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きのこで菌活。

お正月をリセット!ヘルシー習慣で新たな自分に

菌活とは菌の力を利用した食品を食べることで、健康やキレイを目指し、もっとイキイキとした生活を送ろう!というものです。
チーズ、ヨーグルト、味噌、きのこなどの食品はビタミンや豊富な栄養を含むことから、整腸作用や美肌効果、老化防止などが期待できる女性の味方です。

その中でも、きのこに注目してみてください。

「菌」という字の訓読みは、なんと「きのこ」。実は、きのこは菌をそのまま食べることができる唯一の食材なのです。きのこは低カロリーなのはもちろん、腸内の善玉菌のエサになる食物繊維が豊富で、腸内環境の改善に役立つ優れものです。さらに、様々な美容・健康機能の研究も進んでいます。さらに旨みもたっぷりで、どんな料理にも相性がよく、いつもの食事にきのこを入れるだけで簡単に、手軽に「菌活」ができるのです。毎日の美容と健康は、食事から。さぁ、毎日きのこで菌活続けましょう!

菌活についてもっと詳しく知る!

今月のきのこで菌活
vol.10「お正月をリセット!ヘルシー習慣で新たな自分に」

新しい年を迎え清々しい気持ちのこの季節。お正月休みは家族でゆっくりコタツに入り、おせち料理にお餅にと美味しいものも沢山ですが、外が寒く運動不足になった結果...「お正月太りしてしまった!」という方も多いはず。
そこで、今回は気持ちも新たに年末年始で蓄えてしまった脂肪をリセットし、美しく冬を乗り切る為のきのこ活用術についてご紹介します。

今年は無理をしない「一品付け足しダイエット」に挑戦!

お正月に食べ過ぎて冬太りしてしまった体をリセットする為には、“ストレスをなるべく溜めずに脂肪を燃焼すること”がポイントです。

気温が低く外で運動するのは億劫になりがちですが、家の中でエクササイズをしたり、寝る前にストレッチを少し行うなど室内でもちょっとした工夫で消費することが出来ます。

また、ダイエットで一番のストレスになるのが「食事制限」。食べたいものを我慢していつか爆発してしまうよりも、いつものメニューに一品付け足すことで栄養をプラスするダイエットは如何でしょうか。

そこでおススメなのはきのこを始めとする海藻や野菜など、低カロリーでビタミンやミネラルなどを補給できるヘルシー食材です。

特にきのこは100gあたり約20kcalと低カロリーかつ食物繊維もたっぷりなので、食べ応えも有ります。その中でも特にエリンギはいつものメニューに約90g追加して毎日食べ続けることで体脂肪率が減ったとの報告がされています。(※1)

お正月に食べ過ぎた身体をリセットする為に、例えば低脂肪なささみで体に優しいお粥を作るときにたっぷりのエリンギを付け足すなどして、きのこの食物繊維で腸も血液もお掃除しながら美味しくダイエットをしてみましょう。

打倒乾燥!ビタミンB群で潤い肌へ~美肌効果抜群のマイタケ~

1月は暦の上では春ですが、まだまだ気温も寒く空気も乾燥しています。

そんな時期に気になるのは「お肌の乾燥」や乾燥からくる「シワ、たるみ」などです。スキンケアで表面の保湿もしながら、しっかりと栄養補給をして内側からも乾燥対策をしたいもの。

そこで意識して摂って頂きたい栄養素がビタミンB群です。ビタミンB群は美容ビタミンとも呼ばれ、お肌の新陳代謝を促すことでしっとり美肌に導いてくれます。そんなビタミンB群をたっぷり含んでいるのがマイタケです。

さらにマイタケはビタミンB群だけでなく、お肌の潤いを保つトレハロースやシミやそばかすの原因となるメラニン色素の発生を抑えるチロシナーゼ阻害物質も含んでおり、美白やストレスが原因で起こる肌荒れの予防・改善ダメージ回復したい方におススメです。(※2)

このマイタケをコラーゲン合成に関わるビタミンCを含むレモンで和えてマリネなどにして「冬の美肌対策レシピ」など如何でしょうか。

美肌効果が確認されたオルニチン豊富なブナシメジ

また、美肌に導く為にもう一つおススメなきのこがブナシメジ。

ブナシメジはオルニチンを100g中140mgと豊富に含んでいる(※3)美肌食材です。オルニチンというとお酒好きな方にお馴染みの肝機能を向上する成分として有名ですが、細胞の新陳代謝を向上させる働きがあるので肌の状態を改善しツヤ肌を目指したい方にもおススメな成分なのです。

ブナシメジとブナピーをたっぷり入れてビタミンB群を含むチーズと組み合わせるのもおススメです。

『一年の計は元旦にあり』ということわざもあるように、1月は新しいことを始める絶好の時期。
今年はヘルシー菌活習慣を取り入れて、健康美な新しい自分をスタートさせてみませんか。

【監修】管理栄養士 川村郁子先生

  • ※1:薬理と治療vol.38-no.7掲載(2010年)
  • ※2:日本薬学会 第125年会(2005年)
  • ※3:日本きのこ学会 第16回大会(2012年)

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