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ライフアップコラム

夏に向けたダイエットも“ツボ押し”が効果的!痩せやすい身体へ整えるツボ4選

2026.05.11
夏に向けたダイエットも“ツボ押し”が効果的!痩せやすい身体へ整えるツボ4選

気温が上がり過ごしやすい日が続いていますね。薄着になるこの時期は、夏に向けてダイエットへの意識が高まっている方も多いのではないでしょうか。一方で、「食事量を減らしてもなかなか痩せない」とダイエットへの悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。東洋医学では、痩せにくい身体の原因は「気の巡り」の滞りが関係していると考えられています。

そこで今回は、痩せにくい原因を東洋医学の視点から紐解き、夏に向けて身体をスッキリ整えるためのおすすめのツボを4つご紹介します。また、痩せやすい身体づくりに役立つ食事のポイントも合わせてご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

INDEX

東洋医学で読み解く。痩せやすい身体づくりのポイントとは

東洋医学では、春から初夏は、環境の変化などで肝(かん)がダメージを受けやすい季節とされています。肝は全身の巡りをコントロールする「疏泄(そせつ)」を担っているため、その働きが乱れると気の巡りが悪くなり、代謝の低下につながります。代謝機能が低下すると老廃物が溜まってしまうため、肥満や痩せにくい身体へとつながってしまうのです。

また、五行学説において、肝(木)と消化吸収を担う脾(土)は深く関わりがあります。ストレスなどで肝の働きが乱れると脾の働きも低下し、暴飲暴食や消化不良を引き起こしやすくなると考えられています。
その結果、食べたものをうまくエネルギーに変換できず、余分な水分や脂肪が「痰湿(たんしつ)」として体内に溜まりやすくなるのです。そのため、痩せやすい身体づくりのためには、肝の働きを整えて気の巡りを良くすることとあわせて、脾の働きをサポートすることも大切です。

夏に向けて身体を整える、おすすめのツボ4選

5月のツボ1. 陽陵泉(ようりょうせん)

<ツボの位置>
ひざの下、外側の出っ張った骨の前方下にある“くぼみ”に位置しています。

<陽陵泉とは>
肝と関係の深い「胆(たん)」に作用する、胆経上にあるツボです。気の巡りをスムーズに整え、疲労回復を促し、身体をイキイキと活性化させる効果が期待できます。また、腰痛の予防にも役立つとされています。
足を軽く曲げた状態で両手親指を使い、ツボの位置を探しながら、心地よい強さでゆっくり押してみてください。ツボ押しと合わせて有酸素運動や食事のカロリーコントロールをすることで、ダイエット効率が高まります。

5月のツボ2. 帯脈(たいみゃく)

<ツボの位置>
おへその高さで、身体の側面(ウエストの最もくびれている部分)に位置するツボです。

<帯脈とは>
帯脈は、胆経上に位置する重要なツボのひとつです。肝臓や腎臓を温めて栄養を与え、気と血を整えて身体のバランスを保つ働きがあるとされています。特にウエスト周りの巡りに関わりが深く、この部分を整えることで自律神経の軸も整うとされ、このツボ周辺を温めることは、すべての臓器に良い影響を与えてくれます。
ストレスを感じやすい5月は、この帯脈を刺激して内臓の働きを活発にすることが大切です。左右の帯脈に両手親指を当て、腰をつかむようにやや強めに押してください。

5月のツボ3. 承山(しょうざん)

<ツボの位置>
ふくらはぎの中央ライン上で、膝の裏と踵(かかと)の中間点にあります。

<承山とは>
膀胱経上にあるツボで、腎臓や膀胱など水分代謝に関わる働きがあるとされています。このツボを刺激すると、体内の水分の流れを良くする効果が期待でき、足のむくみや重だるさの対策としてもとても有効です。老廃物を含んだ余分な水分が排出されやすくなるため、スッキリとした下半身を叶えられます。
押す際は、両手でふくらはぎを包み込むようにし、親指を重ねて骨の方向へ向かって押します。3〜5秒ほど、痛気持ちいいと感じる力で押しましょう。

5月のツボ4.崑崙(こんろん)

<ツボの位置>
外側のくるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみに位置します。

<崑崙とは>
膀胱経上にあるツボのひとつです。崑崙というツボの名前は、仙人が住むとされた中国古代の伝説の山に由来しています。足にあるツボですが、頭や胸郭など上半身(天部)の不調に関わるとされることから、この名前が付けられました。
このツボを刺激することで、身体の後ろ側のたるみを取り除き、頭から顔のリフトアップにも効果的です。さらに、腰痛の緩和にも役立つとされています。
押す際は、親指で「痛気持ちいい」と感じる強さで約5秒間押し、ゆっくり離すという動作を3〜5回繰り返しましょう。

最後に、過去に紹介したツボの中で、痩せやすい体質づくりに役立つツボをご紹介します。

4月に掲載した太衝(たいしょう)は、肝の機能を高める代表的なツボです。ストレスを強く感じている時や、イライラして甘いものが食べたい時の食欲コントロールに役立ちます。
【4月の記事はこちら】

6月に掲載した陰陵泉(いんりょうせん)・足三里(あしさんり)・豊隆(ほうりゅう)は、体内の水分代謝を促して下半身のむくみや重だるさを改善するツボです。
【6月の記事はこちら】

ダイエットには食物繊維やビタミンB群の豊富な「きのこ」もおすすめ!

痩せやすい身体をつくるためには、ツボ押しで巡りを整えながら、食事で身体の内側から胃腸(脾)をケアし、老廃物である痰湿を溜め込まないことが大切です。

そこで日々の食事に積極的にとり入れたい食材が、ダイエット食材としても知られる「きのこ」です。

きのこに豊富な食物繊維は、腸内環境を整え、体内の老廃物や余分なコレステロールの排泄を促すのに役立ちます。また、食物繊維は、糖質や脂質の吸収を緩やかにする働きもあるため、急激な血糖値の上昇が抑えられ、体脂肪の蓄積を防ぐ効果もあります。

さらに、きのこに豊富に含まれるビタミンB群は、三大栄養素の代謝を促す重要な栄養素です。ビタミンB群は、食べたものを効率よくエネルギーや筋肉に作り変える働きがあるため、余分な脂肪として体内に蓄積するのを防いでくれます。

加えてきのこは100gあたり約20kcalとヘルシーなうえ、噛み応えもあるため満足感も得やすく、食べ過ぎの予防にも役立ちますよ。

夏に向けてダイエットの意識が高まるこの時期。ツボ押しによる外側からのケアと、きのこをとり入れた食事による内側からのケアを組み合わせて、痩せやすい軽やかな身体をつくっていきましょう!

参考文献
症状改善!ツボ大全.布施雅夫監修.成美堂出版.2024.7.
図解経絡と解剖学.吉田啓著.中外医学社.2023.3
予防と健康シリーズ「よく効く足のツボ」.黒須幸男.
m’s鍼灸院|ツボ紹介