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きのこで菌活。

美肌は一日にしてならず。美肌習慣をはじめよう

菌活1

これまで「きのこで菌活」でキレイに痩せるコツをお伝えしてきましたが、きのこの力はそれだけではありません。今週のトレンドコラムでは、旬の艶メイクについてお届けしていますが、「きのこで菌活」では、管理栄養士の尾上雅子先生に美容効果が期待できるきのこの力についてお話いただきました。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

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尾上雅子(管理栄養士)

管理栄養士、フードスペシャリスト。
大学卒業後、食品メーカーにて、品質管理・商品企画・販促・広報などの業務に携わる。現在は、フリーランス管理栄養士として予防医療分野で活動中。

 

きのこがあなたのお肌を救う!?

—— 編集部:きのこには、食物繊維によるインナービューティーケアや、ダイエット効果があることがわかりました。他にどのような効果があるのでしょうか?

—— 尾 上:そうですね、春の初めのこの時期は、花粉や紫外線といった肌ストレスが多くなってきますが、きのこは美肌づくりにも効果があるんです。お肌のトラブルも起きやすいですよね。美肌づくりという点でポイントとなるのはビタミンB群です

—— 編集部:ビタミンB群はどうして美肌づくりに役立つのか、おさらいさせていただけますか。

—— 尾 上:ビタミンB群は、肌の新陳代謝を整え、キレイな肌づくりを助ける効果があります。また、マイタケには、ストレスによる皮膚機能の低下を抑える効果があるという報告もあるんですよ(※日本薬学会 第125年会(2005年))。花粉や温度差など、季節の変わり目で肌へのストレスが多いこの季節にはうれしい食材ですね。

—— 編集部:なるほど、きのこは美肌への効果が高いんですね。

—— 尾 上:はい。ただ、覚えておいていただきたいのが、ビタミンB群は水溶性ビタミンで、体内に貯蔵しておくことができないということです。ですから、きのこを毎日摂ることをオススメします。きのこだとどんなお料理にも合うので、毎日の食事に簡単に取り入れることができますよ。

 

タンパク質とビタミンB群で、もっと肌をキレイに

菌活1

—— 編集部:「美肌づくり」という観点から、おすすめの食べ合わせなどはありますか?

—— 尾 上:肌の主原料はタンパク質。ですから、健康な肌をつくる上でタンパク質は欠かせません。肉、魚、大豆製品、卵、乳製品などの食材は、美肌づくりを助けるビタミンB群が豊富なきのこと、好相性の食べ合わせです。
また、肌の老化を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンEを豊富に含む緑黄色野菜を一緒に摂るといいですよ。栄養価の高い旬の野菜を意識することも大切です。

—— 編集部:食べ合わせを意識すれば、よりいっそう美肌効果が期待できるというわけですね。

—— 尾 上:そうなんです。今回おすすめしている春巻きは、美肌に効果的な組み合わせに加えて、通常は油で揚げるところを焼いているので、ダイエットにもうれしい、ヘルシービューティーメニューです。また、色鮮やかな緑黄色野菜と合わせれば、目でも楽しむことができますね。

—— 編集部:旬の食材や食べ合わせを意識しながら、カラダの中から美肌を目指してみます!

—— 尾 上:ぜひ。ちなみに、きのこは噛み応えがあるので、顔の筋肉を良く動かすことに繋がって、小顔効果も期待できます。美は一日してならず。日々の積み重ねが大切です。

 

おすすめレシピ

美肌をかなえるきのこと旬野菜のヘルシーメニュー♪

 

【次週は「きのこで菌活」を楽しく続けるための準備とコツは……?」をお届けします。】