きのこで菌活。

寒さ、乾燥、風邪・・・冬を乗り切るとっておき生活術

菌活とは菌の力を利用した食品を食べることで、健康やキレイを目指し、もっとイキイキとした生活を送ろう!というものです。
チーズ、ヨーグルト、味噌、きのこなどの食品はビタミンや豊富な栄養を含むことから、整腸作用や美肌効果、老化防止などが期待できる女性の味方です。

その中でも、きのこに注目してみてください。

「菌」という字の訓読みは、なんと「きのこ」。実は、きのこは菌をそのまま食べることができる唯一の食材なのです。きのこは低カロリーなのはもちろん、腸内の善玉菌のエサになる食物繊維が豊富で、腸内環境の改善に役立つ優れものです。さらに、様々な美容・健康機能の研究も進んでいます。さらに旨みもたっぷりで、どんな料理にも相性がよく、いつもの食事にきのこを入れるだけで簡単に、手軽に「菌活」ができるのです。毎日の美容と健康は、食事から。さぁ、毎日きのこで菌活続けましょう!

菌活についてもっと詳しく知る!

今月のきのこで菌活
vol.8「寒さ、乾燥、風邪…冬を乗り切るとっておき生活術」

さて11月になると、そろそろコートが必要な肌寒い季節になってきましたね。冬は急激な気温の低下により体温も下がり、免疫力が低下しやすくなります。また空気も乾燥することからウイルスが飛散し風邪の原因に。
そこで、今回はそんな風邪をひきやすい季節でも免疫力をアップし、健やかに過ごすための生活術についてお伝えしていきます。

βグルカン・ビタミンDでインフルエンザ対策

冬になるとインフルエンザや風邪で体調を壊しがちに。そこで風邪をひかないようにする為にはまず自身を守る機能である“免疫力”を保つ必要があります。

規則正しい生活・うがい手洗い・バランスのとれた栄養は基本ですが、特に意識してみて欲しいのが「βグルカン」と「ビタミンD」です。βグルカンはきのこに含まれる糖質の一種で、人間において免疫の約70%を司ると言われている腸内において、善玉菌を刺激して免疫機能を活性化させる働きが期待できます。

βグルカンを摂取することで、ウイルスや細菌などの外敵を退治することが期待出来ます。またビタミンDもインフルエンザ予防において有効であるということで最近注目されている栄養素。ビタミンDは食事で摂取する以外でも日光を浴びる事で合成することが出来るのですが、冬になり日照時間が短くなることで不足しやすくなります。つまり食事から意識的に摂取する必要があるので、ビタミンDを含む魚介類やきのこを日々の献立に取り入れてみましょう。さらにきのこの中でもブナピーやブナシメジは継続的に摂取することでインフルエンザ予防、重症化の防止に有効であることが研究でわかりました。(※1)鍋やスープにたっぷり加えるなどしてポカポカと体を温めながら免疫機能のアップを目指しましょう!

冬に備えて、食物繊維で腸の動きを活発化

風邪に負けない、元気な体をつくる為には免疫力をアップすること=腸の機能を上げる事が重要というお話を先述しましたが、その為におススメなのが“食物繊維”です。

食物繊維は水分を含むと膨張をして腸の蠕動運動を刺激することで便量を増やすという働きがあります。また腸内で発酵すると腸内細菌のエサになり、善玉菌の働きを活性化してくれます。特に秋は冬に備えて体を整える為に非常に重要な季節!食物繊維を含む食品を日々の献立に取り入れて、腸内環境を整えることで腸の機能を高めていきましょう。そして、おススメなのが「豆腐」×「きのこ」の組み合わせ。きのこに含まれる不溶性食物繊維が豆腐の水分を含むことにより、腸内で膨張し腸の活発化に一役買ってくれます。きのこたっぷりの麻婆豆腐にするなど、家族も大好きなメニューの中に入れるなどしてアレンジしてみましょう。

ビタミンB群で寒さと乾燥から肌を守る。

乾燥も気になるこの季節は食事からの乾燥対策もお忘れなく。

乾燥におススメな栄養素は、皮膚を潤すビタミンA、血管を丈夫にするビタミンE、皮膚を作るタンパク質などですが、これらの栄養素を代謝し美肌を作り上げる為には代謝を活発にする働きのあるビタミンB群も必要です。ビタミンB群は皮膚の健康を乾燥から守るために必要な栄養素なのです。

このビタミンB群は不足してしまうとお肌のターンオーバーに支障をきたしてしまうので、食べ物からしっかりと補給しましょう。ビタミンB群の中でも特にナイアシンは、皮膚粘膜の健康維持に関わっていますが、きのこの中では特にエリンギがナイアシンを多く含んでいます。

また、エリンギは保湿効果の期待出来るトレハロースも含む食品なので、タンパク質やミネラルを含むお肉、ビタミンEを含むオリーブオイル、ビタミンAを含む緑黄色野菜などと一緒にソテーするなどおすすめです。色んな食材に「+エリンギ」するなどして、乾燥しやすい季節でもしっとり美肌を目指しましょう。

また、美肌の為にはストレスを適度に発散することもポイント。紅葉の景色を散歩してみたり、寝る前に少しストレッチをしたり、湯船にゆったり浸かってみるなど、リラックスできることで頑張っている体を時々休ませてあげるのも良いですね。

冬に向けて、季節を楽しみながら体内からの“体調管理”をやってみましょう!

【監修】管理栄養士 川村郁子先生

  • ※1:日本機能性食品医用学会 第8回総会(2010年)

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