人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。
【きのこアルバム】シロヤリタケ
まだ肌寒さが残るものの、少しずつ春の兆しを感じられるこの時期。新年度や新生活に向けて期待を膨らませている方も多いのではないでしょうか。
また、外を歩くと草木の芽吹きを目にすることもあり、新しい季節の始まりを感じるようですね。
そこで今回は、春の芽吹きを連想させる、小さく儚げな白いきのこ『シロヤリタケ』をご紹介します。
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シロヤリタケは、日本各地および北半球の温帯に分布しており、草地に1本ずつ単生するきのこです。
シロヤリタケの色は白色で、つやのある質感をもち光沢があります。
高さは約1~8cmと比較的小さく、円筒形をしており中は空洞になっています。そのため非常に脆く、触ると壊れやすい繊細なきのこです。
また、シロヤリタケと外見がよく似たきのこに以前きのこアルバムでもご紹介した「シロソウメンタケ」があります。シロヤリタケは1本ずつ単生で発生するのに対し、シロソウメンタケは束になって成長するという違いがあり、この違いも見分けるための手がかりになるだとか。
さらに、胞子の大きさにも違いがあり、シロヤリタケは約7~10µm×5~9µmであるのに対し、シロソウメンタケが約5~7µm×3~4µmと、シロヤリタケの方がやや大型であるといわれています。
1µmは1/1000mmという微細な単位。肉眼での判断は難しいですが、そのような細かな点もふまえて種類が細分化されているきのこの世界には奥深さを感じます。
ちなみに、シロヤリタケは漢字で表すと「白槍茸」となります。漢字の通り、白く細長く尖った姿が、槍に似ていることから名付けられたそう。
毒性は明らかになっていませんが、先述の通り、シロヤリタケは繊細なきのこのため食用には適していないかもしれませんね。
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春を告げる草花のような儚げな姿が印象的なシロヤリタケ。私たちも毎日の食事に「きのこ」をとり入れて、春に向けて身体を整えていきましょう。
【出典】
・今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編(2011)「増補改訂新版 山渓カラー名鑑 日本のきのこ」株式会社 山と渓谷社,東京
・前川二太郎 編著 (2021)「スタンダード版 新分類 きのこ図鑑」株式会社 北隆館,東京
・奥沢康正 奥沢正紀 著(1998)「きのこの語源・方言辞典 」 株式会社 山と渓谷社,東京
・今関六也・本郷次雄 編(1989)「原色日本新菌類図鑑(Ⅰ・Ⅱ)」株式会社 保育社, 大阪
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