夏こそ！ツルツルキレイ肌で過ごすための「スキンリセット」

夏は他の季節に比べ、圧倒的に汗の量が多くなります。これはテカリの原因になるため、パウダーなどで何度も化粧直しをしがちになりますが、今年は思い切ってメイクデトックスを！
今週も元女優のシニア野菜ソムリエ、中村慧子さんが「夏にオススメ美肌ケア」をテーマに女優業時代に学んだ「美メソッド」や「美肌になる野菜の食べ方」をご紹介。思い切ったリセットで、自分の理想肌を手に入れましょう。
また、「きのこで菌活。」では、美肌や夏バテ予防に欠かせないビタミンB群の働きに関してお届けしているので、こちらも併せてチェックして、内側と外側からのケアを始めましょう♪

すっぴん時間増が、美への近道

メイクは味覚と同じように、濃くすればするほどその状態に慣れてしまいます。濃い味付けが続けば素材本来の味を美味しいと感じられなくなるように、濃いメイクが続くとナチュラルメイクでは満足できなくなりがちです……。これが自分の素顔＝「すっぴん」から遠ざかる原因になっています。メイク時の顔と素顔にギャップがある人ほど、「すっぴん」の自分に自信がもてなくなり、お休みの日もフルメイクなんてことも。でも、この「すっぴん」でいる時間を増やすことで、実は驚くべき効果を発揮するんです。すっぴん時間をそんなに作れない…という方はいつもの1/3程度のメイクに抑えれば、肌本来の美しさも取り戻しやすくなりますよ！

緊張感が美人顔を育む

デビュー前の女優さんが美のために最初にすること。それは、自分の「すっぴん」を好きになることです。3ヵ月～半年の間、日焼け止め以外のメイクをすべてやめ、ひたすら自分の素顔と向き合います。多くの人の前で感情を表現するのが女優。その感情が一番現れる顔をまずは裸にする必要があるんですね。それにメイクをせずに過ごしていると、「すっぴん」でもなんとか可愛く、ステキに見せたいという意識と緊張感から、顔がどんどん引き締まっていくんです。

これは今月のトレンドコラムvol.１でお伝えした「見られる意識」と繋がっています。美肌もダイエットも「意識」がすごく大切。積極的に緊張感のある環境へ自分を持って行きましょう。とはいえ、女優さんのように四六時中、3ヵ月もの間「すっぴん」で過ごすのは難しいですよね。そこでおすすめしたいのが、休日に自分の大好きな洋服ブランドの試着を「すっぴん」ですること！ すっぴん顔でも好きな洋服が似合う自分をイメージしてください。意外とハードルが高いのですが、この繰り返しが顔を鍛えてくれます。それにメイクをしていない時に似合う洋服は、自分の内側から醸しだされる雰囲気と本当にあっている洋服ということ。衝動買いや失敗も少なくなりますよ。
▶ 7月のトレンドコラムVol.1【夏を味方につけたインナー＆ボディケアを始めよう！】を見る

日差しに負けない肌づくりは、「赤」がポイント。

「すっぴん」時間を多くすることで再認識できるお肌の状態。ファンデーションでカバーはできないので、食生活からのケアに力が入るようになります。とはいえ夏場は強い日差しによるシミやソバカス、冷房によるドライ肌といったスキントラブルは尽きません。そんな夏のお肌をいたわってくれる食物が、トマトや赤パプリカ、スイカといった赤色野菜。抗酸化力の高いリコピンが含まれているので、美肌効果が期待できるんです。その吸収を高めるのはオイルなので、ドレッシングやオリーブオイルでいただくのが良いですよ。さらに、老廃物を排出する効果が高いきのこを取り入れるのがおすすめ。きのこに豊富に含まれるビタミンB群は、お肌の再生に効果的に働きかけてくれます。

今年のベースメイクは日焼け止めで

メイクデトックス、赤色野菜ときのこで夏の美肌はもう手に入れたようなもの。その肌をいたわるためにも、日焼け止めをベースにしたナチュラルメイクがおすすめです。（この夏のUVケアのトレンドは【お肌を「紫外線」＆「大気汚染対策」から守ろう】でもご紹介中！）
ジューシーカラーがキーワードになっている今夏のメイクも、ベースを日焼け止めにすればより質感も際立ちキレイに仕上がります。特に日焼け止めを顔全体にのばしてから軽くパウダーで抑えれば、艶感がアップ♪ お肌にやさしいトレンドメイクが完成しますよ。もちろん日焼け止めはナチュラルタイプ、しかも洗顔だけで落とすことができるものが肌へのダメージも少なくておすすめ。日常遣いならSPF30、海やキャンプなどのアウトドアならSPF50を目安にしてください。日焼け止めなら自分の肌色をいつでもチェックできるので、その日の調子もわかりやすい。だから、「カラダの中からキレイになろう！」という意識も芽生えやすく、食生活の改善にもつながります。今年の夏でお肌をリセットし、秋冬でさらなる美肌を手に入れましょう。