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トレンドコラム

おうちで楽しむ! 気ラクで素敵な “おもてなし”

秋も深まってくると、いよいよやってくるイベントシーズンに向けた準備が気になるところ。トレンドコラムで注目したのは、冬を思い切り楽しむための“おもてなし”です。今週の「きのこで菌活。」コラムでお伝えしている“筋力や免疫力アップ”からの冷え対策とあわせて、トレンドコラムで特集する“賢く楽しむ”ホームパーティーのポイントもチェック!生活情報誌『サンキュ!』で主婦から絶大な人気を誇るトップブロガー・臼井愛美さんが教えてくれた、テーブルコーディネートやおもてなしの心構えを、2週にわたってお届けします。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

臼井 愛美

臼井愛美 (Itsumi Usui)

生活情報誌『サンキュ!』(ベネッセコーポレーション)のウェブサイト「口コミ サンキュ!」の人気No.1ブロガー。本誌の表紙を飾ること数十回、誌面には毎月登場するほか、イベント「主婦コレ」でステージに立つことも。料理、インテリア、ファッションなど“母も女も前向きに楽しむ”姿が幅広い年代からの圧倒的な支持を受けている。そのほか、親子服や洗剤のプロデュースなど多方面で活躍中。現在では、自身初のライフスタイルブックを製作中。【ブログはコチラ】

 

忙しい毎日だからこそ、家に人を招く“ひと手間”が活力に

臼井さんは、現在30歳。中学1年生と小学4年生の男の子、小学1年生の女の子のママでありながら、雑誌『サンキュ!』のブロガーとしてモデルを務め、エッセイを執筆し、商品開発に携わりと、多彩な活動を繰り広げています。そんな多忙な毎日を送る臼井さん、驚くのは、ファッションやインテリアにまでとことんこだわっているということ。そんな日々の暮らしを綴ったブログが、多くの読者を惹き付けています。
 

臼井愛美

 
「実は、息子の中学校のPTAの副会長もしているんです。子どもの学校での様子もわかるし、やってよかったなって思っています。困るのは、すっごく忙しくなることくらい(笑)。自分の時間はなかなかとれませんけど、だからこそ有意義に過ごしたくて、フードコーディネーター資格の勉強(現在は3級を取得)をしたり、図書館で気になる本を読みふけったり……」
 
忙しい毎日でも、ファッションやインテリアを楽しんでいるのは、もちろんそうすることが好きだから。でも、どんな人でも、時間がないときほど、“ちょっとしたひと手間”を惜しまないほうがいいと臼井さんは言います。
 
「たとえば、部屋やテーブルの上が散らかっていると、それだけでストレスになるでしょう? 忙しいからといって何もしないと、『もういいや』とモチベーションが下がって、悪循環に陥ってしまうんですよ。ただ片付けるだけでもいいし、お気に入りのアイテムを飾ったり、食器の組み合わせを楽しんだり。インテリアでもテーブルコーディネートでも、ひと手間加えて楽しむことが大切だなって思います」
 
たとえ買ってきたお惣菜でも、薬味を添えたり、キレイに盛り付けたりして、ひと手間アレンジ。
そうすると、レストランで食べるのと同じくらいかわいらしく変身し、自分や家族のワクワク感も高まります。
 

料理

 
そもそも臼井さんは、人を自宅に招いてごはんを食べることが大好きなのだそう。特に最近はリノベーションしたマンションに引っ越したばかりということもあって、人を呼ぶ機会が多くなったそうです。そんな臼井さんの“おもてなし”のポイントは、「手をかけすぎない」こと。張り切って頑張りすぎてしまうと、相手に気を使わせてしまうし、なにより自分自身にストレスが溜ってしまうと言います。
 

取材の様子
写真はインテリアの取材を受けているときの様子

 
「私自身、3人の子どもがいるし、ママ友もみんな子だくさんなんです。3人子どもがいるのが普通で(笑)。だから自然と、外食するよりも自宅でゆっくりおしゃべりしよう、という話になることが多いんです。でも、集まるといっても、大人は3、4人くらいまで。それ以上になると準備も大変ですから。おもてなしする側だってみんなとおしゃべりしたいですし、せっかく家に来てくれたのに、ずっと料理ばかりしていても……と考えています」
 

常備菜

 
家に人を招いたときに活躍するのは、やはり常備菜だそう。ピクルスやマリネ、きんぴらごぼうや大根の和え物などなど、きのこも頻繁に登場します。特にきのこは調理が簡単なうえにヘルシーで、パーティーシーズンは重宝するそうです。時間のあるときにつくっておいたお惣菜を前菜として出している間に、ササっとちょっとした料理をつくって出す。そうやって手間をかけすぎず、自分も楽しむのが臼井さんのスタイルです。
 

きのこのエスニックマリネ

 
臼井さんおすすめ! 簡単にできるきのこのマリネ

(材料)
エリンギ 100g(1パック)
マイタケ 100g(一袋)
カラフルミニトマト 6個
紫玉ねぎ 1/2個
ニンニク 2片
生姜 1/2片
パクチー、オニオンフライはお好み
塩コショー 適量
ごま油 適量
★マリネ液(ごま油大さじ2、酢大さじ1と1/2、レモン汁大さじ1、醤油大さじ1、ナンプラー小さじ1、砂糖小さじ1)

(つくり方)
(1)エリンギは食べやすい大きさに切り、マイタケは食べやすい大きさに分ける。
(2)ミニトマトは半分にカット。紫玉ねぎは薄切りにして水にさらし、辛みが抜けたら水気を切る。
(3)ニンニクしょうがはみじん切りにする。
(4)マリネ液の材料をまぜ、マリネ液を作っておく。
(5)熱したフライパンにごま油をしいて、ニンニク生姜を炒める。
(6)香りが立って来たら、エリンギ、マイタケを加えて焼き色がつくまで焼く。
(7)マリネ液に(6)と紫玉ねぎ、カラフルミニトマトを加えて混ぜ、30分置く。
(8)お好みでパクチーとオニオンフライをトッピングする。

 

ポイントは“気を使わせない”こと。自分も周りも、気兼ねなく楽しむ

 
人を家に招くことが多い臼井さんが常備しているのが、100円均一のお店などで売っている便利グッズ、いわゆる“プチプラアイテム”。特に重宝しているのが、子ども用の紙皿やプラスチックのコップだそうです。
 

プチプラアイテム

 
「準備に手間をかけすぎるのも大変ですけど、忘れてはいけないのが片付け。私、料理は好きなんですが、後片付けが嫌いなんです(笑)。お客さんがママ3人と子ども11人なんてこともしょっちゅうありますから、洗い物の量もすごく多くなっちゃいますよね。でも使い捨てなら片付けが楽だし、もしも子どもがお皿を割ってしまったら、相手に気を使わせてしまいますから。最近の使い捨ての食器はカラフルでかわいいものが多いから、子どもも喜んでくれるんですよ」
 
ポイントは、大人用のテーブルと子ども用のテーブルを分けること。子どもテーブルは使い捨ての食器で、大人テーブルはお気に入りの食器でコーディネート。また、子ども用にはワンプレートで食べ物を用意しつつ、大人テーブルからビュッフェスタイルで取り分けてあげるのがおすすめだと臼井さん。
 
「大人と子どもでは食べたいものが違いますから。大人だけの集まりなら、グリーンカレーなどエスニックをつくったりもしますけど、子どもには辛すぎますよね。それに、アレルギー持ちの子も多いですし、年齢によって食べられる量もバラバラ。だから、取り分けるのがいいと思います。一人分ずつしっかり用意したら、親は『残しちゃいけない』って気を使いますよね」
 
ホームパーティーでは、気を使いすぎたり、逆に遠慮せず振る舞ったりすることが、ちょっとしたトラブルの種になることもあります。よくあるのが“不公平感”、特にお酒は、人それぞれ飲む量が違うため不満を抱く人も多いもの。臼井さんの場合は、「自分の飲み物は自分で用意する」と決めてしまうこともあるのだそう。
 

臼井愛美

 
「コーヒーや紅茶は用意して、お酒を飲むときはみんなで買いに行ったり、自分が好きなものを持ってきてもらったりします。楽しむために集まるのに、ストレスが溜ってしまったら意味がないですからね」
 
忙しい毎日だからこそ、友人との食事やお酒の時間を、気兼ねなく家で楽しむ。臼井さんのそんな“おもてなし”スタイルは、人を招くことが増えるこれからの季節、ぜひ取り入れてみたいですね。
 
【次週はクリスマスや年末年始のテーブルコーディネートをご紹介。臼井さん愛用のプチプラグッズも登場しますよ。お楽しみに!】

 

【今週更新!きのこで菌活。】

楽しいパーティーに、きのこ料理を取り入れて、きのこで菌活! 冷え解消にも欠かせない、免疫力&筋力アップも叶えるきのこで菌活のポイントを詳しくご紹介!

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

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