スポーツをする理想の身体づくりPowered by 医療法人 雨宮病院2019.04.12
春になり暖かくなってくると、気持ちも陽気になりお出かけやスポーツ、アウトドアなどアクティブに過ごしたくなりますよね。でもこの時期に「身体がだるい」「関節が痛い」など身体の不調を経験する人も少なくないのではないでしょうか?今回は季節の変わり目に起こる不調の原因と、そんな身体をリセットするエクササイズについてお話します。
冬から春にかけての不調の原因の一つは、天気の不安定さにもみられるように、高気圧と低気圧が交互にやってくることがあげられます。私たちが気圧の変化を意識的に感じるのは難しいですが、身体は変化を感じています。
人の身体には、たとえば耳は音のセンサー、鼻はニオイのセンサー、舌は味のセンサーというようにセンサーがたくさん備わっています。その中には気圧や気候の変化を感じるセンサーもあり、季節の変わり目にはこの気圧・気候センサーが働きます。
今月は、季節の変わり目の身体をリセットさせ、センサーの働きに左右されないような身体づくりのためのエクササイズをご紹介します。
気圧・気候センサーは自律神経への影響が大きいため、自律神経が刺激され身体のリズムに変化が起こり、筋肉が硬くなったりやわらかくなったり、気分がハイになったり落ち込むといった変化が起こります。冬の寒い間に筋肉が硬くなっていたり、運動不足などで身体の抵抗力が弱くなっていると、センサーの影響を受けやすくなり体調の悪さや身体の痛みになってあらわれます。
背骨の中には神経が通っていますが、特に背中や腰周辺には自律神経が多く存在するため、背骨や骨盤の動きを良くすることで自律神経の働きが整い不調の予防・改善につながります。
また、自律神経は内臓や血管に作用する他、筋肉の動きや精神面にも影響するため、スポーツ前のウォーミングアップに取り入れることでパフォーマンスのアップにつながります。次のエクササイズを毎日行うことで、季節の変わり目もアクティブに過ごしましょう!
腹筋の中でも腹横筋の筋力をつけるエクササイズ。腹横筋のはたらきを良くすることで背骨の動きが良くなります。
回数:10回繰り返し注意点:肩に力が入らないようにしましょう
背骨の動きをよくするストレッチ。背骨と背骨の間を上下に開いたり、背骨を横に倒す動きで背骨の動きを良くします。
回数:10回繰り返し注意点:腰がそりすぎないように
回数:左右5回ずつ
骨盤の動きをよくするストレッチ。
回数:左右5回ずつ注意点:痛みのない範囲で反動をつけずにおこないましょう
背骨から骨盤にかけての筋肉をほぐすストレッチ
回数:左右3回ずつ注意点:腰がそらないように、肩に力が入らないように、息をはきながらおなかをへこませておこないます。