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トレンドコラム

この春のトレンドは【キックボクシング】で、美ボディを作ること!

この春におすすめしたい最旬スポーツをお届けする今月のトレンドコラム。1週目は、オリンピックなどの影響でアスリートの健康美が注目される中で、注目を集めている「キックボクシング」を取り上げます。道端アンジェリカさん、富永愛さん、ローラさんなど、モデル・女優がスタイルキープに取り入れていることでも話題の新しいエクササイズについて、お話をうかがったのは「東京ガールズキックボクシングクラブ」代表の瀬戸晴加さん。今、多くの女性を惹き付けているその人気の秘密と魅力を、2週にわたってお届けします。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

瀬戸晴加さん

瀬戸 晴加 (Haruka Seto)

株式会社ティアラ・プロモーションズ。フリーマガジン『TIARAGIRL』編集長を経て「#Femme by TIARAGIRL」の編集長に。2014年4月、女性向けに特化した「東京ガールズキックボクシングクラブ」をプロデュース。モデル業のかたわら、朝から夜まで制作に打ち込む26歳会社員。https://www.instagram.com/setoharu1030/

 

キックボクシングは、実は女性にこそ向いている!?

取材にうかがったのは、東京・新宿御苑前にある「新宿レフティジム」。駅徒歩1分の好立地のこのジムで「東京ガールズキックボクシングクラブ」のクラスが行われています。出迎えてくれた瀬戸さんは、ふだんはモデルや編集・制作の仕事をしているキャリアウーマンです。とても格闘技をやっているとは思えない、華奢でかわいらしい瀬戸さんが、なぜキックボクシングを始めたのでしょうか?

瀬戸晴加さん

「もともと、読者モデルやサロンモデルをしていたので、ダイエットやエクササイズにはずっと興味があったんです。よく『○○するだけダイエット』とかあるじゃないですか。いろいろ食事も運動も試してはみたのですが、どれもまったく続かなくて。そんな中、タイに出張中にキックボクシングに触れる機会があったんですが、やってみたら本当に楽しくて! 楽しいうえに、終わった後の今まで感じたことのない爽快感や、びっくりするほどの汗の量を見て、これは健康的にきれいになりたい女性にぴったりなんじゃないかって思ったんです。そこから、女性のための、闘う目的ではないキックボクシングジムがあったらいいのにと考えて…」

瀬戸さんが“日本で最初の、女子による女子のためのキックボクシングトレーニング”を掲げて立ち上げたのが「東京ガールズキックボクシングクラブ」なのです。いまでは、新宿のジムだけでも800人もの女性会員がトレーニングに勤しんでいます。瀬戸さんが「キックボクシングは女性に向いている」と考えた理由はさまざまですが、そのひとつは「楽しさ」だったそう。

瀬戸晴加さん

「ストイックに自分を追い込める女性って少ないと思うんです。男性がたくさんいるジムで、マシンの使い方もわからなくて恥ずかしい…、とか、苦しいのに1時間走らなきゃって、焦る気持ちになってしまうとか。私の中で“ダイエット=精神的に苦しいもの”っていう方程式ができてしまっていたのですが、キックボクシングは何よりも最初に楽しさを感じられるのが最大の魅力。この悩みが共感を生んだのか、集まっている女性は、私のように、健康や美容のために運動をしようとして、途中で離脱してしまったという人がたくさん。みんな口を揃えて「キックボクシングだったら楽しくて続けられる!」とおっしゃるんです。そして、より長期的に継続できるように、目指したのは、部活のような雰囲気で取り組めるということ。それに、キックボクシングと聞くと男性的な印象がありますよね? そのイメージを払拭するためにキーカラーにピンクを使ったりと、女性目線を大切にしています」
いわゆる“筋トレ女子”が最近は流行っていますが、気軽に楽しめるハード系トレーニングとして、キックボクシングが注目される理由がわかります。
瀬戸さんが、このジムを立ち上げたのは、ちょうどアメリカのLAで女性のキックボクシングが流行していて、日本の女優やモデルもパーソナルトレーニングに取り入れる動きが出てき始めた頃。以前からあったエアロビに似たボクササイズとは違い、実際にサンドバッグやミットを打つことで爽快感が得られ、さらに、しなやかで美しい筋肉をつけることのできるこの新しいトレーニングは、ストレスの多い日本においてもおおいに注目を集め、人気に火がついたのです。

デトックスにダイエット、筋力アップに肩こり解消。
女性の悩みにすべて応えるキックボクシング

 

瀬戸晴加さん

瀬戸さん自身は、現在、キックボクシングのトレーニングは月に1回程度。ふだん忙しく働いているぶん、1回のトレーニングでたくさんの美容・健康効果を実感しているそうです。ホットヨガのメソッドを取り入れたプログラムでは、室温を高めに維持したジムスタジオでトレーニングを行うため、大量の汗をかくのだそう。

「1回のトレーニングが60分、終わった頃には本当に滝のように汗をかきます。1リットルくらいは出てるんじゃないかな。それだけの汗をかくので、デトックス効果がすごく高いんです。わかりやすいのは脚。私の場合はむくみがとれて、トレーニング前と後とでは、足の太さが変わるんですよ

また、ボクシングなどのハード系トレーニングで期待できるダイエット効果で特徴的なのが、運動をすることで体重が減るということだけでなく、全身を動かすことで、しなやかな筋肉が身に付くこと。また、筋トレなどの「無酸素運動」と、ウォーキングなどの「有酸素運動」を組み合わせたサーキットトレーニングもあわせて行えば、より効率的な筋力アップが見込めます。

「私の場合は、キックボクシングをするとダイエットの効果だけでなく肩こりにも効果が。パンチをすることで肩を動かすということと、全身の巡りがよくなることで血行が促進されているのだと思います。あと、月に1回のペースでやっていると、翌日はありえないくらい筋肉痛になるんですよ(笑)。日常生活で筋肉痛になることなんてほとんどありませんよね。それくらいの運動をしているということだし、そう考えると筋肉痛も心地いいんです」

個人のスキルやレベルに応じて、激しく身体を動かすことは、肩こり改善だけだなく、冷え性が改善されたり、肌がきれいになったり、体型維持に役立ったりと、いいことづくめなのだそう。
「何より、ストレス解消になるんです。ミットを蹴って『パーン』といい音が鳴るのが本当に快感で、アドレナリンが出てるなって思います(笑)。ダイエットになって、筋肉もついて、汗をかけて、楽しくて。女性が求めるものがすべて詰まっているから、キックボクシングをもっと女性に広めていきたい」と、瀬戸さんは話します。

瀬戸晴加さん

「ボクシングが注目を集める理由に、“SNS映え”するということもあるかもしれません。キックボクシングはこういうピンクのグローブやウェアのかわいさや新鮮さもあって、すごく写真映えするんです。実際にSNSでそういう写真をシェアすることでブームが拡大していっているという実感があります」

たとえば写真のグローブは、東京ガールズキックボクシングクラブが推奨するFairtexもの。試合で使われているような赤や黒のものではなく、女の子が写真を撮りたくなってしまうような鮮やかなピンク地に白のロゴが入ってファッショナブルな印象があり、男性的なアイテムであるはずのグローブがとてもキュートに。
「最初は形から入ってもいいと思うんです。こうして楽しめるポイントが多いほうが、運動が苦手な女性は続けることができる。きちんと続ければ護身にも役立つし、気持ちよく汗を流すことができて、楽しく、かわいく運動できる。こんなに女性のニーズに合うスポーツも、そうそうないと思うんですよね」

【次週は、実際のキックボクシングジムの様子をご紹介。瀬戸さんが伝授してくれる、家庭でもできるキックボクシングにもご注目を!】

 

【今週更新!きのこで菌活。】

春に向け、スポーツで気持ちもスッキリ、健康と美容も叶えたいですね。きのこで菌活でも、免疫力の要、“腸”を整えることで、美肌づくりから風邪対策、花粉症対策ができますよ♪

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

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