きのこで菌活。

女性の健康の源は「腸」にあり!


 
秋が深まってきました。この時期は、過ごしやすいからこそ、カラダの不調に気づきやすいかもしれません。女性の健康を見つめ直すきっかけともなる、ピンクリボン月間の10月第1週目は、健康で快適な毎日を送るための「インナーケア」のポイントをあらためてご紹介。今週のトレンドコラムで取り上げたウォーキングと合わせて実践すれば、効果はさらにアップ! 管理栄養士・料理家の磯村優貴恵さんが教えてくれた、腸内環境の改善方法をご紹介します。

 

—————— 教えてくれたひと ——————

磯村優貴恵(管理栄養士・料理家)

関東学院大学人間環境学部健康栄養学科卒。大手ダイエットサロンに勤務中、食事指導で具体的なメニューや調理法を伝える必要性を感じ、退職後、3年間の料理経験を積む。現在は、子どもから大人まで家族みんながおいしく食べられるレシピや栄養情報を、誌面やウェブで発信。商品開発なども手掛ける。

 

健康のかなめは「インナーケア」にあるんです

—— 編集部:今月は「ピンクリボン月間」。改めて自分のカラダを見つめ直そうということで、今回は女性に多いカラダの悩みを解消する方法について教えてください。

—— 磯 村:女性のカラダの悩みは肥満や肌荒れ、便秘など、たくさんありますよね。まず覚えておいてほしいのは、こういったカラダの不調をケアせずにいることは、がんや生活習慣病などの大病を招くことにつながりかねないということです。

—— 編集部:肌荒れや便秘が、大病に・・・ですか?

—— 磯 村:これら不調の多くは、実は「腸」に起因しています。腸は、必要な栄養素をカラダに取り込み、不要なものを排出する役割があることはご存知ですよね。ところが腸の働きが悪くなると、老廃物をうまく排出できず、必要な栄養素を効率よく取り込むことができなくなってしまうんです。その結果、便秘や肌荒れ、肥満など、まずは皆さんを悩ませる身近な不調を引き起こしてしまうというわけです。

—— 編集部:まずは腸内環境を整えることが大切ということでしょうか?

—— 磯 村:そのとおりです。腸内環境を改善する「インナーケア」は、健康を目指すために欠かせません。まずは、毎日の食事にきのこなどの菌類を取り入れる「菌活」を続けてみてください。菌類は腸の働きをサポートしてくれるので、カラダを内側から健康に、キレイにしてくれます。

 

病を防いでくれる、2種類の食物繊維

—— 編集部:腸内環境を整えてくれるといえば、きのこの食物繊維について、この菌活コラムでもよくご紹介しています。改めて、どうして食物繊維が腸にいいのか教えてください。

—— 磯 村:食物繊維には、大きく「不溶性」と「水溶性」の2種類があって、きのこに多く含まれているのは「不溶性食物繊維」のほう。水に溶けないので、腸をダイレクトに刺激して動きを活発にしたり、老廃物を絡め取って、腸が排出する力を助けてくれます。

—— 編集部:では、「水溶性」にはどんな働きがあるんでしょうか。

—— 磯 村:水に溶ける「水溶性食物繊維」は、納豆やオクラ、りんごやももなど果物、こんぶやわかめなど海藻類に多く含まれています。こちらも、ゲル状になってコレステロールの排出を助けるなど多くの働きがありますよ。不溶性と水溶性、両方を摂ることで更に腸内環境のバランスが整うんです。

—— 編集部:2つの食物繊維を意識することで効果が高まるんですね!ほかにもカラダに嬉しい食物繊維の効果があれば教えてください。

—— 磯 村:きのこに含まれている「β-グルカン」も、食物繊維の一種です。β-グルカンは体内に入ってきたウイルスなどと戦って体を守る働きがあるので、免疫力アップに役立ちますよ。きのこの食物繊維を意識して摂り、バランスよくメニューに組み込むことで、健康上のメリットをたくさん享受することができるので、やはり「きのこで菌活」はおすすめですね。
がんなどの大病は、日々の積み重ねが原因となって現れるもの。毎日の食事に意識を向けて小さな不調からケアしていきましょう!

 

おすすめレシピ

きのことりんごで食物繊維たっぷり!旬の食材のうま味を凝縮し、秋の味覚を存分に味わえる一品です。

 

【次週は、女性に欠かせないお肌の悩みの解消法をうかがいます。そのカギとなるのは、秋の旬の食べ物だそうです。お楽しみに!】