発想を変えて実現！できる女性の“スマート家事”テクニック

子どもたちは「夏休み」、パパやママは今日もお仕事。
普段と違う夏は大忙し！今週の「きのこで菌活。」では、子どもの健康や夏休みに嬉しいパパッと作れる冷やし麺料理について取り上げていますが、今週のトレンドコラムでは「スマート家事」についてご紹介します！
忙しいのはお子様のいる家庭だけじゃありません。楽しいイベントが豊富な夏は、とっても時間がない！

今週のトレンドコラムでは忙しい毎日の中、短い時間で家事を効率的にこなすために有効な「時短」テクニックをご紹介。
でもその前に、まずは自分の頭を“スマート家事発想”に切り替えましょう！
発想を変えると、作業が合理化するだけでなく、気持ちの負担がぐんとラクになっていきます。
まずは、あなたの「家事頭」チェックからスタート。

あなたの「家事頭」は、どっちのタイプ？

短い時間で家事を効率的にこなすために、自分の思考タイプを簡単にチェックしてみましょう！あなたの「家事頭」タイプ、つまり家事の発想傾向は？
「家事頭」タイプは大きく分けて、「アルチザン（職人）タイプ」と「マネージャー（管理職）タイプ」の2つ。このどちらかが、“スマート家事発想”に向いているのです。次の項目のうち、○が多いほうがあなたのタイプです。

アルチザンタイプとマネージャータイプ、その違い

Aが多かったあなたは【アルチザンタイプ】の人。コツコツと自分なりの工夫を重ねてスキルアップすることで、自分にしかできない技術を身につけていく傾向があります。アルチザンとは「職人」という意味。実はこのタイプの人は、家事を手早く済ませるためにスキルアップを目指すと、逆に家事のハードルを自ら上げてしまうという落とし穴が。家族の中でも「自分しかできないこと」が増えていって、負担がどんどん重くなってしまいます。

一方、Bが多かったあなたは【マネージャータイプ】の人は、“スマート家事発想”の持ち主。家庭という枠組みの中で「管理職」の立場で家事を考えられる人です。マネージャー発想で考えてみると、これまでうまくいかなかったことが、スムーズに解決していくことも多いもの。時間がない、忙しいという人は、ぜひマネージャー発想を持って、スマート家事を目指しましょう！

マネージャー発想で「スマート家事」にトライ

では、具体的な「スマート家事」の方法をお伝えしていきましょう。ポイントは、実際に仕事でマネージャー（管理職）がやっていることを真似してみること。オフィスの動線を改善したり、職場環境をよくしたり。時にはダウンサイジングやアウトソーシングをすることもありますし、設備投資や人材育成だって大事な仕事です。家事でも、同じような発想で解決できることがたくさんあるんです。たとえば……。

【動線改善】タンスや衣類ボックスをベランダの近くに移動

ベランダに干した洗濯物を取り込んでから畳んで、寝室などのクローゼットに運ぶよりも、取り込んですぐに収納できれば、移動の手間が減って時短になります。

【作業環境改善】洗面所やお風呂場に、片手で使えるお掃除ブラシを配置

その場で手軽に使える掃除道具を複数の場所に配置。他の作業をしながらでも、汚れをみつけたらすぐに「ながら掃除」ができます。

【ダウンサイジング】バスタオルをスポーツタオルのサイズに変更

バスタオルは1枚およそ400g。それを約200gのスポーツタオルに変えるだけで、洗濯物の量が半分に。さらに水道光熱費のコストも削減にもなります。

【アウトソーシング】換気扇やエアコンの掃除を外注

家電や家の中の設備は、定期的なメンテナンスも必要です。すべてを自分でやろうとせず、必要経費と捉えて、外注の計画を立ててみましょう。

【設備投資】食器洗浄機を導入

食器洗浄機には、皿洗いの手間を省くだけでなく、「布巾を洗う頻度が減る」「水道光熱費の節約になる」「高温洗浄で除菌の手間が減る」などのよいことも。コストの分だけ、メリットも大きいのです。

【人材育成】土曜午前の1時間は「ファミリークリーニングタイム」に

家事を一人で頑張らず、家族や友人に手伝ってもらうための工夫を。時間を決めて定例化、その時間は決まった音楽をかけるなど、楽しくできる仕掛けを考えてみましょう。

おもしろいからやりたくなる、楽しいから続く

マネージャーの何より大切な役目は、仕事が楽しい、やりがいがあると思える環境づくり。「大変だけれど仕方ない」「つまらないけど他にやる人がいない」、そんなネガティブループにはまってしまわないよう、日々おもしろい発見や楽しみを見つけられる工夫をしていきたいもの。

例えば、使うだけでウキウキするような道具を揃えてみる。ひとつの作業が終わったら、自分にごほうびを用意する。辛いときは無理をせず、しっかり休んでエネルギーをチャージする。一日の終わりには、できなかったことではなく、できたことを数える。「できた！」という達成感を、パートナーや家族とシェアしていく。

頑張りすぎなくていいんです。おもしろいからやりたくなる、楽しいから続く、そんな発想を持って、小さな工夫を積み重ねていきましょう。