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トレンドコラム

残り少ない年内を上手に活用。12月にやっておきたい10のこと【前編】

キッチン掃除

たくさんのイベントが待ち構えている12月を楽しむために、今からやっておきたいのが、効率のいい「年末年始の準備」。「早くない?」なんて思った人もいるかもしれませんが、何ごとも段取りが大切です! そのポイントを、暮らしやライフスタイルの分野で活躍する、ももせいづみさんが教えてくれました。やることが多すぎて胃が痛い……という方は、今週の「きのこで菌活」で紹介している、ストレスや疲れをケアする方法もチェックしてみてくださいね。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

ももせいづみ(Izumi Momose)

ももせいづみ(Izumi Momose)

暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。
執筆、イラスト、講演などのほか、雑誌、テレビ、ラジオなどさまざまな分野で活躍中。日々の暮らしの中から生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。

 

大切なのは、イメージにとらわれすぎないこと

12月と聞くと、まず「大掃除」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。今年こそは徹底してやろう!と思っていても、なかなかうまくいかないのが大掃除。ところが、ももせさんがまず教えてくれたのは、「大掃除」という言葉のイメージにとらわれないほうがいい、ということでした。

「大掃除を年末に行うのは、家族の人数が多かった時代のなごりです。年末は家族が集まって人手が多い時期だったから、畳を上げたりふすまを張り替えたり、大掛かりなメンテナンスをしていんです。でも、現代では大掛かりな掃除を行うのは難しいですよね。それに、掃除には適切な季節があるんです。実は、冬の時期は気温が低いので油汚れは固まって落ちにくく、乾燥しているため拭き掃除も向いていないんですよ」。

とはいえ、やっぱり掃除もしてスッキリしたい……と思いますよね。では、どうしたらいいのか、年末のお掃除ポイントも教えていただきました。
掃除や片付けに詳しい、ももせさんのご家庭では、年末には「玄関」「台所」「トイレ」の掃除だけは必ず行うそうです。

「家の顔でもある『玄関』、毎日の食事をつくる『台所』、みんなが毎日使う『トイレ』。この3ヶ所は、昔から神様が宿る場所と言われています。きれいに磨き上げるというよりも、1年間の感謝を込めて、家族みんなで掃除するんです。そうすると年末気分も高まりますし、この3つがキレイになると、家の中全体の印象が大きく変わって、気持ちよく過ごせるんですよ」。

「家中を徹底的にキレイにしようとするのはもちろん悪いことではありません。でも、なにかと忙しいこの時期は、ポイントを押さえて、自分たちのできる範囲でやれればいいんです。」とももせさん。場合によっては専門業者にアウトソーシングしてしまうのもひとつの手段だそうですよ。

さて、それでは、ももせさんが教えてくれた「12月にやっておきたいこと」を10個に厳選してご紹介いたします。まずは、12月前半までに済ませておきたい6つからお届けします。

 

「12月にやっておきたい10のこと」1to5(12月前半編)

【1】ゴミの最終収集日をカレンダーに記す

家の中をキレイに整理整頓しても、そこで出たゴミは新年までに持ち越したくないもの。そこで、12月に入ったらまずやっておきたいのが、可燃、不燃、ビン・缶などゴミの最終収集日をカレンダーに記すこと。
「『不燃ごみが出る掃除や整理はその日までに済ませておく』など、計画が立てやすくなりますよ」。

【2】必要なものは先に購入しておく

年末年始は何かとお金のかかる時期。そこで、たとえば「お歳暮」の手配や「年賀状」の購入など、必要なものは先に購入しておきます。ももせさんは、11月中にはクリスマスケーキを予約してしまうなど年末の手配を早々に済ませて、12月は余裕を持って過ごすようにしているのだとか。
「用意がまだ、という方は、遅くとも12月の初旬には済ませておきたいですね。」

【3】リネンやタオルの整理をする

汚れが目立つリネン類や、ごわごわになってしまったタオルなどは思い切って整理し、新調しましょう。「古くなった布類を整理すると、それだけでも気持ちがさっぱりします。新たに年を迎えるという気分にもなりますよ」。古布は雑巾としてリサイクルすれば、お掃除にも役立って一石二鳥です。

【4】冷蔵庫の中身を整理する

「年末年始は食材を購入する機会も増えるので、月の前半にはスペースを確保しておきたいものです」。賞味期限が切れた食材や調味料を片付けて、古布で庫内をキレイにしたら、残りの食材の期限をチェック。食べかけや期限が迫ったものは、年末に向けて消費するようにしていけば、無駄にすることもなくなります。

【5】クローゼットをチェックする

何かとお呼ばれの機会が多い12月。あれを着ていこうと思っていたお出掛け用の服のシミやほつれに、当日になって気づいた……なんてことになったら台なしです。あらかじめクリーニングに出しておく、あまり着ない服を洗濯しておくなどのケアをしておくと、気持ちにも余裕がうまれます。

つい「大掃除は年末に!」と考えてしまいがちですが、12月の前半にやれること、やっておいたほうがいいことはたくさんあります。早めに家中を整理することで1年の振り返りができ、来年に向けてのプランニングもしやすくなる……。12月を楽しく過ごすためのヒントは、意外と身近なところにあることを、ももせさんは教えてくれました。

【次週は、「12月にやっておきたい10のこと」の後半をお届けします。お楽しみに!】

 

【今週更新!きのこで菌活。】

今週の「きのこで菌活。」コラムでは、自ら考える「腸」についてと腸内環境を整えて12月を元気に過ごすための菌活をご紹介します。

今週の「きのこで菌活。」を読む ▶︎

今おすすめのきのこレシピ

きのこの具だくさん骨太オムレツ

ケガをせずに良いパフォーマンスを発揮するためにも、土台となる骨を丈夫にすることが大切です。きのこに豊富なビタミンDは、骨の主成分であるカルシウムの吸収を高める栄養素のため、チーズやしらすと合わせて骨づくりを助けます。また、卵に豊富なタンパク質は骨の材料となるので、成長期やアスリートの身体づくりにぴったりです。

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