東風(こち)吹かば 
匂ひおこせよ 梅の花 
あるじなしとて 
春を忘るな
                        (訳)
                        
                        春になって東の風が吹いたならば、その香りを私のもとまで送っておくれ、梅の花よ。主人がいないからといって、咲く春を忘れてはいけないよ。
                    
 
                三日月は そるぞ寒は 
さえがえる
                        (訳)
                        
                        三日月の夜は空が澄みわたってきたが、寒さがぶり返してきた。
                    
 
                - 2月の季語
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                        初春、睦月、旧正月、寒明、
 立春、早春、春浅し、
 冴返る、余寒、
 春寒、遅春、春めく、
 うりずん、魚氷に上る、雨水、
 獺魚を祭る、
 二月尽、東風、
 祈念祭、列見、絵踏、
 初午、二月礼者、針供養、
 藁馬曳き、御灯祭、梅、紅梅、
 牡丹の芽、薔薇の芽、
 三茱臾の花、黄梅、ミモザ、
 金縷梅、猫柳
- 旬を楽しむ
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                        ほうれん草、白菜、ブロッコリー、
 大根、菜の花、小松菜、春菊、
 ごぼう、ねぎ、カリフラワー、
 キャベツ、水菜、れんこん、
 甘鯛、きんき、ひらめ、
 わかさぎ、まだら、あさり、
 いちご、
 いよかん、きんかん
新しい季節への希望に満ちた豊かな時間を。
