切干大根のおやき(長野県)
郷土で古くから伝わるお料理は、素朴でどこかしら懐かしい味がします。長野県信州ではお盆の頃になると地物の丸なすがよく穫れます。家庭では様々なおやきを作り、帰省した家族に食べさせたり沢山作っては隣近所へもお裾分けをします。あん(具)の味付けには自家製味噌を使う家もあり、味もその家の工夫によって違うので食味しあう中でおやきを通じて親しい交流が生まれます。おやきが郷土の食べ物として永く受け継がれてきた理由もこんなところにあるのかもしれません。
材料18個
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マイタケ、ブナシメジ
各100g
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切干大根…100g、水…400cc
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にんじん
30g
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サラダ油
大さじ2・1/2
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砂糖…60g、みりん…50cc、酒…50cc、しょう油…60cc、味噌…少量
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【おやきの皮】中力粉…500g、水…320〜340cc
つくり方
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皮を作る。中力粉に水を一気に注ぎ、手を向こうから手前に動かして、10〜15分程よく練り、ラップをかけて20〜30分間このまま休ませる。 ※耳たぶより柔らかい固さが目安です。
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ブナシメジは石づきを取り、マイタケとともに手でほぐし、にんじんは3cmの千切りにしておく。
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切干大根はさっと水で洗ってごみを除き、分量の水を加え柔らかくなるまで煮る。
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砂糖、みりん、酒を加えて煮て、汁がなくなってきたらしょう油、サラダ油、にんじん、マイタケ、ブナシメジを入れ、汁気がなくなるまで煮含め、味をみながら味噌を少量加えさましておく。
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皮を18等分し、手粉をつけながら手で丸く広げて、具の汁気を切り、乗せて包む。 ※皮は手に付きやすいので、手粉で調整しながら包んでいく。
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沸騰した蒸し器に入れ15分ほど蒸す。※油を引いたフライパンで蒸し焼きにしてもおいしいです。
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