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ライフアップコラム

花粉症に悩んでいる方必見!原因となる「肺」の弱りと「水」の滞りを緩和するツボ4選

2026.03.13
花粉症に悩んでいる方必見!原因となる「肺」の弱りと「水」の滞りを緩和するツボ4選

春の暖かさを感じる日が増え、お花見やレジャーなどおでかけが楽しくなる時期ですね。一方で春の訪れとともに花粉の飛散がピークを迎え、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの花粉症の症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。花粉症による鼻の不調は、東洋医学では「肺」の弱まりと「水」の滞りが関係していると考えられています。

そこで今回は、東洋医学の視点から花粉症の症状緩和を助けるツボをご紹介します。また、花粉症対策に役立つ食事のポイントも合わせてご紹介していますので、花粉シーズンを快適に過ごすためのヒントに、ぜひご覧ください。

INDEX

東洋医学で読み解く花粉症の原因とは?

東洋医学では、花粉症を単なるアレルギー反応としてだけでなく、身体のバリア機能の低下や水分の代謝異常も原因と考えられています。
肺は呼吸の他にも、皮膚や粘膜のバリア機能(=衛気:えき)を司る重要な役割を担っています。つまり、肺の気が弱まると、外からの邪気(花粉など)の侵入を防ぎにくくなるため、花粉症の症状を感じやすくなるのです。
また、「肺は鼻に開竅(かいきょう)する」という言葉があり、肺の状態は、鼻という開口部に直接現れると考えられているため、鼻の不快感を和らげるためには肺を正常に保つことが大切です。

さらに、鼻水や涙が止まらないのは、体内の水分代謝がうまくいかず、水が溢れ出ている状態(水毒)とも考えられています。そのため、体内の余分な水を排出することも、東洋医学での視点から見た花粉症対策の基本となるのです。

花粉症対策におすすめのツボ4選

3月のツボ1.孔最(こうさい)

<ツボの位置>
腕の内側で親指側にあります。肘の横ジワと手首を結んだ線上で、肘から約1/3のあたりが目安です。

<孔最とは>
肺経(はいけい)という経絡上にあるツボです。鼻水が気になるときなど、呼吸器系のトラブルに効果的とされています。孔最は「鼻孔に肺の気を通すのに最も優れている」という意味があり、即効性が期待できる便利なツボです。
ほどよい刺激を感じる程度の強さで、ゆっくり押してゆっくり離す動作を5回ほど繰り返してみてください。

3月のツボ2.迎香(げいこう)

<ツボの位置>
左右の両小鼻のわきにある、少し凹んだところにあります。

<迎香とは>
大腸経(だいちょうけい)という経絡上のツボで、五感のトラブルに効果的とされています。
迎香は文字通り「香りを迎える」ツボで、鼻が詰まってスッキリしないときや鼻の通りを良くして香りを感じやすくしたいときにおすすめです。人差し指や中指の腹を使い、自分が「気持ちが良い」と感じる程度の力で優しく押すのがポイントです。

3月のツボ3.印堂(いんどう)

<ツボの位置>
顔の眉間の中央にある、少し凹んだところにあります。

<印堂とは>
奇穴(きけつ)と呼ばれるツボの一つで、経絡に属さず、独特の効果を持っています。
鼻のムズムズなどの症状が気になるときは、ジワーっと少し強めの力で鼻がスッキリするまで押してみましょう。ほどよい刺激を感じる強さで、ゆっくりと押して離す動作を何度か繰り返すのがおすすめです。また、鼻の不快感だけでなく、頭をスッキリさせたいときにも役立ちます。

3月のツボ4. 上星(じょうせい)

<ツボの位置>
額の左右中央のライン上で、髪の生え際から上に親指の幅1本分(約2センチ)上がったところにあります。

<上星とは>
督脈(とくみゃく)上のツボです。鼻の通りを良くして、鼻詰まりや鼻水にアプローチするほか、頭の血行をサポートし、頭痛や眼精疲労の緩和にも役立ちます。
また、寝る前に刺激すると、いびきの防止にもつながるとされています。
両手で頭を抱え込むようにして、中指の腹でジワーっと押して刺激してみてください。

過去に掲載したツボの中で花粉症対策に役立つツボをご紹介します。

4月に掲載した風池(ふうち)は、目のかゆみや花粉症からくる頭痛緩和に役立ちます。
【4月の記事はこちら】

8月に掲載した合谷(ごうこく)は、顔面部の症状全般に効く万能ツボです。
【8月の記事はこちら】

10月に掲載した肺兪(はいゆ)は、肺の機能を高め、バリア機能を強化します。
【10月の記事はこちら】

花粉症にも「きのこ」が効果的!症状緩和に欠かせない栄養素とは

花粉症対策にはツボ押しによる外からのケアと併せて、毎日の食事による内側からのケアも大切です。花粉症は免疫の過剰反応が原因ともいわれているため、免疫を司る「腸」を整えることがポイントとなります。

そこでおすすめなのが、きのこです。きのこには腸を整えるのに役立つ食物繊維が豊富に含まれているため、免疫力アップをサポートして花粉症の症状緩和を助けます。また、きのこを定期的に食べることで、アレルギーの原因物質の排除を促す「IgA抗体」と呼ばれる免疫物質が増えるといわれています。このIgA抗体は腸内で作られるため、腸を整えることで効率よくIgA抗体が作られ、症状緩和を後押しします。

また、きのこは免疫機能をサポートする栄養素であるβ-グルカンやビタミンDを豊富に含む食材です。β-グルカンは免疫細胞を活性化させ、免疫の過剰な反応を穏やかにするよう調整する働きがあります。ビタミンDは、皮膚や粘膜の結合を強くしてバリア機能をサポートするため、ウイルスや花粉の侵入を防ぐのに効果的です。

さらに、きのこの中でもマイタケには、アレルギーの原因となるヒスタミンの分泌を防ぎ、さらに炎症を促進する遺伝子の発現も抑えてくれることが明らかになっています。

春に多くの方が悩まされる「花粉症」。花粉症対策に役立つツボ押しと「きのこ」をとり入れて身体を内側から整え、春を快適に楽しんでいきましょう。

参考文献
症状改善!ツボ大全.布施雅夫監修.成美堂出版.2024
m’s鍼灸院|ツボ紹介