自由研究にもオススメ!きのこの胞子紋(ほうしもん)を観察しよう!
2023.07.31
皆さん、こんにちは!
今日は夏休みの自由研究にもオススメの、ご自宅で一晩で行える「きのこを使った実験」についてのお話をさせていただきます。
題して、「胞子紋を観察しよう!」
「胞子紋」とは、きのこから出ている「胞子」を写し取ったものです。

「胞子紋」の観察は、きのこの特徴を知るためにきのこ研究員も行っている本格的な実験のひとつです。シンプルでとても簡単なので、ぜひ皆さんもお試しいただければと思います。
では早速、手順をご紹介します!
準備するもの
・きのこ(スーパーで売っているものでOKです)
・包丁
・紙(傘の裏側が白っぽいきのこの場合は黒い紙、傘の裏側が黒やピンクなど色がついている場合には白い紙だと観察がしやすくなります)
・風よけのための袋や箱など
実験手順

POINT
きのこの胞子はとても小さくて軽く、風の影響を受けやすいので、きのこの傘と紙の距離を縮めて風の影響を受けないようにすると美しい胞子紋を取ることができます。
ちなみに、今回は少し風の影響を受けてしまい、胞子が流れてしまっています・・
観察してみよう

この実験では、きのこの傘の裏にある「胞子」が紙の上に落ちることで、そのきのこの「胞子紋」(人間でいうところの指紋のようなもの)を確認することができます。
写真では少しわかりにくいのですが、実物はより精密にヒダの模様を観察することができますので、ぜひお試しいただき、実際の胞子紋をご覧いただき、きのこの世界をお楽しみいただければと思います。感動しますよ~!
さて、この胞子紋からきのこの特徴について知ることができます。
たとえば、同じ時間でも胞子がたくさん取れるきのこ、長く置いても全然胞子が取れないきのこ、胞子の色についても、白いものもあれば、黒いもの、中にはピンク色の胞子のきのこ…。ヒダの模様が違えば、できあがる胞子紋の模様も変わります。スーパーのきのこでも何種類も作れますし、野生のきのこで胞子紋を取ればさらに胞子紋のバリエーションは広がります!
最後に、触ると崩れる繊細な胞子紋を身近に楽しむ方法をご紹介します。
写真に撮ってスマホの待ち受けやSNSアイコンとして使ったり、写真を印刷して栞にしたり、リボンをつけてオーナメントにしたりとグッズに加工して楽しむことができます。きのこをいつも身近に感じることもできます!
ということで、きのこの胞子紋を印刷して作ったメダル「菌(きん)メダル」をご紹介させていただきます!

皆さんもぜひ、菌活で毎日を充実させて「菌メダル」獲得目指しましょう!
今回も、記事をご覧いただきありがとうございました。夏休みなどお時間のとりやすいこの時期、ぜひ「胞子紋」をお試しください!
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