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きのこアルバム

人類が知りつくせないほどの種類があるきのこ。その一部をご紹介します。

【きのこアルバム】モエギタケ

夏も終わりに近づき、夜風にも少しずつ涼しさを感じるようになってきましたね。

この時期の風物詩のひとつに「お月見」がありますが、夜空に浮かぶ美しい月を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか♪

そこで今回は、秋の美しい“満月”を思わせるきのこ『モエギタケ』をご紹介します。

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モエギタケは、日本をはじめヨーロッパや北アメリカなど、北半球各地で見ることができるきのこです。夏から初秋にかけて、主に広葉樹林の湿った地面や草地に発生します。

傘の大きさは直径約3~7cm。発生したばかりの頃は“おまんじゅう”のような形をしていますが、成長するとほぼ平らに開いていきます。
傘の表面は粘り気のある膜に覆われており、乾くとツヤが出るのが特徴で、傘の縁には白い綿毛のような小さな鱗片が見られるそうです。

また、傘の色は初め青緑色や緑色をしていますが、成長すると黄緑色や黄色みを帯びた「もえぎ色」へと変わっていきます。

一方、傘の裏側には「ひだ」があり、柄に対してまっすぐ付いています。また、ひだも成長とともに色が変わり、発生したばかりの頃は灰白色ですが成長するにつれて紫褐色へと変化し、ひだの縁には白っぽい色が残るのも特徴です。

柄の長さは約4~10cm、太さ約4~12mm。中はストローのように空洞になっており、上部は白色、下部はわずかに緑色を帯びています。また、柄の真ん中から上あたりには薄いツバが見られますが、成長すると取れてしまうことも多いそうです。

さらに、ツバより下には白い綿毛のような鱗片が見られ、地中にある根元には白い菌糸が束になって付いているのも特徴の一つです。

ちなみに、モエギタケによく似たきのこに「チャモエギタケ」があります。見た目はよく似ていますが、チャモエギタケは傘が灰褐色をしていることから見分けることができるそうです。
なお、モエギタケは食毒不明とされていますので、見つけた際は目で見て楽しむようにしてくださいね。

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やわらかな萌黄色へと変化するモエギタケのように、少しずつ秋へと移り変わるこの時期。秋の夜空に浮かぶ月を眺めながら、秋のゆったりとした時間を楽しんでいきましょう!

【出典】
原色日本新菌類図鑑(Ⅰ)p.192
増補改訂新版 山渓カラー名鑑 日本のきのこ p.221
スタンダード版 新分類 きのこ図鑑 p.239

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