開発から販売までの一貫体制をとるホクトは、
日本で唯一の「きのこ総合企業グループ」です。
1999年に東京証券取引所一部上場を果たし、
現在、日本を含む世界4カ国できのこを生産・販売するホクト。
その成長に隠された戦略とは?
ホクトの急成長を支えたのは、1年に1センターペースで進めてきた新工場の建設でした。
新鮮なきのこを食卓へ届けるために消費地生産にこだわり、全国各地にきのこセンターを設置。北から南までさまざまな気候のもと、きのこを安定的に作る技術を確立しています。 現在は北海道、宮城、長野、新潟、富山、静岡、三重、香川、広島、福岡と21拠点34センターが稼働しています。
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日本食ブームやヘルシーで栄養価の高い「きのこ」の特性を武器に、海外進出にも積極的に取り組んでいます。
世界のきのこ屋さんを目指して、米国、台湾、マレーシアで海外事業を展開。2012年に台湾で第2センターが稼働するなど、順調に数を伸ばしています。 今後は北米、東南アジア市場のみならず、中国やヨーロッパなど新規エリア開拓も目指します。
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約1万株の菌株(スラント)を低温保存。これらの菌株は、野生きのこの採集や、品種開発で得られた優良な品種で、遺伝資源として活用するために保存されています。
きのこの新品種の研究開発に力を注いでいます。現在販売しているエリンギ、マイタケ、ブナシメジ、ブナピー、霜降りひらたけ、一番採り生どんこに関しても、常に優れた品種を求めて改良。 エノキタケ、アガリクス、ヤマブシタケの他、きのこの王様マツタケ、ヨーロッパで人気のポルチーニなどの研究も進めています。
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1つの工場で1日に作られるきのこは約8トン~10トン。1つひとつ愛情を込めて作られています。
エリンギ、マイタケ、ブナシメジを中心に、ホクトが独自に開発したブナピー、霜降りひらたけ、一番採り生どんこの6品目を出荷しています。全国のきのこセンターで1日あたりに出荷されるきのこの数は、100gに換算して約250万パック。 きのこで菌活をキーワードにきのこの健康効果や魅力、メニューを提案し、さらなる消費拡大を図ります。
close- 生どんこ
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霜降り
ひらたけ
- マイタケ
- エリンギ
-
ブナシメジ
ブナピー
(2023年3月31日現在)
菌の研究開発から、生産・販売まで。一貫してきのこづくりに取り組む‘チーム’がここにあります。
グループ全体での従業員数は4,191名。正社員の他に、地域を限定して働ける地域限定社員等がいます。 正社員における男女比率は現在は男性が高いものの、女性採用に積極的に取り組んでいます。 女性に響く美容や健康をテーマにしたメニューや企画の提案など、さまざまな現場で女性社員が活躍しています。
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(平成29年3月)
包装資材を取り扱い50年、きのこ生産に取り組み25年。
何事も社員の力で挑戦を続けてきたホクトの成長を支えてくださったのは、お客様です。
ホクトは常に新しい商品開発に挑戦することで、売上を伸ばしてきました。きのこの自社生産を始めた当時はまだ生産量の少なかったブナシメジの成長を予測し、エノキタケからブナシメジ生産へと移行。 苦味が少ないブナシメジの新品種の誕生によって、ホクトは急成長することになりました。また、世界で初めて量産化に成功したエリンギのヒットによっても売上が拡大。 今後はきのこ事業に加えて、自社きのこを使った加工食品事業の拡大、ホクト産業の化成品事業においても自社製品の製造を強化することで、さらなる成長を目指します。
close- 1-10期
- 11-20期
- 21-30期
- 31-40期
- 41-50期
- 51期-