エノキタケの新品種開発
エノキタケ Flammulina velutipes
野生のエノキタケは自然では本来写真のように、傘は茶褐色で柄も褐色~黒褐色で、栽培品とは全く異なります。
人工栽培されるエノキタケも、従来は光を受けると傘や柄が黄褐色に着色していました。そのため、白いエノキタケを作るためには、暗黒に近い状態で栽培しなければなりませんでした。
当研究所では光を受けても傘や柄が全く着色しないエノキタケ新品種ホクトM‐50を日本はもとより、世界で初めて開発し、昭和63年には日本で初めての純白系エノキタケの第1号登録品種になりました。
純白系品種は明るい室内で栽培管理ができることや、逆に光照射によって品質をコントロールできることなどからまたたくまに生産者に普及し、今日ではほぼ全てのエノキタケが純白系品種に切り替わっています。
純白系品種 ホクトM‐50と在来品種K-1との品質比較
野生のエノキタケは自然では本来写真のように、傘は茶褐色で柄も褐色~黒褐色で、栽培品とは全く異なります。
人工栽培されるエノキタケも、従来は光を受けると傘や柄が黄褐色に着色していました。そのため、白いエノキタケを作るためには、暗黒に近い状態で栽培しなければなりませんでした。
在来品種は光照射をうけると傘ばかりでなく、柄の基部までも着色します。特に株の根元の着色が著しくなります。ホクトM-50は光があたっても全体に何ら変化がなく、株の根元まで食べられるので、可食部分が多くなります。
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