人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】クチキトサカタケ
暖かく過ごしやすい日が続き、春本番に向けて気持ちが高まる時期ですね。春のイベントやお出かけを心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。
そんなこの時期のイベントのひとつには、イースターがあります。
イースターとは、キリストの復活を祝うためのお祭りで、ニワトリが卵の殻を破って産まれる姿が復活を象徴するため、卵を食べたり卵に色を塗って飾ったりして祝うのが一般的です。街中で色鮮やかに飾られた卵を見たことがある方も多いかもしれませんね♪
そこで今回は、新しい生命の象徴となるニワトリの“トサカ”を名前に持つきのこ『クチキトサカタケ』をご紹介します。
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クチキトサカタケは日本に分布し、日本以外ではまだ発生報告がないといわれています。夏から秋にかけてブナの倒木の幹の上などに発生するきのこで、絶滅危惧種にも指定されている貴重な種類の一つとされています。
きのこ全体の大きさは、横幅約5~9cm、高さ約3.5~7cm。
根元からは複数の突起が伸びており、こん棒のように細長いもの(こん棒状)や、やや平たく広がるもの(扁平状)があり、形の違いが見られるのも特徴です。
こん棒状の突起は幅約0.6~0.7cm、長さ約2.5cm。
一方で、扁平状のものは上部の幅約2cm、下部の幅は約1cm、厚さ約0.5cmで、長さは通常約2cmです。
これらの突起の先端は丸く、時には小さく切れ込んでいることもあります。
また、表面は粉がふいており、なめらかな手触り。触ると弾力のある肉質です。
色は灰色に黄緑色が混ざったような色合いで、成長するとオリーブ褐色へと変化します。
また、きのこを薄く切った断面を薬品のひとつである水酸化カリウム溶液に入れると、組織が紫色に変化し、その色素が液中に溶けだすのも特徴で、研究者などが種類を見分ける際の手がかりのひとつになっているそうです。
ちなみに、クチキトサカタケは漢字で書くと「朽木鶏冠茸」となります。漢字の通り、“朽ちた木”から発生することと、きのこの形が鶏の“トサカ(鶏冠)”に似ていることから名付けられたといわれています。
きのこの名前をじっくり見ると、生態や見た目など、様々な特徴を捉えて名付けられているところも面白いですよね♪
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新年度が始まり、新しい季節に気持ちが高まる時期。日々の食事に「きのこ」もとり入れて春のイベントやお出かけを楽しんでいきましょう♪
【出典】
・今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編(2011)「増補改訂新版 山渓カラー名鑑 日本のきのこ」株式会社 山と渓谷社,東京
・前川二太郎 編著 (2021)「スタンダード版 新分類 きのこ図鑑」株式会社 北隆館,東京
・奥沢康正 奥沢正紀 著(1998)「きのこの語源・方言辞典 」 株式会社 山と渓谷社,東京
・今関六也・本郷次雄 編(1989)「原色日本新菌類図鑑(Ⅰ・Ⅱ)」株式会社 保育社, 大阪
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