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きのこアルバム

人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。

【きのこアルバム】ショウゲンジ

いよいよ秋本番!山々は色づきはじめ、実りの季節の到来です。
そこで今回は、秋らしい落ち着いた色合いの ザ・きのこという形をした、きのこ界ではメジャーなきのこ「ショウゲンジ」をご紹介します。

 
ショウゲンジは夏の終わりから秋にかけて、広葉樹林・針葉樹林の両方の地上に広く発生するきのこ。
直径は4~15cm程度と平均的な大きさで、幼菌時は卵形をしていますが成長と共に傘が開いていき、最後は傘がほぼ平らになります。
また、黄土色の傘の表面には放射状のシワがあるのも特徴のひとつ。そのため学名の「Cortinarius caperata」の「caperata」には“シワの寄った”という意味があります。

発生頻度は比較的高く、さらに食用できるきのこのため、全国的にも有名で身近なきのこといえます。

ショウゲンジ2

ここで注目していただきたいのが「ショウゲンジ」という名前。
きのこは日本名では「○○タケ」と語尾に「タケ」がつくものが多くありますが、ショウゲンジは「タケ」はつかず、さらに漢字では「正源寺(または性賢寺)」と書きます。

お寺の名前?!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、一説によると、江戸時代の1835年に坂本浩然により記された「菌譜」に『性賢寺の僧がこれを初めて食し、このきのこが食用になることが知られるようになった』という内容のことがかかれていたためショウゲンジと呼ばれるようになった、と言われています。

 
一方、全国的に食されているきのこのため地方ごとに様々な呼び名があるのも特徴的。
中でも、ショウゲンジの姿が「深い編笠をかぶり、尺八を吹きながら歩く虚無僧のように見える」という理由から「コムソウ」と呼ぶ地域や、坊主のように見えることから「ボウズタケ」と呼ぶ地域、更には「薦(こも)」を被ったように見えることから「コモッカブリ」と呼ぶ地域もあります。

自然界に存在する個性的な特徴をもつきのこと比べると大変スタンダードなきのこのように見えますが、昔から人々の身近にいて、多くの方の想像力を掻き立て、さらにはお腹を満たしてきたきのこなのですね♪

 
※※※※※※※※
今回ご紹介したショウゲンジは一般的に食用可能なきのことされていますが、自然界には良く似た毒きのこやまだ図鑑に登録されていないきのこもあるため、専門家の実物を見ての判断がない限りはお召し上がりいただかないようお願いいたします。
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美味しいものがあふれる秋。
食べ過ぎには気を付けながら(!)素敵な秋をお過ごしください♪

 
<参考文献>
・今関六也・大谷吉雄・本郷次雄編(2011)増補改訂新版 山渓カラー名鑑 日本のきのこ.山と渓谷社,東京.
・池田良幸(2013)新版 北陸のきのこ図鑑.橋本確文堂,石川.
・川村清一(1929)原色版 日本菌類図説.大地書院,東京

 

「こんなきのこを見つけた!」という情報がありましたら是非きのこらぼに教えてください♪きのこ発見!情報を送る

 

◆◇◆ショウゲンジ◆◇◆

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