、肌荒れ、免疫力の減退が起きてしまいます。

そこで摂り入れたいのが菌活食材。菌活食材は善玉菌そのものを増やすことができるのです。さらに、食物繊維やオリゴ糖などが豊富な食材を一緒に摂ることで、それらが善玉菌のエサとなり、より善玉菌を増やすことができ、腸内環境のバランスを整えてくれるのです。

バランスが整えば栄養素の吸収力もアップするので、新しい細胞が生まれ“美容・健康”に導いてくれます。

つまり、菌活を行う事がインナービューティーの要という事なのです。

きのこは優秀な菌活食材!

菌活食材の中でも100%が菌で出来ているのはきのこのみ。

“菌”と書いて訓読みで「きのこ」と読みます。そんなきのこは、インナービューティーを整える為の嬉しい栄養素を多く含んでいます。例えばきのこに含まれる第六の栄養素と言われる“食物繊維”は、一般的に食物繊維が多いと言われているキャベツのなんと約2倍にもなります。前述の通り、食物繊維は善玉菌のエサになり、善玉菌を増やし、善玉菌を増やす事で腸内環境を整え、便秘の改善や美肌に導きます。

つまり、「きのこを食べる事=インナービューティーケアを行っていること」になるのです。

ダイエットにも“きのこ”を取り入れよう!

また、インナービューティーケアで内側から整えていくと、美肌、メリハリボディなどの「見た目」の変化が見られるのも嬉しいもの。

きのこは100gあたり約20kcalと低カロリー。食感も独特で噛みごたえも有るのでダイエットにもおススメです。また、エリンギは体脂肪低減効果が期待できる事も明らかになりました※。

お肉ばかり、野菜ばかりと偏らずに色んな食材を取り入れながら“きのこ”も意識的に摂取しましょう。他の食材の脂質や糖質の吸収を緩やかにし、我慢をすることなく「内側からダイエット」を実現する為に役立ってくれます。

そこで今回は、新たに習慣付けしたい、しかもすぐに始められるインナービューティーケアをご紹介します。

その方法とは、「野菜」から先に食べる「ベジファースト」。主食の前に、野菜など糖質の分解や吸収をゆるやかにする食物繊維が豊富な食材を食べると、血糖値の上昇が抑えられ、肌の弾力を低下させる“糖化”や、脂肪をため込んで肌をたるませる“肥満”を抑える効果があります。きのこは食物繊維がたっぷりで噛みごたえも有り、満腹感を得られるので、野菜ときのこを一緒に摂ることでベジファーストの嬉しい効果を一層高めてくれます。

また、このベジファーストは朝食から三食全てで実践するのが理想です。

特に朝食を摂ることは1日を過ごすための大切なエネルギー源となるだけでなく、多くのメリットがあるので是非朝食習慣をつけましょう。

まず、朝食を食べると消化管が筋肉運動を始め、寝ている間に低下した体温を上昇させて体が目覚めます。同時に脳も活性化するので仕事や勉強の能率が高くなります。

また、朝食を抜いて1日の食事回数を少なくすると、肝臓での中性脂肪やコレステロール合成が増大し、肥満や脂質異常症の原因の一つとなります。そのため、朝食を含めて1日3食しっかりと食べることが大事なのです。

今年の春からは菌活習慣をスタートして体の内側からの美しさを高めてみましょう!

【監修】管理栄養士 川村郁子先生

体脂肪低減効果 薬理と治療 vol.38 no.7掲載

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